ダイワについて調べていたら、シマノ製品についても比較・検討したいと感じる方は多くいらっしゃることと思います。ここではシマノのリールの防水システムについて簡単にご紹介していきたいと思います。
X-プロテクトとは
X-プロテクトは後述するコアプロテクトのような表面の撥水処理に加え、ラビリンスと銘打たれた複雑な構造の組み合わせによって、要所への海水の浸入を防ごうというものです。ラインローラーやボディに採用されています。接触型と非接触型があるようで、例えばステラでは後者を採用しています。
X-シールド、コアプロテクトなど様々な技術
シマノには他にも防水技術が揃っています。X-シールドは要所へのシーリングによって直接的に海水の浸入を防ぎます。コアプロテクトは強力な撥水能力を指します。リールによって採用されている技術がそれぞれ異なるので、検討される際はぜひ要確認の上で参考にしてみてください。
マグシールドのメンテナンス方法
自宅でのメンテナンスは釣人の間では当たり前という風潮もありますが、特殊技術であるマグシールド搭載リールにおいては、一概にそうとも言えないようです。ここでは必要な作業をご紹介していきたいと思います。
分解してのメンテナンスは不要
マグシールドは自宅でのメンテナンスが不要です。ここでのメンテナンスとは分解を必要とするような作業のことを指します。マグシールドリールは分解メンテを禁止しており、これを破ってしまうと保証が効かなくなってしまうため要注意です。
オーバーホールに出そう!
では分解メンテナンスは全くしなくていいのか?というと、やはり必要なことに変わりはありませんが、これはメーカーにおまかせするしかありません。ダイワリールのオーバーホールは冬場に割安で実施される期間がありますので、その時期にでもぜひメーカーに送ってみてください。お近くの釣り具店さんでお願いできます。
簡単な手入れ方法
マグシールドに分解は厳禁!とのことですが、使ったら使いっぱなしで放置していいというわけではありません。釣行後は簡単なお手入れだけはきちんとしましょう。ドラグを閉め真水で流し洗いをし、目に見えるごみやすいぶんを柔らかいタオルで拭き取ってください。タオルで拭きとれない場所は綿棒などを利用しましょう。
リール本体だけでなくラインもお手入れが必要です。スプールのみで水に浸けて塩抜きしてください。メーカー公式の出しているメンテナンス動画がありますが、特に口を酸っぱくして言われているのがしっかりと乾燥させることです。直射日光の当たらない風通しのよい場所で乾燥させてから、高温多湿を避けて保管してください。
マグシールドのオーバーホールの料金
せっかくなのでオーバーホールの料金や大まかな流れについても簡単にご説明していきたいと思います。時期やリールの状態によって値段は変わってしまうものなのであくまで概算にはなりますが、参考にしてください。
オーバーホールの流れ
お近くの釣り具店に預けると、メーカーに送ってくれます。メーカーは基本的に週に一回決まった日にしか受け付けません。それからメンテナンス作業が行われます。作業におよそ2~3週間を要し、終了次第送り返されてくるという流れです。途中で見積もりがの連絡が来ることもあります。
配送時間含めおよそ3週間から一カ月といったところで、早くても2週間は確実にかかります。時期としてはオーバーホールキャンペーンを行う冬が最も混みあうため、この期間は帰ってくるまでに一か月以上かかる可能性があります。使用する予定がない期間に出しましょう。
オーバーホール額の概算
オーバーホールは手数料プラスパーツ台がかかります。パーツ台は必要な分のみ上乗せされていきます。スピニングリールはおまかせ、スタンダード、プライムの3コースがあり、手数料は約4000円となります。ひとまずおまかせコースで出してみるのがいいかと思います。
明確に不良がある修理となると修理総額が元の値段を上回ってしまうこともあるため、その場合は一度連絡がきます。また、代替パーツが全くない場合などは破損を回避するために分解自体を拒否されることもあるようです。詳しくはお近くの釣り具店さんで尋ねてみてください。
あえて分解する人も?
初心者の方や分解に慣れていない方、マグシールドに満足されている方にはおすすめできませんが、ダイワリール愛用者の中にはあえてリールを分解しマグシールドをオフにするという方策をとる方もいます。
分解禁止を破ることになるため保証が効かなくなりますし、よほど自己責任でかまわないという覚悟があり、これをすればもっと使い心地が良くなるという確信がない限りは触らないほうが無難だと思います。あくまでそういう方もいますよ、という話でした。
リールを快適に使い続けよう
いかがでしたでしょうか?マグシールドはリール内部への海水・埃の浸入を防ぐ役割を持ち、回転性能をアップさせた、長い間大切にリールを使っていくことを目標として生み出された、ダイワ独自の高度な技術ということでした。
気になる方はまずはマグシールド搭載リールを、店頭などで触ってみるのがいいかもしれません。すでにお手持ちの方は、ちょうどこの時期のオーバーホールキャンペーンに合わせてメンテナンスに出すことを検討してみてはいかがでしょうか?この記事が参考になれば幸いです!