アイゴってどんな魚?アイゴの料理5選からさばき方、毒針の対処法まで!

ヒメアイゴにやや似た体色をしていますが、ヒフキアイゴは銀白色なのは頭部付近のみで、他の部分は鮮やかな黄色です。また、口が突き出ているのと、体の側面に黒い斑点があるのも特徴です。よくヒメアイゴとともに群れになっています。

アイゴの地方名

アイゴの「アイ」とはアイヌ語から来ており「棘のある」という意味です。また、「ゴ」は魚を表す語尾で、これが合わさって「アイゴ」という名前になったとされています。しかし、アイゴは日本各地で獲れるため、地方によって様々な呼び方があります。

例えば、イタイタ(富山)、アイバチ(山口)などの呼称は、毒針を持つことに由来する呼び名です。また、バリ(西日本各地)、イバリ(福岡)、バリゴ(熊本・宮崎)などといった呼び方もありますが、バリとは小便の別称で、身の臭みを小便臭さにたとえた呼び名です。他にも、アイノウオ(島根)、エーグァー(沖縄)などもあります。

アイゴの毒針に気を付けて!

アイゴの毒針がある場所

アイゴはほかの魚に比べ背びれ・腹びれ・尻びれが太く鋭く発達して針状になっており、そこに毒を持っています。また、頭部背びれのすぐ前の部分にも隠し棘があります。毒針は軍手などをしていても貫くほど鋭いので、釣り上げた際や調理の際は十分に取り扱いに注意しましょう。

アイゴの毒針に刺されたら

アイゴの毒は命にかかわるほどの毒ではありませんが、刺されてしまうと患部が腫れて激しく痛みます。数時間ほどはズキンズキン脈打つように痛み、それが収まっても数日から数週間はじわじわとした痛みが残る場合が多いです。しびれや関節痛などが起きることもあります。

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