タナトフォビアとは?死に対して異常な恐怖を抱くその症状と克服法まとめ

死が怖い、死ぬのが嫌だという思いが人よりも強い傾向にあり、死に関して考える事の多いタナトフォビアの方の中には不老不死を望む声も多く上がっています。ここでは不老不死に関しての情報もご紹介させていただきたいと思います。

不老不死とは?

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不老不死には実際2種類存在し、民族的な考え方では肉体を変えても魂を引き継げるという不老不死です。この場合タナトフォビアの方が恐れる死は経験してしまうこととなります。そしてもう1つの説は肉体的に死が訪れない永遠の肉体という意味の不老不死です。

生物学上の不老不死

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生物学上において「死」とは、人において脳が停止した時と定義されています。なぜ脳が停止してしまうのかの簡易な説明としては、脳を作っている細胞が徐々に老化し、細胞が死にゆくため、いずれは器官として脳の機能を果たせなくなるためとされています。

残念な事に、脳を含む私たちの体を構成する多くの器官は一度成熟した体の中で再生がされません。そのため私たち人間やその他の動物は老いる一方であり、年齢を重ねるごとに器官としての老化も進んできます。

不老不死の例

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動物の中には、老いた後に若返る事ができる機能を持った動物がいます。しかし不老不死は若いまま年を取ることがないという考えであるため、少し不老不死とは違う扱いとなるでしょう。現代医学においても人体を冷凍保存する方法や、幹細胞による再生医療なども多く研究されており、不老不死が叶う世界も訪れてしまうかもしれません。

私たちに馴染みの深いあのロブスターも不老不死だという事をご存知でしょうか。その不老不死の体の真相や、不老不死である理由などに関してはこちらの記事でご紹介させていただいています。ご興味がある方は是非ご一緒に読んでみてください。

タナトフォビアとアペイロフォビアの関係性

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様々な種類のある恐怖症の中にはアペイロフォビアという恐怖症があります。こちらもしばし、タナトフォビアと混同されがちな恐怖症ですが、似ているようで少し違う点があります。ここではアペイロフォビアとはどういう恐怖症なのか、そしてタナトフォビアとは何が違うのかをご紹介させていただきます。

アペイロフォビアとは「無限恐怖症」

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アペイロフォビアの恐怖対象は「限りのない事」です。宇宙や海といった、永遠の終わりないものへ恐怖があり、それは死後の世界に対しても恐怖を感じてしまいます。陥ってしまう症状としてはタナトフォビアの方々のような症状も見られます。

死後の世界も限りがないため恐怖を感じる

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死後の世界へ恐怖を感じるアペイロフォビアはタナトフォビアでないのかと思う方もいらっしゃいますが、似ているようで少し違います。タナトフォビアは「死ぬ」という事に対して恐怖を感じるのに対して、アペイロフォビアでは死んだ後に続く「無限の世界」へ恐怖を関してしまうのです。

正しい知識を持ってタナトフォビアに向き合おう

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死に対して恐怖や不安に囚われてしまうタナトフォビアは、程度の差があれど発症するととても厄介な病気です。生活習慣の改善をして予防を行う事も可能なため、規則正しい生活を送り、出来るだけ考えない事が大切です。

また周囲にタナトフォビアの方がいらっしゃる方は、良く病気の事やその方の経験などを理解して「聞いてあげる」事でその方の負担が減る事もあります。甘んじて告白を受けずに親身に受け止めてあげる事が大切なのです。

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