カジカはおいしい魚|カジカの釣り方から料理のレシピまで!

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カジカは北海道以南の清流に生息していますが、年々数を減らしつつあり、その希少性から高級魚として扱われる種類もあります。地域によっては禁漁期や捕獲量に制限がある地域もあります。原因としては護岸工事や開発による河川状況の変化によって産卵場所が減ってきていることが挙げられます。

カジカは様々な食べ方がある

近年では高級魚となっているカジカですが、日本人の食生活に深く関わってきた魚とも言えます。石川県金沢市では「ゴリ料理」として親しまれ、北海道では美味しさから「鍋壊し」とも呼ばれています。鍋だけではなく刺身、フライ、唐揚げ、骨酒にしても良しと、実は捨てるところがないのがカジカなのです。

カジカ料理のレシピ①カジカの刺身

新鮮だからこそ味わえるのが刺身です。ただしカジカは硬いヒレと骨、大きなアゴを持つので、「さばくのは大変なのでは?」と思う方も多いはず。スーパーではすでにぶつ切りにされていたりさばかれているものがあります。この章では、自分でさばく方法を動画も交えてご紹介します。

カジカを味わうなら刺身

カジカの刺身はタンパクでカワハギにも似た味で、歯ごたえも良く、飽きがこない魚と言われています。また、オリーブオイル、コショウ、レモン汁などであえてカルパッチョにするのもオススメです。

カジカの捌き方を動画でご紹介!

カジカのさばき方をご紹介します。カジカのさばき方は頭さえ外してしまえば後は簡単です。さばいた後、身の皮を剥ぎ、血合いを洗い流し、背骨に沿って3枚に下ろします。身の部分に赤い点が尾にかけて並んでいるので、その上の部分で切ることで中骨を取り除けます。後は刺身の要領で切れば完成です。

カジカ料理のレシピ②カジカのフライ

さばけるようになったらカジカのフライにも挑戦してみましょう。ある程度の切り身の厚さが必要なので、型の大きめのカジカが必要です。この章ではカジカのフライやそのレシピについてご紹介していきます。

カジカのメジャーな食べ方の一つがフライ

白身魚のフライがあるように、揚げてみると刺身とは異なった食感に生まれ変わることがあります。カジカのフライの場合、刺身の時のコリコリとした食感から、フワッとしてホクホクする、上質な白身魚のフライに大変身します。

カジカのフライのレシピ

作り方としては簡単で、白身魚のフライと同様です。さばいてから食べやすい大きさに切り分け、衣をつけてあげていきます。ソースで食べて良し、醤油でも良し、タルタルソースでも良いでしょう。刺身は苦手という方や子供も食べやすい食べ方です。

カジカ料理のレシピ③カジカ鍋

カジカ料理といったらまずでてくるのが「カジカ鍋」「カジカ汁」ではないでしょうか。寒い冬にはぴったり、家族・友達・恋人と鍋を囲んで暖まれるのがカジカ鍋です。鍋壊しの名前の通り、その美味しさは名前になる程ほどです。調理方法を以下で紹介していきます。主に味噌ですが醤油ベースにしたりお好みでアレンジするのもいいでしょう。

肌寒い秋にぴったりなカジカ鍋

北海道で鍋壊しと呼ばれるカジカ。由来は鍋の中にあるカジカを探して、みんなが箸で鍋底をつつくことで、鍋が傷つき壊れてしまうほどに美味しいことから来ています。カジカの身だけでなく肝、カジカの卵、大根や白菜などの野菜類と一緒に味噌ベースのスープで煮込みます。肌寒い日にはぴったりの一品です。

カジカ鍋のレシピ

肝を入れたり、油揚げやしめじなどを入れたりすることでカジカ鍋の完成です。注意点としては「煮こぼす」工程を踏まないと生臭みがでてしまうので、忘れずに行います。また、鍋で煮込んでいる途中で泡が出てきます。これはアクではなく、旨味なので取りません。肝が白くなってきたら一混ぜして完成です。

カジカ料理のレシピ④カジカの唐揚げ

カジカ料理で鍋の次にメジャーなのが唐揚げです。小さい型のカジカなら一匹をそのまま揚げてカジカを丸ごと味わうのも良し、大きい型のカジカなら身を三枚におろして鳥の唐揚げと同じ要領で味付けして揚げるのも良しです。この章ではカジカの唐揚げをレシピ動画を交えてご紹介します。

隠れたおいしさが魅力のカジカの唐揚げ:姿揚げ

カジカを丸々一匹唐揚げにする場合、さばかないので、カジカの中を綺麗にする必要があります。まずは砂吐きをさせる必要があるので、水道水の中である程度の時間泳がせます。これで砂が抜けるので、後は塩をつけて水洗いしてぬめりを取ります。後は片栗粉をつけて180℃の油であげれば完成です。

隠れたおいしさが魅力のカジカの唐揚げ:切り身揚げ

切り身で揚げる場合は、鳥の唐揚げと同じ要領で、カジカの切り身に味を付けてから揚げましょう。味付けはニンニクと生姜、醤油、酒などでも良いですし、色々試してみると良いでしょう。カレー風味にすればお弁当のおかずになりますし、ニンニクを聞かせれば酒のお供にもなります。

カジカの唐揚げのレシピ

唐揚げ(切り身揚げ)のレシピを動画でご紹介します。動画では3’13″あたりから唐揚げの作業で、動画の前半ではさばき方に触れています。おかずにもおつまみにもなるカジカの唐揚げ、ぜひお試しください。

カジカの卵はご飯のお供にぴったり

コストはイクラの半分以下!北海道の冬の味覚であるカジカの子の醤油漬けとそのレシピを動画を交えてこの章で紹介していきます。またご飯以外の番外編として「カジカの子のパスタ」のレシピもご紹介します。※スーパーで生のカジカの卵を購入する場合は生食できるかを聞きましょう。

イクラによく似ているカジカの卵

イクラのような美味しさと、イクラの半分以下の値段、またお昼の情報番組で取り上げられたことで、近年カジカの子の醤油漬けは注目を集めています。フレンチ有名チェフである三國シェフも増毛産のカジカの子の醤油漬けを「増毛のキャビア」と言うほどです。そんなカジカの子の醤油漬けを家庭でも作れるように以下でレシピを紹介します。

カジカの卵のおいしい食べ方〜カジカの子の醤油漬け〜

動画ではお湯でカジカの子を洗っていますが、オススメは人肌ほどの温度の塩水(2%ほどの塩水)で卵と皮に分けます。味付け後は1日ほど冷蔵庫で寝かせることで味が染み込みます。後で塩味を足してもいいので、最初は少し薄めにつけても大丈夫です。また味付けの際に生姜を入れると生臭さが無くなります。

カジカの卵のおいしい食べ方〜カジカの子のパスタ〜

カジカの子の醤油漬けはご飯だけじゃなく、パスタにも合います。作り方はいたって簡単で、カジカの子の醤油漬けを作ったら、好きなだけそれをパスタに入れ、醤油を適量加えるだけです。海苔や青じそを加えても良いでしょう。

みんなで楽しもう、カジカ三昧

今回はカジカの生態からその釣り方、食べ方までご紹介しました。カジカ釣りは流れの穏やかな場所で出来て、仕掛けもセットで売られているなど簡単なので、親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。その際は安全に楽しめるようにオススメの靴なども参考までに紹介しています。「みんなで釣ってみんなで食べる」、そんな休日はいかがでしょうか。

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