出世魚ワラサとはどんな魚?刺身などのレシピや釣り方も!

Array

ワラサのレシピで最初にあげるのは生食の刺身の食べ方です。ブリの旬は「寒ブリ」と呼ばれ、冬の寒い時期に水揚げされ身は白っぽいですが、ワラサの場合は秋に多く水揚げされることと、ブリに比べ身が締まっているのが特徴です。

刺身の特徴

刺身にした時の身は、ブリに比べ赤みがかった色をしており、ブリのように脂が乗った白い身ではなく、全体的に赤みが多く味は少し淡白な方です。そのためブリの刺身よりワラサの刺身を好む方もいます。また値段もブリに比べ安く手に入りやすいのも特徴です。

刺身のレシピ

3枚におろしたワラサの節を刺身にしていきます。まず、おろした節の身と皮の間に包丁を入れ、手で皮を押さえながら身と皮をはがします。包丁を身の手前に斜めに入れて手前に刃を引いて身を切ります、この動作を繰り返し行うことで刺身が出来上がります。

ワラサ料理のレシピをご紹介!しゃぶしゃぶ

ワラサ料理には、刺身以外にも鍋料理があげられます、その中でも人気なのがしゃぶしゃぶです。ブリと比べても脂の乗りが少ないワラサですが、一般的な白身の魚の比べても脂が乗っているので、食べ方としてはしゃぶしゃぶにして食べると、より美味しくいただけます。

しゃぶしゃぶの特徴

ワラサをしゃぶしゃぶにすると、脂身が鍋で洗われて落ちて淡白な味となり、舌に残るべとつきが少なくなるため美味しく頂けます。また鍋にすることで一緒に入れる白菜やエノキ、長ネギなどの味と相まって美味しくいただけます。

しゃぶしゃぶのレシピ

ワラサのしゃぶしゃぶのポイントは身を切るときは、刺身用に切る場合よりも薄く切る事です。鍋に昆布を「入れ出汁をとり、煮立ったら野菜を順に入れて行き、野菜が煮立ったら身を一緒にしゃぶしゃぶしていただきます。白身魚の上品な甘みを味わうことができます。

ワラサ釣りをしよう

秋になると旬を迎えるワラサを釣ってみましょう。ワラサは大きさが55cm以上重さは2.5kg以上をワラサと言います。とても引きが強く、竿にかかるとタイ以上の強い引きを持っているので強い竿が必要です。

ワラサ釣りはとても人気!

ワラサは群れで回遊する習性をもつ魚で、群れて回遊しているのを狙って釣ります。船釣りかショアジギングが一般的で、船釣りでは船の下を回遊したところを狙い、一斉にコマセを巻いて足止めをして一斉に釣ります。コマセを上手く巻くことがポイントで、一人でも釣り竿にかかれば、次々と釣れだすので船の上は大変な状態になります。

ワラサ釣りのポイントとは!

この時、周りの釣り人と仕掛けが絡まないようにすることが肝心で、魚を取り上げるのも自分でタモを使い、素早く上げないといけません。このポイントをうまく抑えれば、一度の回遊で次々と釣ることができます。

ワラサ釣りの時期は秋!

ワラサの釣れる時期は夏が終わり、秋に突入する頃が本番ですが、春にも釣れることがあります。秋の時期になると東京湾から相模湾でワラサ釣りが盛んになります。特に東京湾口の久里浜沖や剣崎沖、そして千葉の勝山沖が漁場です。

ワラサ釣りの仕掛け「泳がせ釣り」

この泳がせ釣りの仕掛けは、生きた餌(アジ)を釣り針に仕掛け生きたままの餌でワラサを狙う釣り方で、使用する竿は固い竿を用意します。リールの大きさは大きめで、ハリスはPE8号を1m前後用意し、スイベルやオモリなどを付けてアジが自由に泳ぐ範囲を制限しておきます。リールはフリーにし、アジを自由に泳がせることがコツです。

ワラサ釣りはコマセ釣りやジギングが主流!

コマセ釣りは、主に船の上から群れで回遊してきたワラサを釣り上げる方法で、コマセによって群れを引き留める方法です。ジギングは、磯、特に沖に突き出した磯の付近を回遊しているワラサをジグを使って釣りあげる釣り方です。

ワラサ釣りの釣り方と仕掛けの種類

ワラサ釣りにはいろんな釣り方があります。ここではその代表的なジギング、コマセ釣り、ナブラ打ち、ショアジギングの釣り方について紹介しましょう。この他にも泳がせ釣りなどの釣り方もあります。

ジギング釣り

ジギングとは擬餌針を使った釣り方で、仕掛けを遠くに向かって遠投し、回遊しているワラサの群れの中に仕掛けを投げ入れて釣りあげる釣り方です。投げ入れた仕掛けはワラサを誘うように、上手くジグアクションを使って釣りあげます(リールをジャカジャカ巻いて誘う)。

コマセ釣り

船の上から大量のコマセを撒いて、船の下を通過するワラサの群れを引き留めて釣りあげる釣り方で、いかにタイミングよくコマセを撒く事ができるかによって釣果が変わってきます。魚探を見ながら合図する船頭の動きを見逃さない事です。

ナブラ打ち

ワラサが鳥山などを作って、餌となる小魚を囲い込んでいる状態をナブラと呼び、ワラサの食い気が盛んな時です。このナブラの近くに仕掛けをうまく投げこむとワラサは仕掛けに飛びついてきます。このナブラの状態はいつまでも続きませんので、タイミングよく投げることが大きな釣りポイントになります。

ショアジギング

外洋に面した磯近く回遊してくるワラサの群れに向かって、ジグを遠投して群れの中に仕掛けを投げ入れて釣りあげます。このような、外洋に面した場所では沖合の海流に乗って大物が回遊しやすく、特に沖磯などで良くやられる釣り方です。

出世魚ワラサを釣って食べてみよう

いかがでした、ワラサとはどんな魚なのか、また調理方法や食べ方、そしてワラサを釣る場合の仕掛けや、いろんな釣り方についてまとめてみました。出世魚というワラサのことが分かっていただけたと思います。

出世魚に関する記事はこちら