シーウィーとは?子供の心臓を食べた連続殺人鬼の犯行動機と特異な生い立ち

この事件は、2005年8月2日ある女性の遺体が大阪府河内長野市の川岸で見つかったことから発覚します。元々は女性1人の遺体が見つかっただけでしたがその後の捜査で大きく事態は急変します。

最初の女性が発見されてから間もなく、他の被害者も発見され連続殺人として捜査が行われていきました。

後に逮捕されるのが、今回の事件の犯人である前上博です。

自殺サイトを利用した手口

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事件当時、ネット上では自殺サイトが話題になってきたころでもありました。これは家庭環境やいじめなどで行き場をなくした人たちが自殺を目的に募るサイトのことです。

前上はこのサイトを利用している自殺志願者をターゲットにして、犯行に及んでいました。頭のよい前上は彼らの心理をうまく利用していました。

前上博の生い立ち

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前上は警察官の父を持ちIQは128もあったと言われています。4人兄弟の長男であったこともあり幼少期から厳しく育てられました。

さらに幼少期に異常な性癖に目覚めます。きっかけは本人も分からないままですが白い靴下に対して性的興奮を覚えるようになったのです。

またこの事件を起こす前の2001年には通りがかった女性や子供に薬品をしみこませたタオルなどで口を抑えるなどして、逮捕歴もあります。

恐ろしい犯行手口

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前上は自殺サイトで知り合った男女三人を窒息させて殺害しています。そのやり方も実に残酷で手足を縛り動けなくした被害者の口や鼻を抑え徐々に殺していくというものでした。

前上は人が苦しむ姿にも性的興奮を感じていました。そのため殺人の際苦しむ声を録音していたと言います。

また殺害後前上は、被害者全員に白い靴下をはかせて死体を遺棄していました。

死刑執行

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3人もの命を奪った前上はその後逮捕されます。2007年7月7日に裁判で死刑判決を言い渡され、死刑囚となりました。

その後2009年7月28日に死刑が執行され、判決から約2年と言う短い期間で死刑執行と言うのは珍しく当時は世間の注目を集めました。

最近では同様に座間の事件も世間を騒がせました。この犯人も前上と共通する部分がいくつかあります。詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

噂を信じていた悲しき殺人鬼・シーウィー

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シーウィーはこれまでのシリアルキラーとは違い快楽のために殺人を犯していたわけではありません。あくまでも弱い自分を変えようと、言い伝えを信じて犯行に及んでいました。

だからと言って殺人が許される訳ではありませんが、読者の皆さんもどこか同情してしまうところがあるのではないでしょうか。

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