クエとはどんな魚?値段や魚突きもご紹介

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脂乗りの良い冬が旬だと思われがちですが、だいたい1年を通して漁が行われており、夏のクエは産卵をして脂が落ちるので、冬のクエよりはあっさりとしていてそれもまたおいしいのだとか。夏はしつこさがなく、冬は脂がたっぷりと乗ったクエが味わえるということになります。

クエは捨てるところが無いといわれている魚で、肝や胃袋、ウロコまでも食べることができます。自分の目で直接確認してクエを購入する際は、体にツヤと張りがありエラはきれいな紅色をしていて、ウロコのはがれがなく目が澄んでいるものを選ぶようにしましょう。

クエはとてもおいしい

クエはフグ以上においしいという人もいらっっしゃるそうで、クエ鍋を堪能した後に味わう雑炊は、濃厚な脂と出汁が凝縮されて至福の味わいです。白身は淡白ながら臭みはないので、ムニエルやブイヤベースなどの洋風料理の食材にも向いており、高級魚ながら料理のバリエーションが広いのも魅力です。

弾力があるクエの皮は、ゼラチン質で脂も乗っているため、湯引きでいただくと独特の歯ごたえを楽しめます。皮つきの白身をから揚げにすると、皮はとても香ばしく白身はほくほくふっくらとしていて、皮ごとおいしく味わえる料理です。クエのアラは煮付けや塩焼きにしても大変おいしく食べられます。

クエの値段

高級魚や幻の魚といわれているクエは、大型のものではなくても高めの価格設定となっています。クエはとてもおいしいので幾度も口にしたい魚ですが、水揚げがある地域以外では高級なお店で提供されることが多いです。

クエは高級料亭などで食べられる

東日本ではあまり馴染みがなかった魚だったのですが、そのおいしさが段々とクチコミで広まり、西日本だけではなく東京都内の高級料亭や割烹料理店、お寿司屋さんなどでもクエを味わえるようになってきています。

クエの値段は高めのものが多い

天然のクエの値段はだいたいキロ8,000円から10,000円ですが、大型になるほど稀少となるのでとても高価になります。年末は相場が上がるのでキロ15,000円の値段になることもあります。クエを専門としている漁師さんは、東京の市場に活きがいい状態のまま出荷するために、水揚げすると船の生けすに入れて帰港するそうです。

クエは鍋用でだいたい10,000円前後

ネット通販では、天然のクエが鍋用に切り身にされたものが、2~3人前でだいたい10,000円前後で販売されています。刺身用がセットになっているものもあるので、年末年始や記念日などでクエ鍋や刺身を自宅で味わってみるのはいかがでしょうか。

クエ料理が食べられるおすすめの場所

和歌山県の各地には、クエ料理が堪能できる専門店や旅館、民宿などがあり、冬の名物はやはりクエ鍋です。海の風が感じられる宿に泊まって、地元で獲れたクエを使った料理を気軽にゆっくりと堪能してみませんか。

気軽にクエのコース料理が楽しめる

1人前10,000円台のコース料理では、クエ鍋はもちろんのこと、握りや刺身、天ぷら、から揚げなどを味わうことができます。コース料理がセットになった宿泊プランを設けている宿もあり、静かな場所でのんびりと過ごしたい時にはおすすめです。

アレンジされたクエ料理もおいしい

クエ丼やステーキ、クエを使った珍味など豊富なメニューを提供しているお店があるので、旅行やドライブの合間にクエ料理を楽しめます。クエを提供している宿やお店には、漁師さんが営んでいるところもあります。

クエは魚突きで釣れる?

魚突きとは、海中に素潜りして手銛(てもり)を使って魚を捕獲する方法で、スピアフィッシングとも呼ばれているマリンスポーツです。魚突きに慣れてくると、クエのような高級魚も大きめのものが釣れるようになります。

クエは魚突きで捕獲できる

初心者でもコツをつかむとクエが捕獲できるので、海に足を運んで魚突きを楽しみましょう。5月から6月は海中に多くの海藻が茂っており魚を見つけにくいので、7月から10月位までが魚突きのベストシーズンとなります。

クエの魚突き動画をご紹介

海底の岩場の巣穴でじっと動かずに潜んでいるか、その近くをゆっくりと泳いでいるクエを探します。見つけたら大きな動きはせずにそっと近づいていき、手銛の狙いを定めてクエにヒットさせましょう。

高級魚のクエは納得のおいしさ

クエは、ゆっくりと成長して大きくなり、子孫をたくさん残していくために、効率がいい方法で繁殖をしている魚です。漁獲量が少ないので値段は高価ですが、味わいは繊細でとてもおいしい魚です。魚突きでクエが釣れたら、ぜひいろいろなクエ料理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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