登山が他のスポーツと異なる部分は何でしょうか? それは自然環境が影響するというところです。地形、天候、季節、低圧、低温、低酸素など日常生活とは随分違う環境におかれます。普段歩いている道とは違って、夏でも雪が残っている場所や、岩場などを歩かなければなりません。
登山キャンプで重要なこと
登山キャンプでは、山を登っていく道具以外に、食材、調理器具、テント、寝袋などの生活に必要な道具を全部自分達で背負い、山を登って行きます。近頃は登山用品の軽量化が進んできましたが、日帰りで山へ行く場合、ザックの重量も含めて約8キログラムです。テント泊などの場合では荷物の重さが10キログラムを超える場合があります。重い荷物は足腰に大きな負担です。また雨の場合は、テントが濡れてさらに重くなります。テント設営や収納も大変になります。食事に関しても朝、昼、夜と食料の計画を立てて、必要な食材を持参する必要があります。さらには、どこでもテントを張っていいわけではなく、一般的に山ではキャンプ指定地の場所に所定の料金を払ってテントを張らなくてはならないのです。
登山キャンプの魅力
登山キャンプの魅力はどんなところでしょうか?
登山キャンプの魅力は大自然を満喫できるところです。晴れた日の夜にテントから顔を出してみると、そこには満天の星空が広がっています。都会では、見ることのできない光景が広がっています。そして聞いたことのない鳥の声で目が覚めたり、寒い夜が明けると、朝日の温かみを感じたり、そんな体験は、自然をより近くに感じることのできる一泊になります。