苦悩の梨はどんな拷問器具?使用方法や目的を解説!使ってみた人もいる?

別名「猫の肉球」とも呼ばれている金属で作られた、熊手のような形をした拷問道具です。ネーミングは、「くすぐり」と言う言葉が使われていますが、全くそんなかわいらしいものではありません。犠牲者の体全体の肌を鋭利な刃物で傷つけるだけでなく、筋肉や骨に至るまでダメージを与えるという、とても痛々しい恐ろしい代物です。

皮剥ぎ

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皮を剥ぐ文化は古くから存在していました。有名なところでは、勇猛な遊牧民で有名なスキタイなどは人の皮を剥いで衣服にしていた者もいました。古代の大国アッシリアでも、敵にあたる人々の皮を剥いで城壁に吊るすことで、外敵に対して脅威を示したりもしました。皮を剥ぐ行為はわかりやすく他者に対して恐れをいだかせるのに特に効果的でした。

車裂き

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中世でも代表的な拷問に「車裂き」があります。大きな車輪に対象者を括り付けて、拷問者が鉄製の大きなハンマーを振り下ろして、四肢を砕きます。今では考えられないですが、当時民衆たちは、この行いを見世物としてとらえており、嬉々として見物するものもいるぐらいでした。また、粉砕した後に車輪に括り付けるなど色々なパターンがあります。

凌遅

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主に中国や朝鮮で行われた拷問、もしくは処刑方法です。人の所業とは思えない程のとても残虐なやり方です。犠牲者の身体を徐々にとても長い時間をかけて、切断していき、逃れようない苦痛を永遠と与えていきます。たくさんの歴史上の有名な人物たちがこの刑に処されました。中国では、清王朝の時代まで何人もの人が「凌遅」の犠牲になりました。

親指ネジ締め

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人は足の指と手の指に刺激を加えられると、耐え難い痛みを感じます。コンパクトで持ち運びに便利で効果が絶大な器具です。作りもシンプルで、ネジを回すことによって親指を締めあげていくという単純なやり方なので、誰でも容易に恐怖と苦痛を感じてしまいます。拷問を与える者は、ゆっくりじわじわと対象者の指を締めあげて、恐怖を煽ります。

ひざ分裂器

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特に取り調べなどや、自白をさせる際に用いられて拷問道具です。ひざだけでなく、関節なども締め上げて破壊するために使用されていました。死に至る可能性が低く、それでいて激痛を与えるという点においても、取り調べなどには最適な道具と言えます。こちらも、基本的にはゆっくりと圧力をかけていき、心身ともにプレッシャーをかけていきます。

ザ・ブーツ

中世の拷問大国としても名を馳せたスペインで行われていた拷問です。鉄や木で作られた長靴を対象者に履かせます。そして罪の重さだけ靴の中にクサビを打ち込まれます。軽い罪なら4本、重い罪なら8本などの規定があったそうです。痛みの想像がしづらいですが恐ろしい激痛を味わうそうです。また骨折してしまう者もいるほどの破壊力があります。

クロコダイルの大バサミ

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特に王の暗殺を企て者などに使用されて拷問道具です。「大バサミ」という名前がついてるだけあって用途は切断することです。おもに指や男性器や睾丸などの切断に用いられました。形は挟みこむ部分がワニを模した形をしていて、ハサミの刃に当たる部分はワニの歯のようなギザギザな形状をしていました。通常のハサミと使用の仕方はほぼ同じです。

日本にもある!残酷な拷問器具

他の国のものだけでなく、ここでは日本で存在した拷問器具をクローズアップしていきます。平和なイメージの強い日本でも、やはり海外の話だけでなくもちろん残酷でおそろしい拷問が多数ありました。みなさまなはどの拷問がもっともおそろしく、経験したないと思うでしょうか。前述の海外の多種多様な拷問と合わせて、ご覧ください。

石抱

時代劇や書物などで、囚人などがこの拷問を受けているのを目にしたこともあるかもしれません。犠牲者は正座をさせられて、太ももに重たい石を載せられます。また正座をしている板には、三角形の形をしているギザギザついていました。正座してももの上に重い石を乗っけられるだけでもきついのに、さらに下からも脛に耐え難い苦痛を与えられます。

鋸引仕置き

拷問というよりは、残虐な処刑方法として知られています。頭だけが地面から出るように埋められて、ノコギリで首を切られるという刑です。特に日本ではもっとも恐ろしい処刑方法だったともいわれています。ただし実際に行われたのは一度だけと言われています。しかも実行者は戦国時代に第六天魔王の名で世を震撼させた、あの「織田信長」でした。

磔柱

古代ローマの剣闘士たちの戦闘の観戦や中世ヨーロッパの車裂きが見世物であったように、日本でも同じく命を扱った娯楽が存在してました。それは日本でも広く知れ渡ってる罪人の磔を見物することです。磔における処刑の仕方は、何十回も槍で突かれて殺されたり、磔の柱の下に藁など備えて火をつけて火あぶりにするなどの多様な形式がありました。

海老責め

先ほどの石抱という苦しい拷問がありましたが、それにも屈することがないものなどに実行されたさらに厳しい拷問になります。独特の縄の締め方をして、罪人を海老のような形にします。最初は大したことはないのですが、30分経過したあたりから何とも耐え難い苦痛を感じます。そして、箒尻という棒による打撃も与えられ二重の苦しみを受けます。

現在でも行われていると言われている拷問

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拷問と言うと、大昔の話のように感じますが、今でも一部の拷問が実行されています。どのようなものが存在するでしょうか。原始的というより、近代らしい、科学や生物学の観点からの人の追い詰め方を追求していった結果、採用されているといった印象を受けるかもしれません。どちらにしても、大多数の人は嫌がる者ばかりと言えます。

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