オオバナサイカクは臭い悪魔の花!サボテンと間違えて大変なことに!?

香りを放つ理由として、この部分には「ヘプタン酸」と「酪酸」というものがあり、香りに関係しています。前半のものは、たばこに利用されるもので、後半のものはなんと人間の足の臭いの成分と同じなのです。銀杏の外皮から発せられる香りは、たばこ+人間の足の香りになります。

ドリアン

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香りが独特だと有名な生き物がドリアンです。栄養豊富で、好きなヒトは、とても美味しいと感じるようです。しかし、この生き物は先ほどの銀杏とは違い、食べられる部分から香りを放つという特徴があります。食べられる部分は、種の周りの柔らかい部分です。この生き物の香りは、食べるヒトによって様々な香りに例えられます。

「タマネギの腐敗臭のよう」というヒトもいれば、「生ごみの臭い」などと例える方もいるようです。実際に、この香りを体験したヒトしかこの臭さは分からないと言われています。興味のあるヒトは、嗅いでみてください。

ラフレシア

この生き物は、他の生き物の根に寄生して花を咲かせることで繁殖していく寄生植物です。なんとこの生き物は、花を咲かせると最大約90㎝まで大きくなります。この生き物の放つ香りは、死んだ肉のような香りだと例えられます。この生き物も、オオバナサイカクと同じ原理で香りを放っています。

香りでハエをおびき寄せ受粉するのです。また、この生き物は、子孫を残すためだけに咲くので、数日間で枯れてしまいます。その一生を土の中で過ごすので、見つけられたヒトはとても幸せでしょう。

ショクダイオオコンニャク

世界最大の花を持ち、世界一の香りを放つと言われる生き物がこちらです。驚くことに、この生き物は3.5mもの長さまで成長するようです。この生き物が開花するのは、7年に1度です。そして、香りを放つのは開花してからになります。その後、約8時間程度で香りがピークに達します。

この生き物が咲かせる花から発せられる香りは、動物の死体の香りと言われています。このような香りを発するのも、虫をおびき寄せ受粉するためです。しかし、開花後2日程度で枯れてしまうのでこれを見れたヒトも運がいいでしょう。

ザゼンソウ【スカンクキャベツ】

この生き物は、アメリカや日本にかけて広く分布している生き物です。この生き物と同じ分類の物は、独特な香りものが多いと有名ですがザゼンソウは特に臭いと言われています。日本では、開花している様子が座禅を組んでいるように見えることから「ザゼンソウ」と呼ばれますが、アメリカでは香りの特徴から「スカンクキャベツ」と呼ばれています。

ヒドノラ

この生き物も前述した生き物のように、他の生き物の根に寄生する寄生植物です。動物が腐ったような香りを放っているそうです。写真のように見た目が怖い感じがしますが、実際は約8㎝しかなく香りを放っている原因も、受粉のために虫を利用するためです。

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