まず、荷物としてあまりかさばらず、持ち運びに便利な方、収納性の高いものを選びます。この収納性を重視して選ぶ時はエアマット自体の重さと畳んだときのサイズに注意が必要です。その際はキャンプに参加する人数は何人なのかが運び手の人数になるので、確認した上で選ぶと設営もスムーズに行えます。
快適性
エアマットを使用する上で、寝心地である快適性は欠かせません。見るべきポイントは「底付き」せず、しっかり体と地面の間に空気の層ができるものを選びます。なので、オススメの厚みは床面状況に依りますが、10cm程度です。この程度厚みがあれば多少の石があって、沈み込みがあっても気にせず寝ることができます。
断熱性
断熱性は「R値」で表され、熱の伝わりにくさを数値で表します。R値は一般的に1~10あり、数値が高いほど断熱効果があります。オススメはR値が4で、外気温が5度でも断熱性を確保できます。また、R値は足し算することができ、R=2のエアマットとR=3のシュラフを合わせるとR=5になります。
シュラフの選び方に関する記事はこちら
利便性
利便性は膨らます手間がどのぐらいなのかです。息や手動ポンプで空気を入れる場合はもちろん大変です。一方、電動ポンプや自動膨張の場合は簡単に空気を入れることができるので、利便性は高いです。
ただし、自動膨張だとマット自体がそこまで厚くないので、R値は期待できません。
丈夫さなど
エアマットの最も注意する点が、穴が空いたりしないかという丈夫さです。大抵のエアマットは穴が空くと一気に使えなくなります。ところがクローズドセルタイプという、空気の入った袋が集まってエアマットになっているものの場合は多少穴が空いて空気が漏れても大丈夫です。ただし比較的かさばり、収納性は悪くなります。
おすすめエアマット・シングルタイプ
近年のソロキャンプ人気が高まり、軽量でクッション性と断熱性に優れたシングルサイズのマットが注目されています。シングルサイズだと、使用人数は1〜2人です。この章ではシングルタイプのエアマットのオススメを、大きさや重量などの基本スペックと特徴を踏まえつつご紹介していきます。