カワハギとはどんな魚?
スズキ系フグ目カワハギ科カワハギ属に分類されている、フグに似ている魚のカワハギ。味が良く人気のある魚ですが、カワハギの旬に触れる前に、カワハギについて知っておきましょう。
カワハギの体形
全長は約30cm。褐色の上下に平たく菱形の体にはまだら模様や黒い縦しまが入っています。小さなおちょぼ口には貝殻や甲殻類を砕くことがでのきる鋭い歯があり、その歯で餌を引きちぎるために「エサ取り名人」との異名も持っています。
カワハギの種類
カワハギには100種類ほどの種類があります。食用として市場に出ているのは、カワハギとウマヅラハギ、ウスバハギの3種類です。
気を付けなければいけないのが、カワハギに似た見た目のキタマクラ。この魚は、防波堤釣りでよく釣れる魚ですが、皮膚に強い毒を持っているので注意が必要です。キタマクラについてはこちらを参照してください。
カワハギの旬について知ろう
カワハギは基本的に1年を通して楽しめる魚です。一般的に旬と言われるのは夏の時期ですが、釣る場所や食べる部分によってそれぞれ旬があえいます。カワハギの旬を知ることによって、楽しみ方が変わります。
カワハギは釣りも料理も楽しめる
カワハギは『エサ取り名人』や『エサ泥棒』と呼ばれるほど、当たりがわかりづらい魚です。カワハギを釣るためにはテクニックを必要とするため、カワハギ釣りは奥深い釣りとして楽しめます。また、旬によって料理方法も変わるので食べても美味しい二つの楽しみを持った魅力ある魚です。
カワハギは皮が簡単にはがせることから名前が付けられた
カワハギの前身は丈夫でザラザラした皮膚に覆われています。しかし、この丈夫な皮膚は料理をするときに簡単に剥がすことができることからカワハギとの名前が付けられたと言われます。
別名では『ハゲ』、『マルハゲ』、皮がすぐに剥がれてしまうことが博打で身ぐるみを剥がされる様から『バグチ』とも呼ばれています。
カワハギは北海道より南の日本全国で釣れる
カワハギは寒いところを好まないため、北海道以南の日本全国の海域の水深50mぐらいまでの浅瀬で岩礁帯を好んで生息しています。全国どこでも釣れますが、特に水温の高い瀬戸内海では多く釣ることができます。