下山事件は昭和最大のミステリー事件!国鉄総裁が失踪した事件の真相を考察!

死亡者は轢かれたことにより死亡した。という自殺説を唱える人の根拠や考えについて記述してご紹介していきます。当時の彼の心境や状況などを考慮した考えである事が分かっていただけるはずです。つまりこの説を唱えている方は、彼の事を良く知る人物であるという事なのです。皆さんはこの説をどう判断しますでしょうか?

もし本当に彼が自殺をしているのであれば、かなり精神的に追い込まれていた事になりますが、当時の時代背景、そして彼がトップとして所属する日本国有鉄道が大幅な人員削減を迫れていた事など色々考えられそうです。当然これらはあくまでも説であり、実際の彼の心情は彼自身かわからないという事を把握しておいてください。

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平成のミステリアスな事象の一つに苗山事件があります。これは放送事故の中で起きた出来事でインタビューを受けていた苗山という人物が、突然別人の様に変わるというものが映像として全国に報道された奇妙な事件。これに関して興味や関心がある方は是非こちらの記事をご覧ください。

初老期鬱憂の発作が起きた

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人間のメカニズムとして、老いて初老とされる60代前後に差し掛かるとボケてしまったり、認知症を患ってしまう可能性が高くなるのです。この認知症はどう結びついているのかは分かりませんが初老期のうつ病の大きな原因とされているのです。また職場での立場や親しい人との別れが原因でも初老期のうつ病になりやすいと言われているのです。

そして彼もこの心の病気を患っていました。またこのうつ病の特徴として精神的に害すだけではなく、身体的に害が現れる事が多く、実際に彼も失踪前にたびたび発作を起こしていたそうなのです。何故彼が初老期のうつ病を患ってしまったのかは、正確に判断することはできませんが、彼の立場や状況から考えると、ありえなくはないのです。

奥さんが「自殺ではないか」と発言している

事件当時彼の奥さんが「自殺したのでは」と発言しているのです。彼の事を彼の次によく知るであろう奥さんがそう発言したとなると、信憑性が高くまた、もしかしたら彼の当時の心情や裏事情などを把握していた可能性もあるのです。そのためこの事も自殺説の大きな裏付けや根拠の一つとして、意見されているのです。

民自党対立や経済政策による日本国有鉄道の人員削減に抗議していた筆頭であった背景があり、前日には多くの人間が事実上辞めさせられいるわけであり、恨み妬みを買う可能性が十分にありながら、愛する夫が無残な姿で遺体となり発見されて、まず他殺を疑いもせず自殺ではないかと発言するところもどこか引っかかるのではないでしょうか?

発見場所が自殺の多い場所だった

死亡者は仕事柄からも、幼少期からずっと鉄道が好きだった事からも発見された鉄道の場所周辺の事を熟知していました。そしてその地は自殺の名所して知られていた事を本人も知っていたのです。つまりこの場所を選んだのも自身が自殺するにはもってこいの場所と判断したということです、この事も説の根拠や裏付けとなる要素なのです。

元々仕事上でここの鉄道近くに自殺防止関連で視察しに何度か来ていたそうなのです。この事から間違いなく彼が発見された場所が自殺が多い場所だという事は把握していたはずなのです。ですが犯人が自殺と思わせる為、ミスリードをあおる為にあえてこの地を選んだとも考えられるのです。皆さんはどう考察しますか?是非考えてみてください。

事件前日に面会した関係者に「脅迫が来ている」と話していた

事件が発生する前日には何か明確な用があったわけではなく、数名の日本国有鉄道の関係者や知人に面会しており、その時、苦しそうな泣きそうな顔を浮かべながら「脅迫が来ている」と訴えていたそうなのです。この事からも当時かなりプレッシャーやストレスを抱えていて、精神的に衰弱していたと考えられるのです。

その精神的なダメージが果たして自殺に追い込むものであったのかは定かではありませんが、こちらも説の大きな根拠や裏付けとなっている要素です。脅迫が来ていたという事であれば、その脅迫文を送り付けた者による犯行である事も考えられるのです。真相については現在も判明していません。皆さんはどう判断しますか?

現場付近で植物を摘む男性が目撃された

当時の現場付近では、発見のちょっと前に死亡者に非常に似ている人物が目撃されており、その男性はその時植物を摘んでいたそうなのです。そして実際に発見された遺体が着ていたジャケットの中から、その時の現場付近に生えていた植物が出てきたのです。これを何しているか皆さんはもうお分かりのはずでしょう。

つまり死亡者は発見された時刻の少し前まで生きていたという事を意味していて、それは即ち自ら身を投げ入れて自殺したという事になるのです。しかしこれはあくまでも、目撃されたその花を摘んでいる男性が、本当に本人であった場合ですので、断定する事は出来ないのです。けれども説の一つの根拠や裏付けとなっているのは間違いありません。

事件の一週間前から手帳に書き記されていない

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この事件の死亡者でもあり主人公でもある下山氏は非常に、真面目で几帳面な性格でありました。そのため常に手帳を肌身離さず持っており、何でもあれこれその手帳に書き記して愛用していたのです。けれどなぜかその事件が起こる約1週間前に、ぱたりとその手帳が止まってしまうのです。なぜ手帳を付けるのをやめてしまったのでしょうか?

もしかしたらこの時から既に自殺を計画をしていて、これ以上手帳に書き記していても無駄だと踏んでの行動だったのでしょうか?この事も一つの説の根拠や裏付けとなるものなのですが、この事に関する情報源がハッキリとしていないため、それでいうならば余り信憑性はないのかもしれません。信じるか信じないかははあなた次第です。

下山事件の他殺説

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先ほどは自殺説を立証する大きな要因、裏付けとなるポイントや根拠について皆さんにご紹介していきました。どれも根拠として合点がいくもので自殺なのでは?と疑ってしまいますが、反対の他殺説に関しても裏付けとなるポイントや根拠が、当時の状況から見てもかなり合点がいくもので、納得がいくものなのです。

こちらの見出しではそんな他殺説の根拠や裏付けとなる要素を皆さんにご紹介していきます。皆さんも他殺の線があるか考えて推理してみてください。残念ながら他殺が真実として発覚しても、現在ではとっくに事件が時効となってしまって、犯人を正当に罰することはできないのです。事件の真相を解き明かす事は、関係者や我々の願いであります。

国鉄での大規模なリストラへの恨み

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先ほども何度か皆さんにお話ししていきましたが、実は事件が起こる前日、つまりは失踪する前日ちょうどに死亡者も筆頭となって反対、抗議していた日本国有鉄道の人員削減が認められず、おおよそ30000人もの会社員がリストラに遭っているのです。そして死亡者はこの会社の事実上トップであり、また抗議の筆頭者でもある。

つまりこの30000人もの人間から、1人2人どころか、たくさんのリストラに遭った人々から恨み辛みを持っていたかもしれないのです。そんな人が彼の事を報復するように殺害して、最後に電車に轢かれさせ遺棄させた事は全然考えられない事ではありません。これも説の大きな立証する裏付けや根拠なのです。皆さんはどう思いますか?

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