テナガエビの料理の方法をご紹介!下処理やポイントも解説!

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また、爪楊枝などでワタを取るとより臭みを取ることができます。テナガエビのワタをとるにはまず爪楊枝を用意します。用意した爪楊枝を口の部分に差し込んで楊枝でかきだすと黒い小さな塊が出てきます。

流水で洗い流すようにするときれいに取り出せます。力尽きてしまったテナガエビのワタも同様にすると鮮度を保つことができます。

テナガエビの料理の方法|唐揚げ

Skitterphoto / Pixabay

ここまでの下処理を終えたらいよいよテナガエビの調理です。じっくり丁寧に調理してテナガエビをおいしく食べましょう。

テナガエビと言えば唐揚げ

殻ごと食べることができ、油で揚げるだけと、調理も簡単な唐揚げはテナガエビの食べ方で一番人気のある調理法かと思います。お酒のつまみとしても、子どもののおやつとしてもカラッと揚がった唐揚げはカルシウムがたっぷりとれる人気のメニューです。

テナガエビの唐揚げの作り方・材料

下処理をしたテナガエビ、揚げ油、片栗粉、塩、お好みでレモンを用意します。洗ったテナガエビの水分はしっかりとふき取り、尾っぽの固い尖った部分を折ります。(この部分は水が溜まりやすいため、尾っぽの処理をすることで油はねの防止になります。)

テナガエビの唐揚げの作り方・調理法

次に片栗粉をまぶして余分な粉を落としてから170℃の油で揚げます。テナガエビが赤くなり、カラッとなったらバットに取り出します。バットに取り出したらよく油を切り、お皿に盛り付け、お好みで塩とレモンをかけていただきます。

テナガエビの料理の方法|鬼殻焼き

テナガエビのカタチを活かす鬼殻焼き

テナガエビの唐揚げも美味しいですが、大きめのテナガエビが手に入ったら串に刺して、長い脚のテナガエビのカタチを活かした鬼殻焼きもおすすめです。焼いている時の香ばしい香りがたまらなく、頭からガブリつきたい美味しい一品です。

テナガエビの鬼殻焼きの作り方

下処理したエビ、エビの本数分の串を用意します。一尾ずつ尻尾から串を刺します。真っ直ぐに串を刺すようにすると焼き上がりがきれいです。

エビにかるく塩を振ったら焼き網にエビを乗せて素焼きをし、焼きあがったら頭も殻もそのままいただくことができます。お好みで醤油をハケで塗りながら焼くと香ばしさが増して美味しくいただけます。

テナガエビの料理の方法|アヒージョ

テナガエビを洋風に!テナガエビのアヒージョ

最近、人気のスペイン料理のアヒージョ。キノコや野菜と一緒にニンニクやオリーブオイルで煮て作るアヒージョはテナガエビでも美味しくいただけます。

具材を食べるだけでなく、テナガエビやキノコの旨味がたっぷりしみ出たオイルに焼いたバケットをたっぷりと浸して食べていただきたい料理です。

テナガエビのアヒージョの作り方

下処理済みのテナガエビ、マッシュルーム、にんにく、鷹の爪、オリーブオイル、塩、焼いたバケットを用意します。マッシュルームは一口大に切り、にんにくはみじん切りにし、鷹の爪を輪切りにします。

鍋に材料すべてを入れたらオリーブオイルを注ぎ、塩を振ります。鍋を火にかけて煮立ったら焼いたバケットを添えて出来上がりです。

テナガエビを食べるときの注意点

テナガエビを生で食べない

エビと言うと刺身で食べたいという方も多いかと思います。しかしながら、テナガエビは綺麗とは言えない淡水で生息していますので、寄生虫を持っている可能性があります。食べる時は加熱調理をし、生食は避けることをおすすめします。

テナガエビの泥抜きはしっかりとおこなう

何度か紹介をしているように、テナガエビは決してきれいな場所に生息しているわけではありません。ですので、泥を抱えたまま調理すると臭みの原因ともなります。

臭みを抜くことで旨味も変わってきますので、しっかりと泥抜きをすることが美味しくいただく一番のポイントです。

スカンピとテナガエビ

スカンピとテナガエビは同じ?

イタリア料理やフランス料理などのスカンピも「テナガエビ」と呼ばれていますが、ここで紹介しているテナガエビとは少し違います。スカンピは「ヨーロッパアカザエビ」で「アカザエビ科」に分類されている「アカザエビ」が日本での呼び方で日本近海の深海に生息しているエビです。細長いハサミを持つことから「テナガエビ」と呼ばれています。

テナガエビの飼育

テナガエビは飼育できる?

せっかく釣ったのだから食べないで飼育したい!という方もいるかと思います。しかしながらテナガエビは共食いをするため、水槽内で複数のテナガエビを飼育するのは難しいと言われています。では、テナガエビを飼育するのは無理なのでしょうか。

テナガエビを飼育するには

テナガエビを飼育するのであれば、大きめの水槽で隠れ家になるような流木や水草を入れてあげるとよいでしょう。エサに関しては雑食性のため、市販されているザリガニのエサで大丈夫です。温度とエサのあげすぎによる水質悪化を気を付けると良いでしょう。

新鮮なテナガエビを釣って食べてみよう

身近に生息していて、釣って楽しい、食べて美味しい「テナガエビ」。今回、ご紹介した他にもパスタやバターソテー、パエリアなど色々な調理方法で楽しめます。自分で釣ったテナガエビは新鮮なだけでなく美味しさも倍増します。ぜひ新鮮な「テナガエビ」を手に入れて食べてみてください。

テナガエビの釣り方や生態について詳しく知りたい方はこちら