フカセ釣りってどんな釣り?仕掛けや魅力について【入門編】

「フカセ」とは元々、ウキを使わない釣り方を意味しました。ほとんど糸とハリだけの単純な仕掛けを潮に流して、ゆっくりと沈めます。チヌ狙いの「落とし込み釣り」などがこれにあたります。ただ、ウキを使わないので釣り竿が直接届く範囲にしかキャストできないという弱点があります。

現在の主流は「ウキフカセ」

そのため、現在の主流はウキを使う「ウキフカセ」です。重要なのは「ウキを固定しない」という点です。通常のウキ釣りのようにウキゴムでウキを固定すると、ウキ下の長さも固定されるのでハリが沈む深さを変えられません。そこでウキを遊動式にして、道糸上を自由に移動できるようにするのです。

ウキが動くことでタナの深さを変えられる

ウキを遊動式にして自由に動くようにすると、タナの深さ(=ハリが沈む深さ)も自由に変えることができるようになります。そのため、潮の流れなどの状況から魚の居場所を予想して、狙う深さを変えることができるのです。これが、フカセ釣りの醍醐味の1つです。

特徴② マキエ

マキエ=陸上から撒くエサ

フカセ釣りでは、マキエも大事な要素です。マキエ(コマセと呼ぶこともあります)とは、陸上から海面に向かって撒くエサのことです。海に撒いたマキエは、潮の流れに乗って海中を漂います。そこへ誘われてきた魚を狙って釣るのです。

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