ブラックバスを飼育しよう!許可の申請はどうやってするの?

卵から孵って1カ月後には3~4cm程の稚魚に成長し、そこから1年をかけておおよそ10cm程に、更に2~3年を経て20~30cmまで成長します。ブラックバスはここまでの成長速度が最も早く、そこからはゆっくりと成長し40cm~80cmにまで達します。

環境による差異が大きく影響しますが、環境の整った飼育環境下では非常に大きい個体へ育つ可能性も十分考えられます。用意する水槽も、ブラックバスの年齢に合わせてだんだんと大きいものが必要になります。

ブラックバスを飼育しよう!病気について

ブラックバスを飼育する上で非常に大変で、特に気を付けなければならないのが飼育環境のメンテナンスについてです。ブラックバスにとっての住環境は水質がとても重要です。常にブラックバスの状態をよく観察し、泳ぎ方や餌への興味や食べ方などに気を配ってあげる事が必要です。

ブラックバスも病気になる?

水質の悪化によって、細菌や寄生虫が発生する事が原因でブラックバスも病気になってしまいます。水質を適切に保つ事で予防する事が第一ですが、万が一病気にかかってしまった時は見た目に影響が出るものが多いので、普段と違うところに気が付いたら適切に薬などを使って治療してあげましょう。

ブラックバスに多い病気

尾ぐされ病

初期症状では、ヒレの先端などが白く濁ったように見えます。病気が進行すると、ヒレの根元の方まで広がり先端から裂けていき、重症になると扇を裂いたようにだんだんとボロボロになってしまいます。

初期に適切な治療を行う事で、重症化を防ぐ事ができますが、重症の場合は治療が難しくなり衰弱死に至ってしまいます。尾ぐされ病の原因は色々とありますが、水質の悪化が原因の場合も多いです。

白点病

体やヒレに白い斑点ができる病気です。初期ではぽつぽつと少し見られる程ですが、重症になると体中が白い斑点で覆われてしまいます。原因は白点虫が水槽内で繁殖し、ブラックバスに寄生してしまう事で発症します。

予防・治療するためには、水質環境を改善する事が重要です。白点病は1個の成熟虫が仔虫を多量に放出するまでのサイクルが24時間以内なので、一気に病気が進んでしまう為初期症状を見つけたら早急に処置を行う必要があります。

水カビ病

魚の体やヒレにふわふわとした綿のようなカビが寄生します。水カビ病の原因となる菌は水槽内に存在しているカビで、水温が低下している時や小さな傷から発生します。水カビは、傷口や尾ぐされ病になった患部などで2時発生を起こしてしまう事が多くあります。

長生きする魚を飼育するという責任感を持つ

ブラックバスは他の淡水魚にない豪快さを持ち、その食欲は多くの釣り人を今も魅了しています。大きく成長するので、迫力のあるアクアリウムへ成長していく楽しみもあり、その過程では知らなかったブラックバスの習性を見る事ができます。

しかし毎日の水替えや病気のケアなどを本当に10年以上続けられるのかは、飼育を行う前に本当によく考えなければいけません。ブラックバスは特定外来生物です。安易な気持ちでは許可申請が下りる事は難しいので、飼育にチャレンジする際はしっかりとしたプランを計画しましょう。