オショロコマとはどんな魚?亜種の生息地は海道の然別湖のみの希少な魚

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はじめに、内臓を処理します。お腹に刃を入れて内臓を取り出し、背骨に付いている血合いもきれいに洗い流してください。血合いとは、魚の背身と腹身の間にある赤黒く固まった部分のことを言います。水気をふきとって、塩を軽くふっていきます。中火で片面約4~6分くらい焼いたら、両面で約8~12分間焼きあがれば完成です。

料理のポイント

中火で、焼いていくのですが、しっかり焼いてください。焦がさず骨まで柔らかくじっくり火をとおすことがポイントになります。魚焼きグリルは、両面焼きを使用すれば簡単に焼けます。しっかりと化粧塩をすることで焼き焦げ防止になります。

オショロコマの料理法②

オショロコマの唐揚げ

内蔵を処理してから、塩で軽くもみ洗いをした後で、キッチンペーパーで水気をきれいにふき取ります。片栗粉と塩こしょうをビニール袋に入れて、良く振り混ぜていきます。1匹ずつ、片栗粉と塩こしょうのビニール袋に入れしっかり付けていきます。約170℃の油で、魚を揚げていきます。約15分くらいじっくり骨まで揚げたら完成です。

料理のポイント

1匹ずつ、しっかりと片栗粉と塩こしょうをまぶしてください。じっくり焦がさないように揚げてください。揚げ過ぎない目安は、ヒレがカリッと揚がるぐらいが良いそうです。揚げ過ぎには、十分注意してください。

オショロコマの料理法③

オショロコマの燻製

きれいに水洗いして、腹を開き内蔵を取り出します。約2~3回塩もみしてぬめりを取ります。燻製鍋に桜チップを引いてから、網の上に処理したオショロコマを乗せます。蓋を閉めて、火にかけます。約1時間ほどで取り出して完成です。

料理のアドバイス

定番料理のオショロコマの塩焼きですが、今回は少し手を加えて燻製料理に挑戦してみましょう。今回は、桜チップを使いましたが他にも、ピート、ヒッコリー、カエデやクルミなどありますので自分好みのオショロコマに合ったチップを試してみてください。

オショロコマの料理法④

オショロコマのムニエル

内臓を取り除き、きれいに水洗いします。水気を拭き取ってから塩コショウして、小麦粉を薄くまぶしていきます。ニンニクとローズマリーをフライパンで炒めていきます。ニンニクがきつね色になってからオリーブオイル入れてさらに炒めていきます。

炒めたニンニクとローズマリーを取り出して、オショロコマを中火で両面焼いていきます。焦げ目がついたら、バターを乗せます。バターが解けて、全体にいきわたったら、ニンニクとローズマリーをフライパンに戻して、火を止めたら完成です。

料理のポイント

ニンニクとローズマリーは、油をひく前に炒めることです。オショロコマは、弱火から焼き始めて最終的には中火にしてください。ローズマリーはお好みで調整してください。初心者でも失敗が少なく、簡単なレシピになっています。焼き加減は、お腹の中の赤みが取れて白くなり、皮がおいしそうな色に焼けるので見た目でわかります。

オショロコマの料理法⑤

オショロコマの刺身

体の表面に独特のぬめりがありますので、そこは調理する前に、塩水などできれいに洗い、ぬめりを取り除いてから調理しましょう。下ごしらえをすることでまな板の上でも滑らずに調理しやすくなります。身は、しっかりしていて、クセのない上品な味になっています。釣り上げたばかりの鮮度の良いものを、生食で刺身にして美味しく食べることができます。

オショロコマの生食での注意点

オショロコマに限らず魚には何らかの寄生虫が潜んでいるのが普通であると言われています。しかし、人間の体の中に入って無害の寄生虫もいます。そして反対に危険な寄生虫も存在しますので、寄生虫には十分注意する必要があります。

寄生虫の予防策

寄生虫は、天然の淡水魚の内臓にいますので、寄生虫の予防は内臓をきれいに取り除きよく洗うことが予防になると言われています。また、火を加えることで寄生虫は死滅するので釣りの初心者で詳しくわからない人は、安全のために生食せず加熱調理することが寄生虫の一番の予防策になると言えるでしょう。

オショロコマのまとめ

日本では北海道でしか見られません。本当に他では絶対に会えません。知床半島周辺、道東の河川に多くのオショロコマが生息しています。道中にある然別湖では毎年夏に、全国から集まったオショロコマのファンの人たちが押し寄れています。

オショロコマ釣り

オショロコマを釣ると言うことは、かなりハードルが高い釣りだと皆さん思っていると思います。自然たっぷりの渓流でオショロコマを釣れば、心も体もリフレッシュすること間違いありません。決して、簡単ではありませんが気になった人は是非一度、北海道に乗り込んで挑戦してみてください。