5ちゃん用語「ワッチョイ」の意味は?役割や表示・非表示方法について解説!

プレミアム会員のため有料ではありますが、月額400円で様々なサービスを受けることが出来ます。例えば、5ちゃんが提供する専用ブラウザから広告を消す。スレッドの過去ログは専用ブラウザからは見られませんが、それを取得し閲覧できる。

また、書き込みを規制されているプロパイダーや海外からも書き込める。スレッド作成や連続投稿は規制が厳しいですがそれを緩和、などです。6か月一括支払いなら2,000円、1年一括支払いなら3,600円とお得なのも特徴です。

ワッチョイを非表示にするやり方!

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しかし、浪人を購入しただけではワッチョイは消えません。浪人を購入し、なおかつ書き込みの際にコマンドを入れることが必要となります。やり方は簡単、自身の名前欄に「!id:ignore」と入力するだけです。これでワッチョイ、ID共に非表示となります。

2ちゃんねるで実際に起きた訴訟

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大規模な5ちゃんには毎日数えきれないほどの書き込みがされています。軽い気持ちで書き込んだことで、訴訟を起こされ、賠償金が発生した事件も少なくはありません。ここでは、2ちゃんねるで起きた訴訟を2つご紹介します。

高額の賠償金が支払われたDHC訴訟

化粧品やサプリメント等を販売する会社「DHC」は、皆さん一度は耳にされたことがあると思います。2002年、2ちゃんが発行するメールマガジンにおいて、DHCが自社化粧品の中に枯葉剤を入れている、などと記載し、DHC側に提訴されています。

実際の成分は枯葉剤とは全く異なること、2ちゃんを見たユーザーがDHCの商品を買わなくなるいわゆる「不買運動」まで起こっていたことがあり、請求金額は異例の超高額、7億円となりました。2003年に2ちゃん・西村博之氏側が敗訴し、名誉棄損を巡る訴訟としては高額である700万円が支払われています。

URLを貼っただけで成立した名誉棄損事件

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東京都のある男性は、ネット上で虚偽の情報サイトを作成されるという被害に合っていました。その内容は男性がセクハラ行為を働いたとするものでしたが、2011年、2ちゃん内のスレッドにこのURLが貼られました。男性はURLを貼った行為が名誉棄損にあたると主張し、プロパイダー側に書き込みを行った者の個人情報の開示を求めました。

東京地裁は一審で「URLを貼り付けただけでは名誉棄損にならない」と判断しましたが、男性は控訴。二審ではなんと名誉棄損と立証され、その後書き込んだ人間に法的措置を行ったとされています。URLのみを貼っただけで有罪とされたこの判決は、匿名だからと軽い気持ちで書き込んでいた人々を驚かせました。

ネットマナーを守って書き込もう!

5ちゃんねるにおける不思議なシステム、そして5ちゃんの紹介やそこで起きた訴訟などをご紹介させていただきました。5ちゃんには「匿名だから」と人を中傷、嘲笑するような書き込みも目立ちますが「匿名掲示板」というのは「ユーザー同士が匿名」という意味であり、運営側は書き込んだ人間の個人情報は把握しています。

傷つく人間、そして無駄な訴訟が起こらないようにワッチョイという複雑な対策もなされていますが、最後はユーザーのマナーに委ねられています。皆さんもどうかネットマナーを守り、楽しい掲示板ライフを送ってください。

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