道糸はナイロン1.5号前後を使用し、PEは1号前後です。サビキ仕掛けはアジ用やヒメマス用などで赤やピンクの疑似餌が6~8本付いたものを使います。その先にオモリ15~20号を使用します。
Contents
ヒメマスの時間帯
日が昇る前の薄暗い時間帯が人気
ヒメマスは、早朝の薄暗い時間帯から、日が昇る時間帯に活性が一気に上がります。それ以外の時間帯でも、ヒメマスは回遊していますので、活性が下がっていますが狙うことは可能です。
ヒメマスの活性が下がったら
日が昇るとヒメマスの活性が低くなり、足下で見つけてもルアーを無視することが多いようです。誘っていくと威嚇してくるので、すかさず狙いましょう。活性が下がったら、ルアーをカラーローテーションするのが人気です。蛍光色、赤、ピンクなど、ローテーションしていきましょう。
ヒメマスを逃したくないなら偏光サングラスを
ヒメマスを見つけても見失う場合もあると思います。その場合は、偏光サングラスを活用してみましょう。ヒメマスの回遊する動きが分かりやすく、視界が広がり、釣れるチャンスも増えます。
ヒメマスの禁漁・解禁日
ヒメマスは、生息している湖が限定され、遊漁期間や捕獲の上限が定められている場合が多いです。禁漁、解禁日は各湖ごとに異なります。必ずお出かけになる湖の解禁期間を確認し、釣りが可能な時間をチェックしましょう。
ヒメマスの食べ方①「刺身」
ヒメマスのさばき方
天然のヒメマスを刺身にして食べる場合は、一定の時間凍らせてから、刺身にするのがおすすめです。①天然ものを三枚に下ろし、小骨を抜き皮を剥ぎます。②これを一定時間凍らせて、解凍してから刺身にします。
天然のヒメマスの寄生虫
加熱調理、もしくは冷凍後に解凍してから食べるようにしましょう。冷凍後に解凍して食べる方法は昔からあり、ルイベと呼ばれています。凍らせることで、アニサキスなどの寄生虫を死滅させることできます。
ヒメマスの食べ方②「塩焼き」
ヒメマスの塩焼きは簡単にできて人気の食べ方です。ヒメマスのお腹に包丁を入れて内臓を取り出して、串をさして丸ごと塩焼きにします。調理方法も塩を振って、焼くだけでとても簡単にできます。骨が簡単にとれて、身がふっくらして食べやすいです。
ヒメマスの食べ方③「燻製」
燻製はお酒のつまみに
鮮度が落ちやすいヒメマスは、たくさん釣れたら燻製にしてはいかがでしょうか。燻製の時間はかかりますが、作り方はとてもシンプルです。ヒメマスの燻製は余分な水分が抜けて旨みが詰まり、身は柔らかいです。
燻製の作り方
①内臓とエラを外し綺麗に洗う。②塩もみしてぬめりを取る。③塩を好みでまぶして冷蔵庫で寝かせます。④流水で塩やぬめりを洗い流し、水気を切ります。⑤風乾させて、表面が乾けばヒメマスの燻製の完成です。
おすすめの燻製器はこちらの記事で紹介していますので、合わせて参考にしてみてください。
ヒメマスの食べ方④「フライ」
海で育ったベニザケと違い、大きさが小さめのヒメマスはフライにしても食べやすく、頭から全て食べることができます。 苦さもあまりなく、しかも骨も身も柔らかいため、揚げたてをサクッと食べてみてはいかがでしょうか。
ヒメマスの食べ方⑤「天丼」
ヒメマスの旨みを天ぷらにして閉じ込めたヒメマス天丼はいかがでしょうか。甘辛の天丼のタレで、釣りたて揚げたてのヒメマスの味を堪能してみてください。外はサクサク、中の身が柔らかい天ぷらは、ご飯もすすみます。
ヒメマスの食べ方⑥「寿司」
ヒメマス寿司は、一部の地域でしか食べることができない一品です。脂乗りが良くて臭みもなく身がしっとりしています。また、身の色は美しいサーモンピンクで、くせもなく上品で美味しい食べ方です。
ヒメマスの食べ方⑦「いくら」
いくら丼が美味しい
釣ったヒメマスが雌なら、産卵期にはお腹にイクラが入っています。イクラを潰さないように、お腹にそっと包丁を入れましょう。ベニザケのイクラより小さめですがプチッと弾ける食感を食べてみてはいかがでしょうか。
いくらの下ごしらえ
いくら丼の下ごしらえを紹介します。①丁寧に血や筋、薄皮を取り除きます。軽く洗います。②お好みの分量で、醤油、みりん、酒に漬け込みます。③1時間以上漬け込めば完成です。
ヒメマスを釣って食べてみよう
ここまで、ヒメマスについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。ヒメマスの生息地・分布が水産資源として広まったことで、原産地として有名な北海道の阿寒湖・チミケップ湖以外でも釣ることができるようになりました。ヒメマスとベニザケが同じ種類の魚で、生活形態が違うことを初めて知った方もいるのではないでしょうか。サケ・マス類の中で随一の美味しさで人気があることも知っていただけたと思います。この記事を読んで、ヒメマスを釣りたい、食べてみたいと思った方は解禁日に現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。