プリズムは燃焼器具メーカーで、ガスカートリッチはシーンに合わせて選べるラインナップの良さが魅力です。スノーピークのランタンは、風の吹く強さを利用した炎の変化を楽しむ工夫や、ガス缶のOD・CB缶の両方を使うことが出来る2WAYタイプなどがあり、つい試してみたくなってしまうランタンです。
①イワタニプリムス2245ランタン IP-2245A-S
ホヤ部分はスリガラスになっていて、柔らかい光が心地良い明るさのため、ソロやテーブル用などで使いやすいランタンです。燃焼器具メーカーだけあって、ランタンとはいえ天蓋の部分にシェラカップなどを置けば、飲み物などの簡単なものを温める事もできます。
仕様
- サイズ:8.3×8.3×(H)12.7cm
- 重量:200g
- 照度:約370ルクス100Wほど(Tガス使用)
- 燃焼時間:約8時間(IP-250使用)
- ガス消費量:30g/h
- 使用マントル:IP-8052N(マントルA)
- 付属品:プラスチックハードケース
- ガスカートリッチ別購入
②イワタニプリムス541マイクロンランタン
キャンプだけでなくトレッキングでも活躍できる軽量・小型ランタンです。マントル部分はメタルメッシュで作られているため、強度も良く安心して使用できます。コンパクトサイズでありながら、少量のガスで明るさを発揮してくれる優れものです。
仕様
- サイズ:6.1×6.2×(H)10.6cm
- 重量:115g
- 照度:約320ルクス(Tガス使用)
- 燃焼時間:約8時間(IP-250使用)
- ガス消費量:30g/h
- 使用マントル:IP-8052N(マントルA)
- 付属品:ナイロンスタッフバッグ
- ガスカートリッチ別購入
③スノーピーク リトルランプ ノクターン
明るさは控えめですが、テーブル用としては十分に実用的なランタンです。着火方法は、本体の下部分からライターなどで簡単に火を灯すことができます。また熱効率もいいため、ガスの減りも少なく、ガス缶の残量が少ない状態でも長時間使うことが可能で経済的なランタンです。
仕様
- サイズ:約4.2×4.0×(H)10.5cm
- 重量:102g
- 材質:アルミニウム合金・ブラス・ゴム・ステンレス鋼・ガラス
- ガス消費量:7g/h
- 専用ガスカートリッチ:GP-500G・GP-250G・GP-110G/GP-500S・GP-250S・GP-110S
- ガスカートリッチ別購入
④スノーピーク ギガパワー2WAYランタンGL150A
ガスカートリッチはアダプターの使用でOD・CB缶の両方が使用できる2WAYタイプのランタンです。濃度の高い混合ガスをマントル横部分に一時的に出す機能があるため、着火する際は簡単かつ安全に扱うことができます。プラスチック専用容器が付いているので持ち運びも簡単にできます。
仕様
- サイズ:約11×10.5×(H)14.5cm
- 重量:310g
- 出力:90W
- 材質:ステンレス・ブラス・耐熱ガラス
- ガスカートリッチ別購入
⑤スノーピーク ギガパワー”天”オートGL-100AR
スノーピークの初代デザインの本体とカートリッチの接続部分を軽量なアルミ素材にし、片手にも収まるサイズのランタンです。軽量、携帯性だけでなく夜のキャンプサイトを明るく照らしてくれる光量も十分期待できます。総合的に使いやすいスペックのランタンです。
仕様
- サイズ:直径約5.9×(H)9.5cm
- 収納時サイズ:約6.2×6.5×(H)10.3cm
- 重量:125g
- 照度:80Wほど
- 材質:ステンレス・アルミニウム合金・ブラス・耐熱ガラス
⑥スノーピーク リトルランプノクターン2017EDITION
スノーピークファンは、毎年楽しみにしている人もいるのではないでしょうか?限定のデザインとして毎年様々な柄が販売されます。2017年はナスカ地上絵、2018年は星座の模様がグローブ部分に描かれています。炎をともすと、夜のキャンプムードを魅力的な雰囲気にしてくれます。
仕様
- サイズ:約4.2×4.0×(H)10.5cm
- 収納時サイズ:約5.1×4.7×(H)11.2cm
- 重量:102g
- 材質:アルミニウム合金・ブラス・ゴム・ガラス・ステンレス鋼
- ガスカートリッチ別購入
ガスランタンのマントルとは?
マントルは、燃料系ランタンを使用する際に必要となる大切なものです。中には燃料系ランタンでも使用しないものがありますが、ほぼ必要です。マントルの説明や使用方法、空焼きなどのやり方をまとめていきたいと思います。
マントルはガスランタンの光源
ガス・ガソリンランタンを使用する際に必要になってくるマントルは、ランタンの光源となる部分で合成繊維でできています。電球のフェラメントのような役割をしてくれているものです。マントルはそれぞれのメーカーから出ているので純正のものを使用しましょう。
マントルは消耗品
マントルは穴が空いたら交換をする事をおすすめします。ランタンやマントルの種類によっても交換の時期は異なることがあります。また、雨などで濡れてしまっても使用できないので乾かしてからつかいましょう。空焼きの失敗や、交換のタイミングもあるので、常に予備として用意しておきましょう。
マントルは空焼きする
ランタンに火を灯すためには、初めにマントルの空焼きの作業が必要になります。マントルを空焼きすることで、灰化させ溜まったガスを利用して火を付けマントルに熱が伝わり、ランタンに綺麗な明かりが灯るようになります。空焼きに必要な物は、マントル・ライターなど・ランタンです。それでは、詳しく見ていきましょう。
空焼き方法①マントルをセットする
ランタン上部分を外し、割らないように注意してホヤを取ります。バーナーチューブ部分の凸凹の間に正しくマントルを装着し、縛った紐部分の余った紐は切っておきましょう。マントルのシワを整えます。
空焼き方法②マントルに火を付ける
装着したマントルの下部分に、ライターなどで均等にしっかり炙るように火をつけます。マントル上部まで燃え上がり全体が白く灰化状態になれば、空焼き終了です。燃え残りなどがあった場合再度燃やしても良いですが、マントルが脆くなっていることがあるので注意が必要です。だいたい白くなっていれば大丈夫です。
空焼き方法③空焼き後の注意
マントルの空焼き後は、マントルが脆く触るだけで穴が空いてしまったりと使用できなくなってしまいます。マントルの装着時以降、火を付けた後は絶対に触らないように気をつけましょう。ホヤを元に戻す時も、マントルに触れないように注意してください。
空焼き方法④動画で確認
Contents
ガスランタンのメンテナンス
ガスランタンは、扱いやすくメンテナンスもほぼ必要がありません。マントルが破けてしまったり、穴が空いた時に交換する手間ぐらいですが、油や虫などでホヤの中が汚れてしまって気になる場合には、マントルを破かないように気をつけて拭くようにしてください。
ガスランタンの不調が続いたら
ランタンの明かりが安定しなくなったり、弱くなったり、明らか様子がおかしくなってしまったら、メーカーに修理を依頼することが可能です。修理にだして細かい部分の掃除をしてもらったりもできるので、ガスランタンは長く愛着を持って使い続けることができます。
ガスランタンの使い方を3ステップで紹介!
ガスランタンの使い方は、とても簡単で1度覚えて使用すればマスターできてしまいます。メーカーによって、ランタンとガスカートリッチの接続部分の形が違う場合がありますので、購入時には確認しましょう。では、ガスランタンの使い方を3ステップで説明していきます。
手順①ランタンとカートリッチを付け空焼き準備
ランタン本体とガスカートリッチを接続部分にセットし、右に回しながらしっかりと止まるまで回し入れる。確実に取り付けられたら、ランタン上部を外し(ネジの場合もあります)ホヤ部分を引き抜きガラスの場合は割れないよう注意をして取り外し、空焼き準備をします。
手順②空焼きをしホヤを戻す
マントルを正しく装着し、ライターなどで火を付け白い灰化状態に空焼き、します。マントル全体が燃えるよう火をつける際は注意しましょう。空焼きが完了したら、先ほど取り外したホヤを元に戻します。空焼き後のマントルは繊細なので触らないよう注意してください。
手順③ガスランタンに点火する
ホヤを元の状態に戻したら、器具栓部分のつまみをひねり点火スイッチを押します。数回スイッチをカッチっと音がするまで押しマントルに火が付くのを確認できれば完了です。点火ができない場合は、無理に続けず少し置いてからもう一度点火スイッチを押してください。
点火時の注意点
ガスランタンの点火時は、安定した場所に置き周りに引火しやすい物は置かないように注意してください。使用するガスカートリッチは、基本ランタンと同じメーカーの指定されているものを使ってください。事故などの問題が起きた場合他メーカーを使用していることで、対応してもらえなくなる可能性があります。
ガスランタンを比較して選ぶときの目安
ガスランタンには、それぞれ特徴の違いがあり明るさ、燃焼時間、使用ガス、コストパフォーマンスなど使うシーンにあわせて比較して選ぶことが大切です。購入前に比較目処を把握しておけば、購入してから失敗することがなくなるのでしっかり選んでいきましょう。
メイン用・サブ用で選ぶ
メインランタンは、キャンプサイトの全体が照らせる明るさ、燃料時間のいいものが必要になってきます。サブ用では、料理時や食事などのテーブル全体が灯せる控えめな明かりが必要です。テーブルは、居心地の良さも重視したい場所なのでランタンを選ぶときに重要です。
明るさの単位にも注意
ガスランタンは明るさが違うものがあるので、選ぶ際に確認しましょう。メイン用ランタンとして明るいものが適しているのでだいたい200Wほどのものを目安に選ぶと使いやすいです。サブ用ランタンは、明るすぎない心地よさから50~100Wほどのものを目安にしましょう。
燃焼時間をチェック
使用するガスカートリッチの大きさにより基本燃焼時間が変わります。ランタンを使用するのは夜なので自分達のキャンプスタイルに合わせて、燃焼時間の確認をしておきましょう。また、途中でカートリッチのガスがなくなる可能性もあるのでカートリッチの予備もあれば安心です。
使用するガスで選ぶ
ガスランタンで使用するガスカートリッチは、OD・CB缶の2種類です。ランタンにより使用するタイプが異なりますが、種類によっては2種類を使える2WAYタイプもあるので、ランタン購入時には使用できるガスカートリッチの種類も確認してくださ。
マントル不要なものもある
ガスランタンの種類は、基本マントルを使用するものが多いですが、中にはマントルが不要なキャンドルタイプのガスランタンがあります。空焼きなどの作業がないため手軽に使用することができますが、明るさは期待できないためサブ用としての使用をおすすめします。
OD缶
アウトドア用のガスカートリッチです。基本は500g・250gがありメーカーによっては110gもあります。価格平均は500円ほどでCB缶に比べると高く感じますが、OD缶はアウトドア用としているため耐寒性能や火力に優れているというメリットを考えると納得いきます。
CB缶
家庭用のカセットコンロとして使用されるガスカートリッチです。コンビニや100均などで100円ほどで手軽に購入できるメリットはありますが、家庭用に作られている為OD缶と比べると耐寒性、火力は少し弱いです。しかし、CB缶専用とするランタンもあるので購入時確認してください。
ガスカートリッチにアレンジしておしゃれ度アップ
ガスランタン用ガスカートリッチにカバーを付け、自分好みにアレンジすることができます。最近では、色々なメーカーからガスカートリッチ用カバーが出ている為、何種類か用意して気分で楽しむこともいいかもしれません。メーカーによっては、OD・CB缶カバーがそれぞれあります。
What will be will be レザーOD缶カバー
OD缶470/500サイズ用の本皮ガスカートリッチカバーです。マットでヴィンテージ風の落ち着いた雰囲気が、ガスランタンのおしゃれ度をさらにアップさせてくれます。カラーのラインナップは、キャメル・ダークブラウン・ブラックの3色です。サイズも大470/500・中230/250・小110サイズとあります。
C&C.P.H.EQUIPEMENT CB缶カバー(CEV1700)
CB缶用の牛革使用のガスカートリッチカバーです。見た目が気になる家庭用ガスボンベなどを使う際には、CB缶カバーがあればたちまちおしゃれガス缶に大変身してしまいます。カラーラインナップは、ネイビー・モカブラウン・オリーブがあります。
ガスランタンの魅力を実際に感じよう!
ガスランタンは、夜のキャンプサイトの空間に明かりを魅力的でおしゃれに灯してくれます。それぞれのシーンに合わせて選ぶことで、日常では感じられない明かりを様々な様子の炎で楽しむことができる貴重な時間が過ごせるので、おすすめしたいガスランタンです。