今までは外国でのみ発見されていましたが、ご紹介していますとおり最近になって日本の近海でも見られるようになってきたため私たち日本人も他人事ではすませられなくなってきています。では万が一この個体に刺されてしまった場合、そして刺されないようにどんな対策をするべきなのでしょうか。
昼間に活動する
まず、このクラゲは昼の間に活発に活動しています。そのためこのクラゲの活動をしている時間帯に海に入ったりすることさえしなければ、まず被害にあってしまうようなことは無いでしょう。海水浴は大抵昼間にやることですので、近くに生息が確認されている海水浴場で泳ぐ場合は細心の注意が必要です。
衣服着用も効果あり
このクラゲに刺されて被害にあってしまっている方は、足や腕などといった肌を露出している箇所が被害に遭った箇所となっています。持っている毒は肌を通して心臓だったり神経や皮膚細胞に影響を及ぼしますので、長袖長ズボンなど衣服を着用していれば被害を軽減することに繋げることができます。
お酢だけじゃだめ!
大抵クラゲに刺されてしまったという時には、料理の調味料にも使用されるお酢を患部にかけることが有効な対処法とされています。しかしこれだけで安全といえるわけではなく、現在は毒に対する血清も作られていますので直ちにこれを処方する必要があります。ですので、一刻も早く救急車を呼び病院へ向かう必要があります。
天敵は意外なあの動物!
ここまではご紹介している個体がどんな毒性を持っているのかなどいかに恐ろしいのかについてをご紹介してきました。間違いなく人間にとって有害な生物といえますが、しかし自然界もそこまで甘くはなくこのキロネックスにも天敵といえる存在がいるのです。一体どんな生物なのでしょうか。
ウミガメには毒針が効かない
その生物というのが、ウミガメです。これほどに強力な毒を持っているのに天敵が人間にとって無害なウミガメとはどういうことなのかと思われるかもしれませんが、人間にとって非常に危険な毒でも使用したところでウミガメには通用することなどなく、普通に食べる対象として見ているのです。