もののべ古書店怪奇譚とは?ネタバレやシロとマユの正体など徹底解説

もののべ古書店怪奇譚の7話では正太郎は今までの事件などで得た鬼書を持って夜木の元へ向かいます。

彼はここ最近付近で起きている女性の失踪事件について語ります。さらに正太郎に鬼書がある可能性が高い屋敷に立ち寄るように依頼します。

屋敷にはそこの主人の長女で傷が顔にある楓と美しい使用人・月子がおり、楓は月子の美しさをねたんでいるようでした。

ところが、最近の女性の失踪事件はこの二人の共犯で、月子は女性の顔を食べる面喰いという鬼でした。しかし、月子は圧倒的な力量のシロに倒されます。

ピンチの月子を助けようと、自分を食べるように言う楓ですが、一言「汚いものには口を付けたくない」といって楓の申し出を断ります。

コンプレックスだった顔を憧れの月子にまで指摘された楓はショックを受け自害します。

そして不思議なことに、死んだ楓の額には角が生え始めていました。楓は鬼書を読んだと正太郎は考えますが、彼女の身辺に鬼書は発見されません。

そのことを夜木に報告すると、彼自身は鬼となる条件は鬼書を読むことではなく、何らかの形で鬼の血に触れることであるとの推論を語ります。

『もののべ古書店怪奇譚』の第3巻ネタバレ!

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次にもののべ古書店怪奇譚の3巻のあらすじについてです。3巻にはこの巻では主要な登場人物でご紹介したマユが本格的に出てきます。

マユの登場でどのように話が今後展開するのか気になる第3巻です。ネタバレも一緒にご説明します。

ちなみにこちらの巻には月刊コミックガーデン2016年2月号、8月号~2017年1月号、時代群像活劇「斬」Vol.2に掲載された作品が収録されています。

今回の記事では割愛していますが、コミックでは清と正太郎メインで、正太郎が鬼になる前の話の番外編なども収録されています。

気になる方はぜひ第3巻をお手に取ってみてください。

第8話「さまよいご」地下牢に閉じ込められていた少女・マユ

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もののべ古書店怪奇譚の第8話の内容はどのようなものでしょうか?楓と月子が監禁していた女性の中にマユと名乗る小さな女の子がいました。

名前以外「クイトムライ・コウジロ」という言葉しか記憶がないマユ主人公に懐き、彼らと生活を共にするようになります。

志波に依頼しマユの手がかりを探ると死者の肉を食べる「喰い弔い」をしている内に、人を襲い人肉を食べる「鬼宿り」が生まれた「神代村」というところを見つけます。

一方、食べてもお腹いっぱいにならないマユは、ご飯をもっと欲しがり、突然神虫のような姿になりかけます。このことを夜木に伝えると、彼は鬼に対抗するために造られた人工の神がマユである可能性を示唆します。

しかし現在はマユには鬼を捕食できる自覚がないので、正太郎と共に過ごしても問題なく、オリジナルの神虫のシロに彼女を管理させることが最も安全だと言います。

第9話「こもりうた」腹部が食われた遺体と無数の手形

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もののべ古書店怪奇譚の「こもりうた」では、胴で切られた遺体とその周辺に無数の手形が残る殺人が起こります。正太郎は鬼がらみの事件と考えますが、マユを関わらせたくないためシロに彼女を任せ単身で調査に乗り出します。

二人は事件先の宿で正太郎を待っていましたが、マユは赤ちゃんの鳴き声につられ外に出てしまいます。

そして、その最中に見たのは鬼と化した赤ん坊でした。まだ四つん這いの赤ちゃんが犯人だったため、死体の周りに手形が無数に付いたのです。

『もののべ古書店怪奇譚』の第4巻ネタバレ!

もののべ古書店怪奇譚 4 (マッグガーデンコミックス Beat'sシリーズ)

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もののべ古書店怪奇の第4巻のあらすじなどについてご紹介です。第4巻は、月刊コミックガーデン2017年2~5月号、7~9月号の作品を収録しています。

この巻ではマユの過去についてどんどん解明されていきます。そんな4巻のあらすじ、およびネタバレをご紹介します。

第10話「ことつたえ」マユと“やえ”の関係

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もののべ古書店怪奇譚の10話です。桜子に着物のお古をマユは持ってきてもらいます。桜子が持ってきた着物はかわいらしものばかりだったので、マユは大喜びします。

その着物の中に、八重桜の柄のものがありました。マユは「八重」といった響きに反応します。そして脳裏に八重と名乗る女性が浮かび、彼女が「死ぬまでマユのお母さん」と言ったことを思い出します。

第11話「やまめぐり」ミイラの噂とその真相

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実羽馬村には、高齢者が山奥の社へ行き、神様に村の無事を祈願する「山巡り」の儀式がありました。しかし、社へ行った者は皆ミイラになって戻ってきます。

この理由を知りたい正太郎は単独で社へ向かう高齢者を尾行します。そこで見たのは神の様に振舞う鬼のリョウエノカミでした。

リョウエノカミが、村人の願いを叶える代わりに、祈願にきた人の血をすすっていたのです。彼は同族同士戦う意思はないことを告げ、正太郎を酒でもてなします。

そこで正太郎は、鬼書ではなく怪しい女との出会いで鬼になったというリョウエノカミの背景を知ります。

さらに、シロの力がないと鬼は死ねないと思っている正太郎ですが、そうではなく圧倒的な力があるものなら、神でなくても鬼は倒せるとリョウエノカミは言います。

その情報を夜木は知っていながら、正太郎には神虫だけが鬼を殺せるといったようです。なぜ、夜木は嘘をついたのか、謎が深まります。

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