売国奴とは?政治家にも使われる?意味や定義の解説や使用上の注意点も!

国王誘拐説が讒言され、その首謀者に彼の名が挙がりました。しかし、亡命したので反論できず、皮肉にも彼の名だけが国歌に残ってしまったのです。

歴史的売国奴の例④漢奸

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中国では、売国奴を「漢奸」と呼びます。清の時代に生まれた言葉で、南方の民族に寝返る漢民族に対して用いられたのが最初です。中国の歴史の中でこう呼ばれた者といえば、秦檜や呉三桂などが挙げられます。

日中戦争で大日本帝国に力を貸した、汪兆銘政権を支えた者もこう呼ばれました。他にも、親日派という理由で漢奸と呼ばれた者は大量に処刑されました。いわゆる漢奸狩りが始まったのです。

「売国奴」に関する書籍

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ここからは売国奴に関する書籍をご紹介します。冒頭で説明した通り「売国奴」の定義は曖昧で、個々によって捉え方が異なります。著者によって考えは様々で、読んでみると新たな発見があるかもしれません。

以下の書籍は、どれも未来に目が向けられています。売国奴の歴史や過去だけではなく、未来へと視野を広げてみましょう。

『売国奴【新装版】~中韓は反日を国是とするのか』

売国奴【新装版】 ~中韓は反日を国是とするのか

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黄文雄、呉善花、石平がそれぞれの祖国である台湾、韓国、中国の反日感情の根底にあるものは何なのか、それぞれの国の特徴を解説しています。彼らは祖国から「売国奴」と呼ばれてきました。

6章構成で、国家・民族・歴史・文化など様々な視点から書かれています。なぜ反日感情は生まれてしまったのか、わかりやすく説明されています。

『売国者たちの末路』

売国者たちの末路

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評論家の副島隆彦と経済学者の植草一秀の共著です。過去に植草氏は痴漢で逮捕されましたが、副島氏はそれは冤罪で、小泉竹中政治に嵌められたと指摘しました。

そんな小泉竹中政治の闇や民主党の小沢一郎への国策調査、郵政民営化の闇など、テレビや新聞では取り上げられない真実が語られています。

『売国奴に告ぐ!いま日本に迫る危機の正体』

売国奴に告ぐ! いま日本に迫る危機の正体

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経済評論家の三橋貴明と評論家の中野剛志の共著です。TPP、増税、金融緩和など、改革を通して日本を破滅へと導く者たちの正体は何なのかについて言及しています。

過激なタイトルですが、皆さんが漠然と抱いているであろう政治についての悩みや疑問を解き明かしてくれるかもしれません。真実を知りたい方にぴったりです。

ぜ売国奴が生まれるのか?

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ここまでは、売国奴という言葉の意味や使用例をご紹介してきました。売国奴は良い意味では決して用いられず、相手を侮辱するに等しい言葉です。

しかし、ネットを見ると具体的な人物名を挙げて「こいつは売国奴だ」などと批判している人が多いのも現状です。では何故、売国奴と非難される人が生まれてしまったのでしょうか。

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