寝袋に使われている中綿によって、その寝袋の性能は大きく変わってきます。寝袋を選ぶ際に中綿をチェックすることはそれ程重要なことです。素材のこと言われても分からないという人が多いと思うので、寝袋に使われている中綿について詳しくみていきます。
化繊素材(ポリエステル)
化繊素材の寝袋は比較的安価に手に入るため、手を出しやすいアイテムです。水にも強く、使った後のメンテナンスも簡単で、家庭用の洗剤で丸洗いが可能なアイテムもあります。ただ保温性は低く、荷物としても大きくなりかさばってしまうデメリットがあります。
ダウン素材
ダウンと聞けば皆さんが想像するように、特徴は保温性に優れていることです。ダウンの細かい枝羽が高い保温性を生み出し、寒さを和らげてくれます。ふかふかしている分寝心地もよく、荷物としてもコンパクトに収まります。ただ使用後は専用ダウン洗剤を使用したりとメンテナンスに気をつけないと十分な性能が発揮できなくなります。
冬のアウトドアにはダウンを選ぼう
中綿素材の中で、他のどんな素材にも保温力で勝るのはやはりダウン素材です。寝袋の耐久温度も化繊素材に比べ過酷な寒さの中でも対応しています。冬のアウトドアにはダウン素材の寝袋を選ぶのが妥当だと言えます。
軽量かつコンパクトに収納ができ、暖かい!
そもそもダウンというのは水鳥の羽毛のことを指します。羽毛は繊維の間に空気を含むため、高い保温性、吸湿性を誇ります。また羽毛のため軽量かつコンパクトにまとめることも可能です。その分若干価格は高くなりますが、アウトドアを楽しむには寒さ対策は欠かせません。
フィルパワーってなに?
ダウンを選ぶ際に重要な単位がフィルパワー(FP)という単位です。この単位はダウンがもつ「かさの高さ」を表したものです。なので数値が高い程大きく膨らみ、保温性に優れた高品質なダウンということになります。一般的には600~700フィルパワーのもので良質なダウン、700フィルパワー以上のものが高品質なダウンとされています。