ハコフグ情報まとめ|生態や毒性、絶品料理までご紹介!

ストレスに弱く、水質に敏感なデリケート体質

水質の変化には敏感ですぐに体調を崩してしまうので、こまめな水替えを行い、いつも綺麗な水槽をキープしましょう。とくにアンモニアには弱いので、水槽に入れる前にはアンモニア濃度を測定するようにしましょう。白点病にもかかりやすいので全身の状態をよく観察してください。

吸い込まれ注意

ハコフグの赤ちゃんはとても好奇心旺盛です。とんがったおちょぼ口で水槽のあちこちを突いて回る可愛らしい姿が観察できることでしょう。しかし幼魚のうちは体も小さいので、水槽の中を探検しているうちに給水口に吸いこまれてしまう危険性があります。水槽の中に産卵箱を作ったり、吸い込まれないようネットを張るなど対策をしておくと安心です。

こんなところにもハコフグが!

実は私たちの身近な所にもハコフグは潜んでいたのです。

あの某有名人のトレードマークの帽子はハコフグだった

魚類学者のさかなクン氏がいつも被っている魚の帽子。あの魚はハコフグだったとご存知でしょうか?さかなクン氏はあのハコフグ帽子に「プクプクちゃん」と名前を付けて、大切にしています。なぜハコフグなのかについては、小さい時に魚屋さんで大きなタイやブリにぶつかりながらも一生懸命泳ぐハコフグの姿を見て感銘を受けたからだと話しています。

あの大手メーカーの車のデザインに採用された

世界的な自動車メーカー、メルセデスベンツが過去にハコフグの体形をモチーフにした車を作っています。ハコフグは1秒間に体長の6倍もの距離を泳ぐことができることから、空気抵抗の少ない燃費のいい車のデザインとして採用されました。コロンとした体からは想像もできないような優れた構造を持っているんですね。

まとめ

毒にさえ気を付ければ食べてもよし!見てもよし!個性的でキュートな魚

小さくてキュートな見た目とは裏腹に、鎧のような強固な皮膚、自分までも死んでしまう危険があるほど強力な毒を持っているハコフグ。自然界で生き抜くために独自の進化を遂げてきました。食用としても観賞用をしても珍しく個性的で面白い魚です。これを機会に是非、ハコフグと触れ合ってみてください。