バス釣りスピニングリールについて知ろう
バス釣りにスピニングリールを使うと聞いても、なんの違和感も感じない若い方が大半かもしれませんが、バス釣りが日本で流行り始めた頃からバス釣りを楽しんでいる諸兄の中には、「邪道」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
バス釣りの魅力を最大限に引き出すスピニングリール
バス釣りに使うリールは、ベイトリールとスピニングリールの二種類があります。スピニングリールは、ベイトリールに比べて扱いが平易で初心者でも比較的すぐに使いこなせると言われています。
スピニングリ-ルとは?
それでは、スピニングリールとベイトリールを比較してみましょう。上の画像の左側がスピニングリールで右側がベイトリールです。
スピニングリールは、竿に対して糸が横向きに巻かれています。一方、ベイトリールリールは竿に対して平行に糸が巻かれています。見た目からすると、スピニングリールの方が横向きの糸を縦に出したり回収したりして複雑に見えるので扱いが難しいように感じるかもしれませんが、実はそうではありません。ベイトリールは見た目とは裏腹に、ルアーを投げた時に糸がぐちゃぐちゃになるトラブルにしばしば見舞われるのに対してスピニングリールは、トラブルがほとんど発生しないのです。
このライントラブルの発生頻度が少ないというメリットから、バス釣りにスピニングリールを使う方が年々増えています。中には、ベイトリールに憧れを持っていて「いつか、ベイトリールが使えるようになりたい」と思われる方もいらっしゃるようですが、軽量のルアーをキャストするのが得意なスピニングリールの方が良いと感じている方も少なくありません。
バス釣りスピニングリールを選ぶなら番手は必ず見よう
バス釣りスピニングリールを選ぶに際して、いくつかポイントがあります。番手、溝のタイプ、メーカーなどですが、今回は一番大切な「番手」について解説をしていきたいと思います。
バス釣りスピニングリールの番手について
バス釣りのスピニングリールには、通常「2000番」から「3000番」のものが使われます。番手は釣り糸の糸巻き量を表す単位ですが、ラインの種類や太さによって糸巻き量(糸の長さ)が変わります。ラインの太さは強度ですからバス釣りで使用するルアーの重さに応じて使い分ける必要があります。
したがって、バス釣り用のスピニングリールを選ぶ場合には、中心的に使うルアーの重量とそれに対応したラインの種類と太さを意識して選ぶ必要があります。そのため「2000番」から「3000番」という幅をもった番手をおすすめする必要があるのです。
バス釣りスピニングリールの番手「2000番」
「2000番」のスピニングリールは小型リールに分類されます。主に小型のルアーやワームを細いラインで使う場合に適しています。糸巻き量は4ポンドで100m、ドラグ力は2〜3kgのものが主流です。繊細な操作が必要なバス釣りには、軽量で小型のリールにアドバンテージがありますが、使えるラインやルアーの重さが制限される部分がありますので注意しましょう。
バス釣りスピニングリールの番手「2500番」
「2500番」のスピニングリールは、中型リールと呼ばれワームから中型のリールまで幅広く対応出来るリールです。バス釣り用のスピニングリールを初めて入手するなら、この番手が一番使いやすいのでおすすめです。糸巻き量は6ポンドで100m、ドラグ力は4キロ前後となります。
バス釣りスピニングリールの番手「3000番」
「3000番」のスピニングリールは大型のリールで大型のワームや少し重いルアーを太いラインで使い場合に適したリールとなります。12ポンドで100mの糸巻き量、6〜9kgのドラグ力を持つリールで大きなバスを狙えるリールです。
ただし、繊細な操作性が求められるバス釣りにおいては、大きくて重いリールを一日中使い続けるのは思っている以上に大変ですので、ある程度バス釣りを経験してからの方が良いかも知れません。
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