イシガキダイの美味しい料理や毒素についてご紹介!

イシガキダイの生態

イシガキダイはどのように海で生きているのでしょうか?

イシガキダイは貝類、甲殻類、ウニなどの生き物を食べる肉食の魚です。幼魚はエビやイソメ、小魚を食べます。養殖の飼育環境下では何でも食べるので餌付けに困らない魚であるといわれています。天然の大物を釣り上げる場合にはイセエビや、ウニ、サザエ、トコブシなどを付けます。イシガキダイの産卵についてですが、イシガキダイの産卵時期は春です。イシガキダイたちは普段、それぞれ単独で行動をしています。ですが産卵時期になると群れで移動するようになります。移動場所は、産卵に適した温度と波が静かな海域です。和歌山県ではダイバーが50匹ぐらい、イシガキダイの産卵を目撃しています。さらに長崎県の五島列島の近海ではイシガキダイの産卵を見るツアーもあるのです。春先になると集団で産卵放精して、分離浮遊卵を時間を掛けて、何回も放卵します。自然界ではイシガキダイとイシダイとの交雑種が確認されていますが、この魚は繁殖能力がありません。

イシガキダイの特徴

イシガキダイの特徴はどのようなところなのでしょうか?

以前は、イシガキダイはイシダイに劣る魚として釣りの対象になりませんでした。しかし、高知県で80センチ以上の大物が釣れて、その大きさが日本記録のイシダイより大きかったので、底物師と呼ばれているイシダイを狙う釣り師の間で衝撃が走ったのです。このときからイシガキダイはイシダイに匹敵する怪物の魚として底物師の間でターゲットとなりました。サイズは最大で体長79センチ、重さは10.8キログラムです。体形は左右から押しつぶされたように平たいさまをした丸い形で、マダイと比較すると角ばっていてずんどうに見えます。マダイと違うところは尾びれですが、尻びれが明らかに大きくて、口が異常に発達するところが違います。年老いた魚になると固いものを砕くごとに成長するので、オウムの様に立派な口になります。模様については若い魚は豹柄なのに対し、年老いた魚は頭部が白くなり、模様も消えて「クチジロ」と呼ばれるようになります。

イシガキダイの毒素

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