金村剛弘とは?集団リンチ事件の真相と六本木クラブ襲撃事件の因果に迫る

木村兄弟の活躍により、たちまち『新宿ジャックス』は全国的な巨大詐欺集団、現在の半グレ集団のような大きな勢力になったわけですが、同じく東京都内を拠点にして関東圏に巨大な勢力を持っていた『関東連合』も詐欺の事業を都内で展開していたのです。ここで同業である木村兄弟と関東連合が衝突します。

とはいえ制する動きを見せたのは木村兄弟であり、兄弟は傘下や部下などを動員して関東連合の『アジト』などをたびたび襲撃したといわれています。木村側の傘下の1グループが『関東連合』側につくと裏切り行為をしようとしていて、その企みを知った木村兄弟はその裏切ろうとしていた傘下のメンバー1人を殺害しました。

繰り返される抗争・報復により・・・

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関東連合側に寝返ろうとしていた傘下のメンバーの命が奪われたことを知った、関東連合の当時の頭である第22代目は当然ながら激昂して『やられたらやり返す』と報復しようとして、木村兄弟を襲撃することを決意させ手下に実行させました。しかし木村兄弟は無傷で助かると、自身の命を脅かし裏社会の勢力、事業でも衝突していた関東連合を潰そうと決意させます。

そこで交流があった山口組の組員と協力して、関東連合の関係者を次々と襲撃したのです。今回の記事の主人公である彼は第22代目と深い交流があり『兄貴分』の存在であり、木村兄弟が元々よく思っていなかったのか、一番ひどく残虐な手を下して命を奪ったのです。この2つの勢力の抗争の背景があって西新宿事件が起きてしまったかもしれません。

金村剛弘集団リンチ事件はその後六本木クラブ襲撃事件へ発展

アウトローやアングラの世界において超有名人である東京の『最恐兄弟』について解説していきました。どんな人柄でどんな性格であるか分かっていただけたのではないでしょうか?さて実は今回の記事でクローズアップしている『西新宿』で起きた、『ワル』たちの抗争によって1人の男性がリンチされ命が奪われてしまった事件ですが、この事件がきっかけとなりさらなる悲劇を生んでしまうのです。

その悲劇でも複数人グループによって1人の男性の命が奪われてしまったのですが、ここにもあの『関東連合』や『木村兄弟』が関与しているのです。一体どういう事なのでしょうか?どのように関与しているかも含めて、リンチ事件の後にさらなる悲劇を生むことになったその事件について概要や詳細を分かり易くまとめていきます。

六本木で一般男性が人違いで殺害される

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現在から7年前の平成24年、東京都23区港区に位置する『六本木』多くの著名人やセレブが集うエンターテイメントの都市であるこの町に存在する、飲食店にて一般人の男性が突然店に侵入した犯人である複数の男性グループにより残虐に撲殺され命を奪われてしまったのです。ここまででも喧嘩最強の男が複数人に命を奪われたときとどこか類似していますが、共通点はそれだけではなかったのです。

犯人である複数人の男たちは皆『目元だけ露わになるフェイスマスク』と『金属バットを始めとした鈍器』を所持していたのです。やり口がほぼ一緒なのですがこの犯行は計画的なものではなく、突発的なものであったのでその点は異なる点です。被害者の男性は『ある人物』と人違いにより、残虐に命が奪われてしまったのです。では犯行グループは誰と間違えたのでしょうか?

金村剛弘を殺したとされる木村兄弟と見間違えた可能性

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まず犯行に及んだ犯人グループたちの正体は皆『関東連合』の人間だったのです。この情報を聞けば誰と人間違いを起こしたのか、勘の良い人であれば気づくかもしれません。そうです。前述でも何度か登場していて喧嘩最強と言われた彼の命を奪った首謀者、黒幕と囁かれている『木村兄弟』でありその弟の孔次郎と見間違えたと言われています。

犯人グループである関東連合の人間が、後ろ姿や身なり、身長や体型がよく似た被害者男性の事を現場となった飲食店で発見すると、すぐさま仲間内に連絡して報復のためにあの時と同じようにアイテムを揃えて、そこに襲撃しに行ったのです。しかしながら彼らが命を奪った人物は全くの無関係の一般人だったのです・・・。

キレ者である木村兄弟の孔次郎の狙い?

先ほどもお話しした通りですが最恐兄弟の一角である弟は、目的のためなら手段を厭わない人物であったのです。弟は関東連合から命を狙われていることを知っており、何とかしなくてはと考えていました。そこで弟は自分と外見がよく似た人物を、あえて現場となった飲食店におびき寄せて、人間違い、勘違いで事が起きる事を計らった可能性があるのです。

これがもし本当であれば弟の、木村兄弟の思惑通りであり犯人グループの正体である『関東連合』はしてやられたことになり、より一層恨みや憎しみがますばかりになり気持ちも晴れなくなってしまったのではないでしょうか?それにしてもアングラで暗躍する2つの組織の抗争に巻き込まれてしまい、命を奪われた一般人の男性がかわいそうで仕方ありません。深くお悔やみ申し上げます。

六本木クラブ襲撃事件後、関東連合は事実上解散へ

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あり得ないほどの筋肉量を備えてアングラ界でも『喧嘩最強』の呼び声高い彼が、自宅近くの『西新宿』で犯人の複数人グループに無惨に命を奪われた事件では、警察も犯人の行方や正体が掴めず未解決となってしまいましたが、その数年後に起きる人間違いによって引き起こされた『六本木』に存在する飲食店で起きた凄惨な殺人事件は犯人らの正体が直ぐに判明したのです。

警察は犯人たちが『関東連合』のメンバーであることが分かるとすぐさま首謀者と実行犯たちを検挙しました。逮捕された人物の中にはリーダー格や立場的に『上』の人物がいて、主要メンバーのほとんどが逮捕されました。これにより『関東連合』はほぼ壊滅状態になり、事実上『解散』に追いやられることになったのです。

木村兄弟の名声が上がった

結果的に昭和後期から頭角を現し始めて、徐々に勢力を拡大して関東圏を中心に大きな力を持って、アングラ界の第一線で暗躍していた『関東連合』その巨大勢力を追い詰めて解散に追いやったのは、まぎれもなく『木村兄弟』という最恐コンビだったのです。そのコンビの名はアングラ界でより一層最恐として君臨することになったのです。

この事件の主犯格である人物が2019年現在も海外で逃亡を続けていたり、完全に解決したわけではありません。奇しくも人間違いにより残虐に命が奪われてしまった一般人男性が、なぜ見間違われたのか?なぜ殺される必要があったのか?『六本木クラブ襲撃事件』についてより詳しい情報を知りたい方はこちらの記事を合わせてご覧ください。

金村剛弘集団リンチ事件で芸能人との関係も浮き彫りに

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もともとアングラ界やワルたちの間では、その喧嘩の強さや『関東連合』を始めとした多くの裏組織と関わりのある人間だったので名の知れた有名な人物でしたが、今回ご紹介しているリンチ事件が報道されて、被害者男性として取り上げられた際にどんな人物であるか、世間的に知られることになり一般人からもある程度認知される様になりました。

そこで各週刊誌、マスメディアなどが彼の人物像や人間関係などのバックグラウンドを紹介するコラムを設けたのですが、そこで生前ある有名人と関りがあったことが浮き彫りになったのです。それも1人ではなく複数人と関りがあったことが発覚しました。その人物とはだれなのか?どんな関係性があるのか解説していきます。

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