調理した後は、どのくらいの期間保存しておけるのでしょうか。保存期間をふまえた上で、自分たちでどのくらいの量を食べきることが出来るのか、考慮しながらの捕獲が必要です。
食べる分だけ捕獲しよう
1度獲り始めると、夢中になって沢山獲ってしまいそうですよね。ですが、私たちが食べきれない程大量に乱獲してしまうと、川の生態系が崩れかねません。今後も長く川の恵みを頂くために、食べきれる分だけを捕獲するようにしましょう。
保存期間について
調理後はあまり保存がききませんので、早めの消費が必要。出来るだけその日のうちに食べるようにしましょう。少なくとも、次の日中には食べ終えた方がいいようです。
サワガニを食べる|下ごしらえ
サワガニは、体の中に泥や砂などを溜め込んでいます。そのままだと砂を噛んでしまったり、泥臭さを感じることもありますので、調理前には、それらを吐き出させるための下処理をする必要があります。
サワガニの泥を抜こう
まずは水道水などのきれいな水につけて、泥抜きをします。水が汚れたらまた水を換えて、時間があればそのまま一晩置いておきましょう。この一手間を加えることで、泥や砂、ゴミなどが吐き出されるれるため、泥臭さが抜けて美味しい料理に仕上がります。
調理前に水洗いしよう
調理前にもう一度水で洗って、ぬめりや汚れなどを落とします。
少し手間かもしれませんが、美味しく頂くためにしっかり下処理をしてから調理しましょう。また、お酒に浸けると臭みも取れますし、大人しくなるので調理しやすくなります。
サワガニを食べる|唐揚げ
おすすめは唐揚げ
唐揚げは、サワガニ料理の定番です!油であげると中心まで火が通りますし、カリカリに揚げることで香ばしくなり、サワガニの風味も一層引き立ちます。味付けも自分好みにアレンジが利くので、お子さま向けにも大人向けにも色々な味付けで楽しめます。
唐揚げのレシピ
- 下処理をした後、鍋にサワガニがかぶるくらいの量の油を入れます。
- 水気をきったサワガニに、片栗粉をまぶします。(水気が残っていると、油ハネしますので注意。)
- 180度の油で5分以上ひっくり返しながらしっかり揚げていきます。
- 表面がカリカリになったら、キッチンペーパーで余分な油を取り、塩を振りかけたら完成!
※お好みでレモン、胡椒、クレイジーソルト、などかけても美味。
サワガニを食べる|味噌汁
サワガニから出る出汁で、いつもとは一味違ったお味噌汁にグレードアップします!その他の具は、いつも通りのお好みの具を入れていただければ大丈夫です。
サワガニはご飯のお供にもぴったり
ホカホカご飯のお供にもぴったりなのは、サワガニのお味噌汁!サワガニの出汁がたっぷり出たお味噌汁は、特別な調味料なども必要ありません。いつものお味噌汁に加えるだけなので、とっても簡単です。
味噌汁のレシピ
- 沸騰したお湯を用意します。泥抜きをしたサワガニをお湯に入れて、しっかり火を通します。
- サワガニは軽く潰して、出汁を取ります。
- お好みの具材にも火を通したら、火を止めて味噌を溶かします。
- 再度火を入れて、沸騰する直前で火を止めたら完成!
サワガニを食べる|素焼き
用意する材料は、サワガニとお好みの調味料だけ!獲ったサワガニをそのまま焼いて、殻を割ってから中身だけを食べるだけの、とっても簡単な調理法です。アウトドアで是非試したい大胆な料理です!
だれでも簡単に調理出来る!
川原で行うBBQのついでに、獲れたての新鮮なサワガニを食べてみてはいかがでしょう!網に乗せるだけなので、お子さまとも一緒に調理できますね。しばらく真水につけて、泥抜きだけはしておいた方がより美味しく食べられます。
素焼きのレシピ
- 下処理をした後、そのまま炭火で焼きます。
- しっかり火が通るように、両面をかえしながらじっくり焼いていきます。
- 全体に火が通ったら完成!
※唐揚げ同様、お好みでレモン、胡椒、クレイジーソルト、などかけても美味。
サワガニを食べる|食べる際の注意点
サワガニには寄生虫がいます。ですが、70度以上で十分な熱処理をすれば寄生虫は死滅し、食べても全く問題はありません。サワガニを食する上では、高温で調理をすることが1番重要になります。しっかり火を通すことで、安全に美味しくいただけます。
生食は危険
サワガニには、モクズガニ、イノシシなどには肺吸虫症を起こす寄生虫が潜んでいます。高温調理すれば死滅するため、しっかりと調理方法さえ守っていただければ問題ありませんが、発症するとさまざまな呼吸器症状を引き起こす可能性があります。絶対にナマのまま食べたり、危険な食べ方はしないようにして下さい。
サワガニを触った後は
サワガニを触ることに問題はありませんが、もしサワガニが潰れて、内臓が潰れてしまった時にはそこから寄生虫が付着することもあります。サワガニの調理をした後は、洗剤で十分に手を洗い、殺菌消毒をしてから食器や他の食材を取り扱うようにしましょう。使った包丁やまな板などの調理器具も、よく洗うようにして下さい。
サワガニを食べてみよう
この記事では、サワガニの食べ方や下ごしらえ、また注意点ついてご紹介させて頂きました。高温での調理が必要だったり、調理器具の洗浄をしっかりと行うなどなど注意すべき点はありますが、正しく扱えばお財布にも優しくて美味しい食材です。
この記事を読んで興味を持って頂いた方は、美味しいサワガニ料理に是非1度チャレンジしてみてください!