鯉の生態
鯉は雑食であり昆虫や貝殻など基本的に口に入る物は食べることが出来ます。産卵時期は春から夏にかけてであり、50万から60万ほどの卵を産み、卵は数日で孵化します。また、鯉は非常に生命力が強く、どんな環境でも適応することが可能です。従って多くの川や湖などで釣ることが出来ます。
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鯉は食べることができる魚
鯉はたくさん種類がある
鯉は他の魚と比べても非常に多くの種類がおり、世間一般的に有名な錦鯉は100種類以上存在します。また、日本だけでなく東欧からユーラシア大陸の広い範囲に自然分布しており、実際の種類は細かく分けるともっと多いと考えられています。
鯉は淡水魚
鯉は池や湖などの比較的広い範囲に生息する淡水魚です。また、江戸時代の日本では貴重なタンパク原として鯉が食べられており、現在でも鯉を刺身としたり、唐揚げにして食べたりと様々なバリエーションで食べている地域もあります。
鯉を食べる地域
江戸時代では鯉は高級食材だった
江戸時代では、海がない内陸の地域では貴重なタンパク源として扱われており、お祝いの席などにも鯛と同じように鯉料理が出されたり、天皇や上流階級である将軍に出されるほどの高級な魚でした。
2018年現在の高級魚と言えば「マグロ」となりますが、江戸時代では鯉よりもランク的に下の存在でありました。従ってマグロの扱いは現在では考えられないような雑な扱いをされてきたのです。
長野県では鯉の養殖が盛ん
長野県では佐久鯉の養殖に非常に力を入れている県です。佐久鯉は全国的に非常に有名な鯉のブランドの一つであり、鯉の養殖に関しては江戸時代から力を入れてきました。
当時は田んぼに鯉を泳がせて養殖する「水田養鯉」というやり方が主流であり、田んぼに雑草は生えなく、害虫も鯉が食べてくれて大きくなるので一石二鳥でした。
しかし、昭和に入り、除草剤の普及などのより「水田養鯉」は廃れていきました。そして、現在ではため池での養殖が基本となり、一般的に2年ほどで出荷してしましますが、佐久鯉はきれいで冷たい流水で育てていることにより成長が比較的遅くなっているため、3年ほどで出荷するようになっています。
佐久鯉の特徴と「水田養鯉」の再来!
きれいな流水での飼育におり成長が遅いため泥臭くなく、身がしっかりと引き締まっており、たっぷりと脂がのった美味しい肉質の鯉が食べることが出来ます。また、最近では無農薬ブームがきており、「水田養鯉」を復活させる取り組みがされています。