アムカ当事者にはアムカ当事者のスペースや速度があるのです。
アムカしている人を援助する人は適切な施設に相談しよう
そして自分にどんなことができるのか確かめる必要があります。アムカ当事者にしてあげれることは専門家に聞きましょう。
説得できるのであれば、行くべき施設を教えてあげるだけでも構わないので、こういう場所もあると言った事実を知らせてあげてください。
自傷行為の歴史
そんなこのような行為には一体どのような歴史があるのでしょうか?流行したのは約50年前と先述しましたが、それ以外の歴史について解説していきます。
昔はそんな言葉自体認識されることがなかったのです。そして意外と言葉としては歴史は浅く、最近できた言葉なのです。
ではなぜ日本においても流行るようになったのかなどについても解説していきます。
定義づけられたのは比較的最近
50年も昔からあるものの、しっかりと定義付けされたのは比較的近年のことになります。非自殺性自傷行為という名称で6年前にようやく単体の疾患として定義づけされたのです。
これは本人たちにとっては医学に頼ることができず、解決できず苦しむという期間が長いことを指し、多くの人が認知されないことに苦しむことになるのです。
過去に88万人の人が亡くなったことでようやく事の大きさを知ることになり、アメリカでとうとう定義づけられたのです。
周囲に影響が及ぶこともある
また自傷行為は、人から人への伝染も確認されており一人が行ってしまうと周りの人もそれに頼ってしまう傾向があることがわかっています。
これは後述する日本においての自傷行為で詳しくわかるかと思いますが、誰かがやっているのなら自分もやってみようと言った心理が働くからだそうです。
精神的なダメージによるものがきっかけでおこるこのような症状の場合は、治療法もあまり出回っていないので頼ってしまう傾向にあるようです。
日本での扱いや研究
そして日本ではこれらの研究が他の国より遅れているということもわかっています。アムカの方向性はわかっているもののまだリスカの核心に触れることができていないのが原因とされています。
また日本でアムカがなぜ流行ったかについては、インターネットの普及が完全な原因とされており、これは止めることができないとされています。本人たちは藁にもすがる気持ちでインターネットから情報を得るからです。
本当に苦しんでいる人がいる現実もあるのですが、ネットなどにこれを書き込んでしまうことで信憑性や心理があいまいになっているのも日本の残念な部分となります。第三者に見せびらかすようなものではないのです。
周囲の声と胸中
やはりこのことに対してマイナス的な意見が多く、恋人や友達にはあまりしたくないといった声もあります。これは仕方のないことですが、少し悲しいですね。
アムカに関する書籍紹介
リスカを知る人は多くいます。アムカとしてはあまり単語の馴染みがないです。そのためアムカ単体に携わる作品はあまりないですが、行為全体に関する本はたくさんあります。
ここからはそれらの本を紹介していきます。他の人の場合や、環境の違いについてさんこうになるかと思いますので、読んでみてもいいかもしれません。
アムカに携わる本①自分を傷つけずにはいられない
非常に評価の高い著書になっています。アムカ当事者ではなく第三者の心理や行動についても書かれています。
生にしがみつく大切さやアムカ当事者の気持ちや境遇もしっかり描かれており、読みやすいものとなっています。
アムカに携わる本②アディクションとしての自傷
気づいた人もいるかと思いますが、先ほどと著者が同じ人となります。アムカの行き先がわかる本です。
医学的な方向からみたタイトルで、リスカの研究結果なども掲載されているので詳しく知ることができます。
アムカに携わる本③自傷行為と辛い感情に悩む人の為に
この本ではアムカ当事者とパーソナリティ障害の因果関係や心理について詳しく書かれた本です。克服に必須な技術や方法が記載されており、アムカ当事者にとっては教本のようなものとなっております。
このようにいくつも学ぼうと思えばできる著書があります。しかもこのご時世なのでスマホひとつあれば購入することはたやすいです。手に入れようと思えば簡単に手に入るのです。
もっといえばスマホでも読むかとが可能なので、是非読んでみることを推奨いたします。
関係のある作品はたくさんある
本だけでなく映画などもあります。意外と関連性のある作品がたくさんあります。援助する側の目線で作品を楽しむこともできます。
絶対に読まなきゃいけないといったことはないですが、読んでおくに越したことがない作品ばかりとなります。
興味があったり、援助する側に立っている人は是非一度読んでみることを推奨いたします。知識があなたを助けてくれます。
アムカは自傷行為のひとつ。理解することから始めよう
いかがでしたでしょうか?アムカとは心理状況が不安定な人がとる自傷行為の一つでした。リスカとは一緒にしてはいけないということがわかりました。
また跡を完全ではないものの消すことも可能なので、跡のことで悩んでいる方はいち早く対処してみてください。
とくにアムカは行為の初期行動に多く見られます。まずはアムカを理解することがなにより大切なことになります。