マンボウの死因のウワサを徹底検証!本当はそんなに弱くない?

たくさんの仲間がいる中で、お互いにぶつかることなくエサを食べています。なので、まっすぐしか泳げないわけではないということ、また、ほかの生き物とぶつかりそうになっても回避して生き続けているので噂が真実ではないということになります。

マンボウの死因を検証③マンボウにはウロコがあるのか?

普段見かける魚などは、ウロコが見てすぐにわかりますがこの生き物にもウロコはあるのでしょうか。画像や動画を見てみるとウロコに見えるものは見当たらないようにみえますが、実際のところはどうなのでしょうか。本当のことをお伝えしていこうと思います。

マンボウの体表について

この生き物の体表を近くでよく観察したことはないと思いますが、体表には粘液がついていてヌルヌルしているのが特徴です。この体液は人間が匂うと結構な悪臭に感じます。この粘液は、傷ついた他の生き物の薬にもなると考えられていて「海の救急車」などと呼ばれています。

マンボウのウロコについて

この生き物には見た目はウロコがないように感じますが、実は小さいトゲトゲしたウロコがあります。触るとザラザラした感触で、他の生き物たちはザラザラしたウロコに体を擦り付けて、自分の寄生虫を落とすこともあるようです。

マンボウのウロコから分かるウワサの真相

ここまでの説明で、ウワサの「皮膚が弱すぎて触っただけで傷になってそれが原因で死亡」、「鳥につつかれて死亡」という部分が真実ではないことがわかります。生活しているときに日常的に魚に体表を触られたりしているので、簡単には皮膚が傷つくことはありません。

また、他の生き物たちに寄生虫を食べてもらうときにつつかれているので、鳥につつかれたからといって簡単に死ぬこともないでしょう。このような理由から、このウワサが真実ではないことがわかります。

マンボウの死因を検証④マンボウの体は寄生虫でいっぱい?

魚には寄生虫がいることが多いですが、この生き物はどうなのでしょうか。寄生虫についての真実を知ると、ウワサの真実も見えてくるので続いては寄生虫についてご説明していこうと思うのでぜひ参考にしてください。

マンボウの寄生虫について

この生き物の体表・体内には、約40種類の寄生虫がいると言われています。他の生き物たちが周りに集まってきて、自分についた寄生虫を落とす作業をします。そこで寄生虫の数が増えてしまうことが多いようです。

マンボウの体の寄生虫を食べる小魚

この動画を見ると小魚たちが寄生虫を食べるために体をつついているのがわかります。また、マンボウもゆったりと泳ぎながら寄生虫を食べられるのを少しも嫌がっていないのがわかります。このように食べてもらうことで自分の健康を保っています。

マンボウは寄生虫を落とすためにジャンプするのか

この生き物は数十㎝から数mジャンプしますが、ジャンプする理由はまだ解明されていません。寄生虫を取るためにジャンプしているというのが一般的な考えですが、ジャンプ後に死亡したという例は現在ありません。

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