エイトトラップとは何なのか
この釣り方は、簡単に言うとルアーを追ってきた魚を、目の前まで来ても食いつかなかった時などに、ルアーを8の文字を描くように動かして釣る方法です。普段は手前まで追ってきた魚に気が付かれて、魚がUターンしていくのを見送るばかりですが、本当にこんなことが可能なのでしょうか。
まずは実際に見てみよう
見事に大物を釣り上げていますね。何かマンガのような感じですが、実際この方法で実績を上げている方は、沢山いるようなのです。簡単そうで奥が深いのが釣りの世界です。きっとこの釣り方にも色々とあるのだと思います。
本当に釣れるのか
動画を見ると実際に釣れているのですから、疑いようもないのですが、疑問はいろいろ浮かんでいます。どうして、こんなボートや人のそばに来ているのに、魚は逃げないのだろうか、どんなコツが必要なのか、この釣り方をするには、専用のタックルを準備しなくてはいけないのか、さまざまな角度から、この方法についてご紹介したいと思います。
エイトトラップの伝道師？サタン島田
まず、このやり方は誰が考え出したのでしょうか、こんな風に言うと、怒られてしまうかもしれませんが、あくまでも私の第一印象なのですが、追ってきた魚が、足元まで来たのに食いつかなかったから、悔しくてバタバタさせていたら釣れてしまったという印象でした。もしかするとキッカケはそんな所かもしれませんね。
サタン島田氏とは
この方は、バスフィッシングでは有名な方です。エバーグリーンに所蔵されているプロの方です。この釣り方を調べていると、頻繁にこの方の名前を目にすると思います。動画などでは実際、大物をバンバンあげていらっしゃいます。この方が開発したと言う訳ではなさそうですが、このやり方を有名にしたのは、この方で間違いないようです。
海釣りではやっていた8の字攻撃
まった同じ釣り方と言う訳ではありませんが、海釣りなどでは以前から、似たような釣り方が、シーバスや、シーラなどで行われていたようです。ここでは、詳しくは紹介しませんが、このように海でも川でも湖でも、実績が出ているなら使いようによっては、釣り人にとって非常に強力な武器になるのではないでしょうか。
エイトトラップが釣れる理由
では、なぜこの釣り方で魚が釣れるのか、その理由について考えてみたいと思います。この釣り方で釣れる理由が分かれば、自然とこの釣り方のルアーの動かし方や必要な道具など、いろいろなことが分かって来ると思います。では、根本的なところをじっくりと見て行きましょう。
悩んでいる魚に最後の後押し
イメージしてみてください。美味しそうな魚がいて、食べたくなって追いかけます。これは食べても大丈夫かな？と迷っていると、その魚は逃げ場を失ったのか水面近くでジタバタしています。まずい逃げられると思い、思わず食いついてしまう。追ってきた魚に、もうひと押し出来るのが、釣れる理由のひとつだと思います。
思わず口を使ってしまう動き
この釣り方を、やったことがある方も、ただ動画で見ただけの方も、あのルアーの動きは他には無い感じを持つのではないでしょうか。ふつうあんな動きをしたら魚は逃げて行ってしまうと思います。でも、釣れる訳です。逆にこの激しい動きに思わず口を使ってしまうことが、このやり方で成果を残せる理由ではないでしょうか。
エイトトラップの釣り方を紹介
この釣り方は、魚がルアーを追いかけて来て釣り人のそばまで来ても食いつかなかった時に、足元でルアーを8の字に動かして、魚の興味を引いて、口を使わせる方法です。他にもカバーの下などにいる魚を、この方法で引っ張り出して釣ることも出来るようです。
どんな風に魚に見せるのか
この釣り方で、思ったのが、この動きをする魚は、どんな状況なのかと言うところです。感じ的には、逃げ場を失ってあたふたしている感じに見えます。魚に追われて来て逃げ場がなくてバタバタしている感じにルアーを動かせば良いと思います。
簡単そうで難しい
技術的には、竿先から30センチ程度ラインを出して足元で8の字を書くように動かします。魚がじたばたした感じに演出するので、結構激し目に動かしても問題ないと思います。本当に魚から逃げるように動かしても大丈夫ではないでしょうか、食いつかせたために思わずゆっくり動かしたくなりますが、そうすると見切られてしまうと思います。
エイトトラップはこんな時が使い所
では、この釣り方は実際の釣りで、どんな時に使えば効果が発揮できるのかを、考えてみたいと思います。やたらと、この釣り方をしていれば良いと言う訳ではありません。効果的に使って釣果アップと大物を手にするために上手に使い分けましょう。
足元まで魚が迫ってきた時
こんな経験がありませんか？せっかく魚が追ってきてくれたのに、足元まで巻いてしまって悔しい思いをしたことが。こんな時に、この釣り方は一番効果を発揮すると思います。巻いてきた足元で試してみましょう。魚が食いついてくれるかもしれません。このように最後にもうワンチャンスが増えれば、大幅に釣果を伸ばせるのではないでしょうか。
ストラクチャーから魚を引っ張り出す時にも使える
他にもこの釣り方を試せる場面があります。例えばゴミなどの水面近くのストラクチャーのそばで、この釣り方を試してみると、カバーの下から、魚が出てきてくれることもあります。岸から投げる時に足場が無くて釣れそうなのに、そこに立たなくてはいけない場面などに効果を発揮出来ると思います。
エイトトラップに向いているタックルを紹介
この釣り方を、実戦しようと考えた時にどのようなタックルが必要なのか、ひとつひとつ確認して行きたいとおもいます。この釣り方を見ているとかなりタックルに負担がかかっているようには感じるので、それに対応したタックルを準備する必要はあると思います。
