エベンキ族は韓国人のルーツ?韓国の反応やエベンキ族の特徴や現在は?

日本人の成り立ちは、もともと日本列島に住んでいた縄文人と、これとは異なる弥生人とが混合し、さらに大陸からの渡来人たちの血も混じり合って出来上がっていきました。そして、日本人の遺伝子を韓国人のものと比較すると、かなり異質なものであり、同質性は低いことが判明しました。

中国人のDNAは現在ではほとんどが漢民族です。ところが歴代王朝は多種多様な民族が覇権を競っていました。そして、ここが重要なのですが中国の王朝は、一旦征服すると前王朝の民族をほとんど根絶やし同然に抹殺してきました。このように多くの民族の血が混じり合うという生成過程をとっていませんので、日本人とも韓国人とも異なります。

エベンキ族に対する韓国人の反応は?

tragrpx / Pixabay

現代の韓国人は、この民族をどう思っているのでしょうか。そもそも、エベンキ族が韓国人の祖先であるということは一般的に知られているのでしょうか。もしこのことを知っているとすると、面と向かって聞いてみたら、どのような反応が返ってくるのでしょうか。

エベンキ族はワイ族?

zheng2088 / Pixabay

ここでもうひとつの民族名が登場します。それは「ワイ族」です。これは紀元前五世紀ころの中国の史書に登場します。この名前は、「汚れている」とか「きたない」を意味します。実は、この民族はエベンキ族から分離した朝鮮人の士族です。

どうして中国人がこの呼びかたをしたのでしょうか。いくら何でも他国の民族につける名前としてしてはひどすぎるのではないでしょうか。でも、その理由を調べてみると、うなづける点が出てきます。

ワイ族は不衛生

Grzegorz_Skibka / Pixabay

ワイ族という言葉の由来は、古代中国人が彼らを「汚い」と感じて「汚い」を意味する「ワイ」と呼んだことから始まります。どうしてこんなひどい呼び方をしたのでしょうか。実際の彼らの行状は、衛生的に問題があり、見るからに汚かったため、そのように呼ばれても仕方なかったようです。まさに衛生観念の欠如した生活習慣だったのです。

その一端をご紹介すると、彼らは排泄物の中でも平気で暮らしていたようです。そもそも、排泄物を所構わずまき散らすということに対して罪悪感がなかったのです。また、飲み水についても濁った泥水を平気で飲んでいたということです。(気分を悪くなされたら済みません。)

エベンキ族が韓国のルーツと配信すると10分以内に消去される?

lukasbieri / Pixabay

かつて存在した韓国のインターネットサイトの掲示板に、この民族が祖先であると書き込むと、運営サイドが素早く見つけて、10分以内にその書き込みが消去されたそうです。韓国人は、とかく「汚い」とか「野蛮である」とかと見なされているこれらの民族については、できるだけ関わりたくないというイメージを持っています。

また、一般市民には韓国人の先祖は漢民族であり、しかも5000年の歴史を持っているとの教育をしている関係上、エベンキ族やワイ族という今から1500年くらい前に現れた民族が祖先というのは、歴史学者も決して触れられないことなのです。この事実を知れば、歴史は意外に浅く、またあまり歓迎できない先祖ということになってしまいます。

エベンキ族・ワイ族と韓国人は似ている?

Jamesgraphy / Pixabay

DNA分析で共通点が発見された、このふたつの民族ですが、それでは実際上は韓国人とエベンキ族およびワイ族とは、本当に似ている点があるのでしょうか。いくつかの特徴について調べてみました。

顔が似ている

aseay0 / Pixabay

彼らはとても寒い地域で暮らしていたので、目は細く切れ長になり、鼻は小さくなりました。また、トナカイの肉などの硬いものを引きちぎって食べていた関係上、頬骨が張ってきて、顎は頑丈になりました。いわゆるエラの張った顔つきになりました。

最近の韓国人は一見すると上記のような特徴は持っていないように思われます。しかし、メイクをしたり整形手術などで顔に手を入れているために、本来の顔とはかけ離れていると言えます。整形手術をする前の顔と比較すれば、共通点が多く見えてきます。

文化が似ている

werner22brigitte / Pixabay

韓国には、木に人形をかたどった装飾を施した、いろいろなトーテムポールが多く見られます。このようなトーテムポールを建てる風習は、エベンキ族らにもあります。一方、中国や日本にはこのような文化はそもそもありません。

食生活が似ている

709K / Pixabay

エベンキ族が好んで食べているアザラシの肉は、大変臭みが強いものです。このようなものは日本人なら苦手に思うかも知れません。一方、韓国人はニンニクのように臭いの強いものや、刺激の強い激辛の唐辛子のようなものをよく食べます。食文化に関するこのようなところも類似点となります。

エベンキ族・ワイ族と韓国人の共通点

8moments / Pixabay

韓国人にとっては迷惑なようですが、これらの民族と韓国人との間には身体的特徴以外にも、文化的側面や生活習慣上の側面でいくつか共通点が存在します。これを知れば、全く関係がないとは言い切れないはずです。

fotoerich / Pixabay

エベンキ族には遠くの人を懐かしむという意味の「アリラン(迎える)・スーリ(感じ取る)」という代表的な歌があります。一方、朝鮮民謡のアリランには「アーリ、アリラン、スール、スーリラン」という類似の言葉が続き、節回しも酷似しているのです。

言語

geralt / Pixabay

歌の他にも、ふたつの民族の間には共通するものがあります。それは言語です。たとえば、次のようなものがあります。同じ意味を示すエベンキ族の単語と韓国語とが、発音もかなり似通っているのには驚かされます。

    • 「水」はエベンキ語では「ム」、韓国語では「ムル」
    • 「父」はエベンキ語では「アミ」、韓国語では「アビ」
    • 「母」はエベンキ語では「エニ」、韓国語では「エミ」
  • 「石」はエベンキ語では「デョル」、韓国語では「ドル」
  • 「若い女性」はエベンキ語では「アシ」、韓国語では「アッシ」
  • 「おじいさん」はエベンキ語では「アキ」、韓国語では「アチ」
NEXT 衛生概念