炊飯鍋おすすめ15選!炊飯鍋の選び方から炊き方までご紹介!

参考までに、白米の場合の水の量を掲載しておきます。新米の場合は、この目安の水の量よりも少し少なめにした方が美味しく炊き上がります。雑穀米や炊き込みご飯を作る場合には、目安の水の量よりも、10%くらい多めに水を入れると、芯までふっくらと美味しく炊き上げることができます。

  • 白米1合(約150g)の場合、水の量は200mlくらい
  • 白米2合(約300g)の場合、水の量は380mlくらい
  • 白米3合(約450g)の場合、水の量は560mlくらい
  • 白米4合(約600g)の場合、水の量は750mlくらい
  • 白米5合(約750g)の場合、水の量は930mlくらい

丁寧に洗い終えたお米を適量の水に浸したら、15分から30分間、浸したままで待ちましょう。お米に水が充分に行き渡ると、お米は柔らかくなって崩れやすくなりますので、水に浸し始めたら、衝撃を与えないように静かに、丁寧に扱いましょう。

お米の芯まで十分に水分が行き渡ると、冷めても美味しく食べられるお米に炊き上がりやすくなります。また、冬場は気温の高い夏場よりも、お米に水分が行き渡るまでに時間が必要となるため、30分から50分間くらいお米を水に浸す時間が必要になると考えると良いでしょう。

ガスコンロにかけて炊き始める

充分な時間を水に浸したお米をガスコンロにかけて、火をかけます。吹きこぼれないように蓋をして、最初は中火で熱をかけていきます。音に耳をすませながら、蒸気の様子を見て、途中から強火へ加減しつつ、短時間で沸騰してしまうくらい強くなってしまった時には、中火に戻して、10分を目安に沸騰することを目指しましょう。

10分間での沸騰は目安ですので、理想的な条件が揃わなければ実現はありませんが、夏場の場合、9分を過ぎてから沸騰するくらいの熱のかけ方で仕上げると、お米の旨みが充分に引き出され、それが徐々に濃縮されて、冷めても美味しいお米に炊き上がりやすくなります。

沸騰したら、吹きこぼれに注意しながら、弱火へと火力を落とします。炊き上げようとしているお米の量にもよりますが、およそ10分から15分間を弱火で熱したら、火を消して、蓋を乗せたまま、時間を守って蒸らすと、おいしさが濃縮されたお米に炊き上がります。

時間を守って蒸らす

火を弱火へと移してから、およそ10分から15分が経過したら、火を消して、そこから10分間の蒸らします。蒸らす際は、時間を守るようにしましょう。また、土鍋であれば、すでに鍋そのものに充分に熱が伝わっていますので、火を止めて、ガスコンロから移しても鍋の余熱で美味しく蒸らすことができます。

余熱調理ができるようになると、その間を別の料理に時間を使えるだけでなく、できたての料理をテーブルに数多く並べることができるようになります。ふんわりと炊き上がったご飯と、湯気の立ちのぼる主食で囲む食卓で食べる料理は、きっと最高の思い出になることでしょう。

炊飯機能の使い方

炊飯機能とは、対応する炊飯鍋を炊飯機能を有するガスコンロを使って、スイッチ一つで自動的にご飯を炊き上げる機能のことを言います。炊き上げるご飯の量にもよりますが、炊飯機能を使うと、炊き上がってからの蒸らしの時間を含むても、30分ほどの時間で美味しくご飯を食べることができます。

炊飯機能に対応する炊飯鍋を用意する

自動炊飯機能に対応する炊飯鍋は、リンナイやパロマから販売されています。炊飯機能を有するガスコンロも、炊飯鍋の大きさも、豊富な種類が取り揃えられていますので、自分の好みに応じて選ぶことができます。

  • 自動炊飯機能に対応する炊飯鍋を用意する
  • お米を丁寧に洗う
  • 一度、水分をきったお米を炊飯鍋に移し、適量の水に浸す
  • 夏場であれば30分前後、冬場であれば50分ほど水に浸す
  • 水を浸しおえた炊飯鍋に蓋をして、ガスコンロに移す
  • ガスコンロをメーカーごとの「炊飯機能」に合わせて、スイッチを入れる
  • スイッチが入ると、蒸らしまで自動で調理が始まります
  • 蒸らしおえたら、しゃもじでご飯をかき混ぜて、お召し上がりください

IHクイッキングヒーターで炊き上げる美味しいご飯

IHクッキングヒーターでも、熱源がIHクッキングヒーターに対応する炊飯鍋を使うことで、ふっくらとした美味しいご飯を炊くことができます。ガスコンロと比べると、少し時間が必要になることが多いものの、安定した熱源のため、失敗しにくいという特徴があります。

  • IHクッキングヒーターに対応する炊飯鍋を用意する
  • お米を丁寧に洗う
  • 一度、水分をきったお米を炊飯鍋に移し、適量の水に浸す
  • 夏場であれば30分前後、冬場であれば50分ほど水に浸す
  • 水を浸しおえた炊飯鍋に蓋をして、IHクッキングヒーターにのせる
  • お使いのIHクッキングヒーターの中火(多くの場合は4または5)に設定して沸騰するまで待つ
  • 沸騰するまでの時間が12分くらいになるように自分で調節すると、美味しく仕上げることができます
  • 沸騰したら、蓋を取らないように注意しながら、およそ15分間弱火(多くの場合は2または3)で設定して待ちます
  • 時間になったら、電源を切り、蓋を取らないように注意しながら20分間ほど蒸らします
  • 蒸らしおえたら、しゃもじで炊き上がったご飯の上下がよく混ざるようにかき混ぜて、美味しくお召し上がりください

炊飯鍋で毎日の食卓に笑顔をお届け

美味しい食事は、食べた人を自然と笑顔にしてくれるものです。炊飯鍋で作る炊き立てのふっくらしたご飯は、どんな料理の美味しさも引き出してくれる魔法のスパイスのようなもの。毎日の食卓に笑顔をお届けします。

朝食こそ炊飯鍋で美味しいご飯を

三食の食事の中でも、朝食の大事さは格別です。忙しいからといって、簡素な食事を続けていると、気力も体力も失われがちになってしまいます。そんな忙しい時間帯にこそ、炊飯鍋で手早く美味しいご飯を食べたいものです。

家族が集まる食事に炊飯鍋で作った炊き立てご飯

家族がいちどきに集まる機会が少なくなっていると指摘される今の日本の食事風景。それぞれが忙しく動いているからこそ、食事は貴重な家族の時間とも言えます。美味しい食卓を囲めば、笑顔と会話があふれ、誰かの笑顔に接することで、相手を気遣う心の余裕が生まれます。

こころのこもった料理の傍に

子供の頃に食べた料理の味が忘れられないと話す人がいます。例えば、おばあちゃんの味噌汁の味であったり、お母さんの手作りカレーの味であったり。お袋の味と呼ばれる記憶に残る味の隣には、嬉しい思い出が寄り添っているものです。

お気に入りの炊飯鍋を使って自分で炊き上げる美味しいご飯は、一緒に料理を食べてくれる身近な誰かに、普段は伝えられない大切なことを話すためのきっかけを作ってくれる魔法の料理になるかもしれません。

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