ナトロン湖とは?動物を石化させる湖、その原理や湖面が赤い理由など紹介

現在ではマガディ湖は火山が近いことから高温を利用し、温泉でしかもキャンプができる場所、マサイ族に会えるところとしてナトロン湖とは別々になっているのです。同じ点はフラミンゴが渡来することですが、「死の湖」と「温泉」に分かれているギャップは面白いかもしれません。

ナトロン湖だけじゃない世界の珍しい湖

世界にはたくさんの湖がありますが、中でもその色合いが珍しいとされる存在がアフリカにもあります。どこにあってどんな湖なのでしょうか。

塩分が海水の10倍のレトバ湖

塩分が海水の10倍のレトバ湖アフリカ西側にあたる、セネガルにあるレトバ湖。海水の10倍、浮き上がってしまうことで、しかもパリ・ダカール・ラリーのゴール地点としても知られている場所にあります。たくさんの塩が採れるので、収穫は多いとされている湖とされているのです。

バクテリアでピンク色のレトバ湖

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海の10倍の塩分とされていますが、ただの塩分だけではありません。その塩分は死海の1.4倍で、バクテリアによってピンク色に染まっているため別名「ラック・ローズ」です。またミネラル豊富なことから塩分を求めて、常にトラックいっぱいの塩が持ち出されています。珍しい湖といって良いでしょう。

ナトロン湖は動物を石化させる赤い湖!

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ナトロン湖の動物たちが石化などではなかったこと、湖は微生物である「藻」によって赤いことが分かります。面白いから見てみようと思うかもしれませんが、行って見るとしたなら事前に注意事項を確認しましょう。写真だけで楽しむこともまたおすすめと言えるほど、大切にしなければならない場所でもあります。

または写真からも見受けられるように、誰をも近づけない雰囲気を醸し出しているのかもしれません。ただ赤いわけでもなく、見るものに心奪われてしまうほど神秘的で、どこか魅力すら感じる湖です。アフリカの赤道直下に行くことは難しいとしても、なぜか魅入られてしまうのはなぜなのでしょうか。

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そこにはまさに「神秘」という言葉がふさわしいのかもしれません。どこか誰も寄せ付けない湖は強烈な炭酸ナトリウムなので、近づきたくとも寄れないことが現状なのかもしれません。

いずれは消えてしまうかもしれない貴重な湖を、行けなくてもニック・ブラント氏の写真からその赤い湖の姿を見ることもまた楽しいのではないでしょうか。

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