コウイカとは?
コウイカについて
英名:golden cuttlefish 和名:甲烏賊と呼ばれています。別名はスミイカ(墨烏賊)とも言われています。これは危険を察知して逃げる時などに墨をたくさん吐き出すことからと言われています。
コウイカは脳のサイズが脊椎動物の中で一番大きいイカ
コウイカは脊椎動物の中でもっとも高い知能を持ち合わせていると言われており、とても賢い生き物なんですね。そんな賢いコウイカは獲物を獲る際に皮膚の色を周りに合わせることが自由自在に出来るようで、これは皮膚の色素細胞によるものだと言われています。
コウイカは本州沿岸に生息している
熱帯、温帯の海にいることが多く、日本では青森県辺りから南側の太平洋沿岸や日本海沿岸、中国大陸沿岸に消息しているようです。コウイカは温かい場所を好み、水温の変化によって温かい海へと移動するので寒い冬は釣りにくいようなのですが、最近は温暖化の影響で寒い時期でも釣れることがあるようです。
コウイカは魚とカニが大好物!
コウイカは肉食で甲殻類のエビやカニ、小さな魚を餌にしているようです。コウイカを食べることもあるようで、共食いをすることがあるんですね。
コウイカの習性を知っておこう
コウイカは砂泥を好み、砂に潜る習性があるようです。そして春に出産する際には、海の底や沈んでいる木、海藻などに卵を産みつけます。コウイカは体の色を変える習性がありますが出産前にはオスが体を変色させたり、足を上げてメスに近寄り求愛行動をするようです。知れば知る程、おもしろい生き物ですね!
コウイカの生涯
コウイカは産卵した後に、死んでしまうようです。そのため1年程の寿命と言われています。
コウイカの旬な時期
コウイカの旬な時期は冬~春
コウイカは冬から春にかけて一番旬でおいしい時期を迎えます。最もたくさんコウイカが獲れるのは初春と言われています。この時期になるとコウイカを市場で見かける機会も多くなるようです。
秋に出るコウイカの赤ちゃんは珍しいけどおいしい!
春から夏にかけて生まれたコウイカの赤ちゃんを【新イカ】といい、主に関東ではとても高値で取引されるそうです。これは【シイイカ】と読みます。椎の実に似ていることからそう呼ばれるようになったそうです。5cmくらいの大きさで手のひらぐらいのかわいいサイズなんです!
新イカのお寿司が人気!
新イカは9月になるとお寿司やさんに並ぶようで、小さな新イカですが甘みがありとてもおいしいそうです。一貫に一杯のイカがのっていることが多く、夏の終わりと一緒にやってくる新イカは季節を感じることが出来て風情がありますね!
コウイカの捌き方を知ろう!
イカを捌くのはなんだか難しそう・・と思われている方も多いのではないでしょうか?一度、チャレンジしてみて上手く出来ると、次からはとても楽に捌くことが出来ると思います!イカを捌けることによって、新鮮なイカを調理し料理することが出来るので料理する楽しみも増えるのではないでしょうか!
コウイカの捌き方を動画でご紹介!
まず、コウイカの捌き方についての動画をご紹介します。文字でも説明が入っており、イカを捌いたことのない方でも動画の通りに行えば、捌くことが出来る親切な動画だと思います。お刺身や焼き物、揚げ物と料理に使うことが出来るので、この捌き方を覚えておくととても便利ですね!
コウイカを捌くときに注意すること
骨(甲)をとる時には、胴の真ん中に切り込みを入れることで、力を入れずに手で骨(甲)を取り除くことが出来ると思います。また、墨袋には注意が必要です。コウイカの墨袋は大きいため、破いてしまうと真っ黒になってしまうんです。まな板や手が真っ黒になってしまった!というような状態を避ける為に、骨(甲)を取り除いた後に見える薄皮に包まれた肝を丁寧に触りましょう。その中に墨袋がありますので、ゆっくり行えばきれいに取り除くことが出来るので大丈夫です!
墨袋はパスタに利用できる
上手く墨袋が取れたら、イカスミとしてパスタなどに利用することが出来ます。にんにくと合わせてソースを作り、パスタと絡めるととてもおいしいのでおすすめです!簡単に出来るイカスミパスタのレシピものちほどご紹介します!
コウイカ料理のおいしいレシピ①「いかのグルグル」
「いかのグルグル」の説明
まずは、さっと茹でたイカとピリっと辛いたれでいただく簡単レシピをご紹介します!さっと火を通すだけなのであまり固くならず、おいしくいただけます。イカとねぎや三つ葉をぐるぐる巻き付ければ、あとはたれを混ぜ合わるだけなので本当に簡単ですね!お酒のあてにぴったりな一品で、お酒がすすむこと間違いなしです。
「いかのグルグル」のレシピ
【材料(4人分)】
紋甲いか 300g
糸三つ葉 1わ
万能ねぎ 1/2わ
辛みだれ(コチュジャン、酢、砂糖各大さじ1、すりごま、にんにくのみじん切り各小さじ1)
塩
【作り方】
①いかは薄皮をむいてかのこに切り目を入れ、熱湯でさっとゆでて1cm角、5~6cm長さの棒状に切ります。
②糸三つ葉、万能ねぎは、塩少々を加えた熱湯でゆで、ザルに上げます。(根元にスポンジがついてくるときは、スポンジを持って熱湯にくぐらせてから根を切るとよい)。
③いかの半量には三つ葉、残りにはねぎをグルグル巻きつけ、器に盛ります。
④辛みだれの材料をよく混ぜ合わせ、(3)に添えます。
(引用:キューピー3分クッキング)