ズンドコベロンチョの意味とオチのネタバレ!世にも奇妙な物語で話題に!

なんだか不幸続きの大学生が部屋に帰ると、真っ黒な頭巾を被った無精ひげの中年おじさんがポテチを食べてくつろいでいます。

慌てて警察を呼びましたが、そのおじさんは主人公にしか見えていないようです。調べてみると、おじさんはこの地方に伝わる「イマキヨさん」という座敷わらしのような存在だと判明します。

さらに、「無理矢理追い出さない」「傷つけない」「イマキヨさんの前で引っ越しの話をしない」「謝らない」という、決して破ってはいけない4つのルールがあります。

大学生は「どうか内定が貰えますように!」とイマキヨさんにお願いします。すると面接を受けた会社から電話が掛かってきます。しかし話を聞くと、どうやら不合格になったらしい。

馬鹿にするように笑うイマキヨさん。怒った大学生はイマキヨさんを外へ追い出すことに成功します。そして自室に戻ると、イマキヨさんが2人に増えてしまいました。

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2人のイマキヨさんがオセロで対戦することになりました。しかし片方のイマキヨさんに肩入れをすると、もう一方のイマキヨさんが不利になり傷つけてしまう結果に。4人に増えてしまったイマキヨさん。

彼女の内定が決まったため、「一緒に住もう」と引っ越しの話を持ち掛けられ、了承する形で3つ目のルールも破ってしまい、次第に増えていくイマキヨさんにどんどん追い詰められていく大学生。

窮地に追いやられ最終的の取った手段とは…。

リメイクされた他の物語②『ハイ・ヌーン』

こちらは1992年に玉置浩二さん主演を務めた人気作です。2015年版ではなんと和田アキ子さんが男性役で主演を務めます。

異様な話の展開と、和田アキ子さんの醸し出す雰囲気がマッチして、2015年版も大変反響がありました。そして、何故か違和感なく見られました。

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とある夏の日、何の変哲もない大衆食堂に一人のサラリーマンが来店するところから始まります。サラリーマンは親子丼を注文し、淡々と食べ終えます。

男は次にカツどんを注文し、またも食べ終えます。3つ目に卵丼を注文した頃、店内はようやくその異変に気付きざわつき始めます。

そして次々と食べては注文を繰り返す中で、店内の客と店員の「どうせ食べきれないでしょ」という気持ちは徐々に変化し始め、「どこまで食べるんだこの男」と露骨に注目し始めます。

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次々と注文しては間食していく男を見て、ついに気づいたのです。男はメニュー表の端から順に注文していることに。それに気づいた店内は全メニュー制覇を見届けたいと、固唾を飲んで見守ります。

応援ムードを意に介さず黙々と食べ進める男。静かだった食堂にとんでもない化け物がやってきたのです。次々と片付いていくメニュー。そして最後のメニューへと近づいていくのです…。

リメイクされた他の物語③『思い出を売る男』

オリジナル版は1994年放送。主演の小堺一機さんによる絶妙な演技が見ものです。2015年版は、とんねるずの木梨憲武さんが主演を務めました。どちらも芸人さんですが、ド本命のコメディ作品ではありません。

むしろ奇抜な設定なだけで、内容は愛を感じるハートフルな感動作品なので、逆に芸人さんが演じる事で良いギャップを感じられます。

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仕事を失って貧しくなり、自分の血液を売って報酬を得る古川。それでも足りず、体の一部を売買する段階まで追い詰められていました。

ついに妻と娘も出て行ってしまい、家に来るのは借金取りだけ。慌てて窓から脱出し、古川はひたすらに逃げ続けます。逃げて、逃げて、いつのまにか林の中をさまよい、一つの看板を見つけます。

看板には、「貴方の人生高く買います」という文章が書かれています。古川は看板の指す研究所に入っていきました。すると、研究所の中には怪しいコレクターが。

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コレクター曰く、生まれながら自由でない人々が、他人の思い出を高く買い取るのだそう。古川は決心し「初恋」の思い出を売り払います。するとコレクターから大量のお金を受け取ることが出来ました。

それでも返済に追いつかない古川は、再び研究所を訪れます。そして今度は、大切にしていた「少年時代の野球」の思い出も売ることにしました。またもや大金を得た古川は、少年野球時代の友人と遭遇します。

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これから飲み会をするらしく、初恋の子も来るからと誘われ、断れずに参加することに。しかし初恋の子が誰かもわからず、思い出話は一つも覚えていません。そうして少しずつ、記憶を失くした弊害に直面するのです。

何も覚えていなかったことに混乱するも、借金返済の為にありとあらゆる記憶を売り払ってしまいます。ついには借金を完済してしまいました。さすがの借金取りも驚くほどのスピードで。

そんな中、最愛の娘が病気になったと連絡が入ります。移植手術が必要とわかった古川は、最終手段を決意します。唯一売らずに残しておいた娘との思い出と、父としての思いで葛藤し…。

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