③みじん切りにした玉ねぎとサイズをそろえてカットしたキノコを入れて炒め合わせる。適宜塩を振る。
④角切りのトマトを入れて蓋をして弱火で軽く煮込む。
⑤水500gを入れて沸騰させ、パスタを入れて、煮汁から出るようなら水分を適宜足す。蓋をして軽い沸騰状態を保って煮込む。(パスタを半分に折るか、ショートパスタを使うのもおすすめです。)
⑥途中でかき混ぜつつ煮込み、パスタに程よく火が入ったら火からおろします。塩コショウで味を調えます。
ダッチオーブンと一緒に使う便利な道具
ダッチオーブンを使う際には、いくつか別に取り揃えておくべきキャンプギアがありますので、ご紹介しておきます。
リフター
ダッチオーブンのふたを開閉するために使う道具です。シーズニングの際や調理の際にあると非常に便利ですので、一緒に手に入れることをお勧めします。
厚手のグローブ
高温になったダッチオーブンをやけどせずに持ち運ぶためには、厚手のグローブを使ってしっかりと手に持って運びましょう。炭火はかなり厚いので手首をすっぽりと覆うことのできる大きめのものがベストです。
トライポッド
なくてもダッチオーブン料理を楽しむことはできますが、あるとないとではサイトの雰囲気がガラッと変わります。チェーンの長さでダッチオーブンの火力を手軽に変えることができるので、持っておくと非常に便利です。
たき火台やBBQグリル
ダッチオーブンを使う際の火元は最重要。ダッチオーブンは重量のある鍋ですので、耐荷重量などを確認して、十分使用に耐えるギアを購入しましょう。
ダッチオーブンの使い方「シーズニング」のススメ
ダッチオーブンを購入したらまず初めに行うのが油慣らし、すなわち「シーズニング」です。この作業をダッチオーブンの使用のたびに繰り返してオイルをしみこませることで重厚な色合いの”ブラックポット”へと近づいていくわけです。長く使うほど愛着のわく、世界に一つだけのダッチオーブンを作りましょう。
シーズニングとは慣らし作業のこと
シーズニングとは、ダッチオーブンの出荷前に表面にコーティングされるさび止め用ワックスを取り除くとともに、表面に植物性の油をコーティングするという作業で、ダッチオーブンを使う際には非常に重要なプロセスです。ただしいシーズニングの方法を身に着けダッチオーブンを使い始めましょう。
シーズニングで使うもの
- たわし(金属製はNG!)
- キッチンペーパー
- 植物性油(オリーブオイルならなおよい)
- 野菜くず
- リッドリフター
- 耐熱性グローブ
シーズニング手順①:お湯を沸かす
ダッチオーブンに水をたっぷりと入れてお湯を沸かします。粗熱が取れたらたわしで表面のワックスをこすり取りましょう。
シーズニング手順②:鍋を熱して乾燥させる
ワックスを取り除いたらお湯を捨てて、ダッチオーブンとふたをそれぞれ弱火にかけて30分ほど加熱します。完全に水分が蒸発し乾ききるのを確認しましょう。
シーズニング手順③:オイルを塗る
キッチンペーパーなどにオイルをしみこませて鍋の内側・外側、蓋にまんべんなく塗布していきます。これを再びそれぞれ強火で熱します。ここまでの流れを、できれば3~5回は繰り返し、油をしっかりと鍋肌になじませましょう。
シーズニング手順④:野菜くずを炒める
ダッチオーブンの鉄臭さを取り除くために、香味野菜くずなどを痛めていきます。
シーズニング手順⑤:オイルを塗る
ダッチオーブンを完全に冷ましたら野菜くずを取り除いて、最後に再びオイルを薄く塗ればシーズニングの完了です。
ダッチオーブンのサビ対策!手入れ方法
鋳鉄製のダッチオーブンなどで使用後の手入れは必須です。この手入れを怠るとさびなどの原因になりますのでさぼらずに行いましょう。
ダッチオーブンを使ったら手入れを入念に
ダッチオーブンは使用するたびに念入りに手入れをしましょう。ダッチオーブンをさび付かせないようにする手入れの基本的な方法をご紹介します。
手入れ手順①:お湯とたわしを使って表面の汚れを落とす
まずはダッチオーブンが十分に冷めるのを待ちましょう。熱いうちに水を入れるとひび割れの原因となります。また、洗剤を使って洗わないこと。なじませた油が洗剤で抜けてしまいます。使うのはお湯とたわしのみ。しっかりと表面の汚れをこすって洗い流しましょう。
手入れ手順②:火にかけて空焼きする
バーナーやガスコンロなどで火にかけます。錆の防止のためにこの段階でしっかりとダッチオーブン表面に付着している水分を蒸発させます。
手入れ手順③:植物油を塗りこむ
布やキッチンペーパーに植物油をしみこませ、ダッチオーブンが冷め切らないうちに表面に薄く塗りこみます。鍋の外側や二にも入念に塗り込むこと。再び日に当てて、余分な脂はふき取りましょう。
手入れ手順④:新聞紙に包む
付属の収納ケースがついているものもありますが、それとは別に新聞紙で鍋本体、ふたを別々に包んであげましょう。新聞紙が湿気を吸い取ってくれるので防錆効果があります。
サビ予防のポイント
錆の原因は素材の鉄が酸化することです。空焼きする際にはダッチオーブン本体だけではなく、ハンドルの部分などもしっかりと水分が飛んでいることを確認し、水分を徹底的に排除すること。新聞紙で包んだからといって安心せず、風通しの良い場所に保管するようにしましょう。
ダッチオーブンでキャンプ料理をワンランクアップ!
ダッチオーブンは、いつものキャンプ料理をよりおいしく、より手軽にしてくれる魔法の鍋です。使い込めば使い込むほど愛着がわき、丁寧に扱うほどに鍋自体がそれに応えて育ってくれるので、手入れのしがいがありますよね。そんなダッチオーブンは、うまく使えば一生もの。情報を十分に集めて、悔いのないベストチョイスのダッチオーブンを選びましょう。