こちらの鮮度たもつ君は商品の直径0.5㎜、長さ23㎝とアジやメバルなど小型の魚に適したサイズです。0.5㎜と細くしなやかに動くので神経の細い小魚でもスルッと挿入できます。アジング用などに1本あると便利でしょう。
道具特徴
こちらの商品の一番の特徴は形状記憶合金を使用している事です。チタンとニッケルの合金で海水による錆にも強く、しなやかで神経締めの繊細な作業にも適しています。
曲がり癖がつきにくいので、丸めて持ち運びする事も可能です。先端に蛍光のフロートが付いている為、紛失の心配も少ないです。その他直径0.6~1.5㎜長さ30㎝~70㎝のものもあります。
神経締めのワイヤーおすすめ5選⑤キーストン 神経締め
こちらのキーストンは商品の直径0.8㎝と細めながら、長さが80㎝もあるので、アジやメバルなどの小型の魚から、中型でもスズキなどの神経の細い魚などにも対応できます。オフショアやショアジギングなど幅広く活躍してくれるサイズです。
道具特徴
こちらの商品の一番の特徴は特許を取得している特殊な滑り止め凹凸加工です。魚のぬめりにより滑ってしまうのを防ぎ、魚の神経をすみずみまで削ぎ落とせる加工になっています。
魚捕りのプロ、漁師の意見を取り入れて作られた本格的な神経締めワイヤーです。
神経締めの手順とやり方をご紹介
それではこれから具体的なやり方を手順ごとにご紹介していきます。初めは難しく感じるかもしれませんが、慣れてしまえば時間も労力もそれほどかかりません。自分にあったやり方を見つけるのもいいですが、まずはいろいろある方法の中から基本とも言えるやり方をご紹介していきます。
神経締め手順① 脳締め
まずピックなどで脳を破壊することにより、魚の動きを止めます。魚の目と目の間にある眉間から、側線とエラの交わる部分に向けてピックを刺します。そのままピックをグリグリと回ししっかり脳の中をかき回します。
上手く出来ているサインとして、魚の口がパカッと開きます。この時に魚を強く押さえすぎてしまうと心臓のポンプ作用が低下し、次に行う血抜きが上手く行えなくなってしまいますので注意しましょう。
神経締め手順②血抜き
そして次に、魚の心臓が元気に動いているうちに体内の血液を外に出していきます。エラの下にある膜をナイフで破り、そのまま脊髄の下にある太い血管を切ります。この時にナイフを立てて行うと心臓や内蔵を傷つけてしまう恐れがあるので、なるべく刃を寝かせ深く差し込まないように注意しましょう。
そのまま水の中に魚を放流し、魚の大きさにより10〜30分程待ちます。魚を水から出した時、滴る水が透明になっていれば完了のサインです。また、エラの色が薄いピンク色に変わることでも確認できます。
神経締め手順③神経抜き
手順①で魚の眉間に刺した場所から、魚の脊髄にワイヤーを通していきます。正確な場所にあたると魚がピクッと動きますので、神経の場所を探る様にワイヤーを動かしてみましょう。
通す場所が確認出来たら、そのままワイヤーを尻尾の方まで入れ、魚がピクピク動かなくなるまで何度か出し入れします。正確に処置が行えると魚の色が白っぽく変化していきます。
神経締めを動画で確認
実際に神経締めをしている様子を動画でみてみましょう。動画ではかなりわかりやすく手順や方法を紹介しています。狙う場所の位置や道具を入れる角度などを映像で確認することによって、よりイメージが湧きやすくなります。
神経締めするときの注意点
せっかくの効果を減少させない為に、注意点も確認していきましょう。効果を最大限に保つ為には持ち運びの保存方法も重要になります。また慣れるまでは難しく感じる神経に通す時のコツも紹介していきます。
神経締め後の保存方法
処置が終わった魚の保存温度は7〜10度です。氷を入れすぎたり5度以下まで冷やしてしまうと逆に魚のが硬くなるのを早めてしまう原因になります。
また魚の筋肉に直接氷を当ててしまうと氷焼けをおこしてしまいますので、氷はビニール袋などに入れ、クーラーの四隅に配置しましょう。
魚を落ち着かせる
処置をする際に魚が暴れてしまいやりずらい事があります。小型の物であれば親指の腹で目を隠してあげる事により魚が落ち着き大人しくなります。大型の魚の場合には海水で湿らせたタオルなどで目を覆ってあげましょう。
魚を落ち着く事により時間を短縮する事ができ、魚が暴れて内出血による身の劣化を防いでくれます。
神経締めするときのコツ
工程の中で1番難しいのはやはりワイヤーを神経に通す作業でしょう。間違った所にワイヤーを刺して、身や心臓を傷つけないよう注意が必要です。そこで初心者におすすめなのが尻尾から差し込んでいく方法です。
尻尾のあたりを骨まで断ち切り、断面図を確認します。大動脈の上に神経の穴が見えますのでそこから通すことで、より簡単に神経抜きが行えます。
神経締めを極めよう
いかがでしたでしょうか。究極の活き締め、神経締めは慣れるまで難しく感じるかもしれません。しかしこの一手間を加えることによって、魚の旨味を最大限に引出すことが出来ます。魚の命をいただく事に感謝の気持ちを忘れずに釣りを楽しんでください。