サワガニを食べる|食べ方や下ごしらえの方法も紹介

皆さんはサワガニを見かけたこと、食べたことはあるでしょうか。サワガニって何だろう?何となく知ってはいるけど、食べられるの?と思われた方も多いかもしれません。今回は、日本各地に生息していながらあまり知られていない、食べてみると案外美味しいサワガニの食べ方や下ごしらえの方法についてご紹介させていただきます。

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か弱きアウトドアファン。もう少し体力をつけて、ディープなアウトドアにも挑戦してみたいです。気軽にアウトドアを楽しんでもらえるように、分かりやすい記事を作成できればと思います!
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サワガニは食べておいしいカニ 

サワガニは日本の川に生息するカニ

カニの中では、毛ガニ・ズワイガニ・タラバガニなど海に生息しているカニが有名ですが、川に生息しているものもおりサワガニはその代表。日本固有種で、淡水のみで暮らす日本で唯一のカニです。

水のきれいな小川などに住んでいますが、きれいな川さえあれば住宅街近くでも見つけることが出来ます。北海道や沖縄以外のほぼ日本全国で見ることができます。

サワガニはおいしい

なかなか普段の生活で食べる機会少ないサワガニですが、処理さえきちんとすれば、安全に美味しく頂くことが出来ます。調理方法も難しい行程はなく、ポイントさえ押さえればとっても簡単。小柄なカニなので、調理後は一口でパクッと食べられる手軽さもあります。

サワガニの生態

体長は10cm以下ほどと、カニの中ではとても小柄な部類に入ります。通常のサワガニは、焦げ茶色の甲殻とオレンジ色の脚を持っていますが、生息地によって紫色や青っぽい色をした、面白い色味のサワガニが見られることもあります。

オスとメスの違い

オスは、成長していく中で片方のハサミだけが大きくなっていきます。一方メスのハサミは小ぶりで、左右で大きさはあまり変わりません。また、産卵期のメスのお腹には、卵をかかえるための毛が生えていることもあります。

サワガニを食べる|旬

せっかくならばより美味しく頂ける旬の時期にも食べてみたいですよね。旬はいつでしょうか?時期については、意見が分かれることもあるようですがご参照下さい。

旬は春!

4月から5月の春が旬。夏になるとサワガニが産卵期に入り、大量にエネルギーを消費するために味が落ちてしまいます。スーパーなどの食料品店では、養殖したものを仕入れているところもありますので、店頭で1年中見られる場合もあります。

冬眠中が旬!

いやいや、春じゃなくて冬こそが旬!というご意見もあります。冬の間、サワガニは冬眠に入っているので、より捕まえやすいという利点もありますが、冬の川に濡れてしまうと体温が下がっての危険な場合もありますので、冬に捕獲に行く方は十分注意が必要です。

サワガニを食べる|捕獲

では捕まえ方について、いくつかポイントをご紹介します。コツさえ掴めば、小さなお子さまでも簡単に捕まえることが出来ます!1度獲り始めると、その楽しさに時間を忘れて夢中になってしまうはずです。

見つけやすい場所

水深の深い場所よりかは、浅瀬の石の下などに隠れていることが多いようです。小さめの石だとサワガニが隠れられませんので、大人の手のひらほどの少し大きめなを狙ってみると、高確率で見つけることが出来ます。

サワガニの捕まえ方

目ぼしい石を、適当にひっくり返していくだけです。見事に当たりの石を持ち上げると、サワガニを見つけることが出来ます。素早く逃げてしまう場合もありますので、サワガニを見つけたら、持ち上げた石を静かに地面へ置いてから速やか捕まえましょう。

挟まれない持ち方

サワガニを、両サイドから親指と人差し指で、挟み込むようにつまみます。このように持って頂ければ、ハサミの可動範囲外に指がある状態になりますので、挟まれる心配はありません。もし挟まれてしまっても、そこまで挟む力は強くないのでご安心を。驚くと自分で脚を切ってしまう場合がありますので、そっと持ち上げてあげましょう。

捕まえるときの注意点

サワガニは浅い場所で見つけることが出来るため、水に浸からず捕獲出来ますが、苔や藻が生えた石などで滑りやすい場所もあります。浅瀬とはいえ十分に足元に注意しながら行動が必要です。

また、ひっくり返した石は元の場所に戻すようにしましょう。私たちの目には見えていなくても、色々な生物の卵などが付着していたり、他の生物の隠れ家になっていたりということがあります。出来るだけ生態系を崩さないよう、自然への最低限の配慮が必要です。

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