目安として、アタリを弾くことが多かったり衝撃でラインブレイクしやすいと感じた場合は、リーダーを長くしてクッション性を持たせる対策をとります。逆に、感度不足やフッキングが十分に決まっていないことに問題を感じた場合は、リーダを短くしてクッション性を下げて対応することができます。
ロッドの長さからのリーダーの選び方
長いロッドは、飛距離とライン操作のしやすさが長所として挙げられますが、その分手元までの距離が長いので感度が低くなり、アタリに気づかなかったりあわせが遅れやすくなってしまいます。そこで、反応を上げるためにリーダーを短めにして感度を補うことができますが、ロッドが長い分アワセ動作で糸が大きく動くことに注意しましょう。
短いロッドは、感度と正確なキャストを行うことに優れています。ただし、感度がいいので早く反応しすぎてしまったり、アワセが決まりやすい分急な衝撃も与えやすくラインブレイクの確率も高くなります。そこで、自分がコントロールできない範囲でアワセを遅らせたり、衝撃対策として長めに設定しておくと安心度は高まります。
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アジングリーダーの結び方をおさらいしよう
ラインとリーダーを結ぶには結束方法を覚える必要があります。習得するまである程度の時間がかかるものもあるのですが、使用するラインが細いアジングの場合は簡単と言われてる結束方法で大丈夫です。重要なのは丁寧に結束することで、締めこみが甘いとすっぽ抜けてしまいます。結び目部分の色が変化したと感じるくらいまで締めこみます。
また、PEラインとエステルラインは熱に弱いです。締めこみ時に摩擦熱のせいでライン強度が落ちてしまう恐れがあります。ツバなどで濡らしてゆっくりじわーっと締めこむようにしましょう。エステルラインは引っ張って伸びきった部分は元に戻らないので、力加減に注意して慎重に結束したほうが安心です。
アジングリーダーの結び方:トリプルエイトノット
楽に結べて十分な強度があるので、アジングをやっている人に愛用者が多いノットです。慣れてしまえば、あまり時間がかからずにできてしまうので風があるときや夜でも組みやすいです。注意点としては、結び目がコブにならないように丁寧に組むことです。糸が変に重なって形が崩れた状態で引っ張るとコブになり強度ががくんと落ちます。
アジングリーダーの結び方:3.5ノット
アジングでよく組まれるノットで、簡単である程度の結束強度があり失敗する確率が低いことから支持を得ています。トリプルサージェンスノットに似ていますが、4回目に輪っかをくぐらせるときにメインラインだけを通すことで、3.5ノットとなります。コブの大きさが欠点ではあるのですが、総合的に見ると非常に評価が高いノットです。
アジングリーダーのおすすめ5選
月下美人【フロロ】
ダイワのライトソルトゲームシリーズである月下美人からででいるフロロラインリーダーです。感度がよく耐久性に優れていて吸水性がほぼないので劣化しにくいです。アジとメバルに焦点をあてて開発されたラインということもあり安心して使用できます。
ソアレ【フロロ】
釣り具の大手シマノから販売されているフロロカーボンリーダーで、EX FLUOROという新しいフロロカーボンが採用されていて 、直線と結束部分の強度が強くなっています。耐久力と撥水力がコーティングにより向上していて非常に扱いやすいラインです。
PMショックリーダー【フロロ】
世界で初めてフロロカーボンハリスをつくったシーガーブランドから販売されているフロロカーボンリーダーです。高品質なラインで人気が高く、衝撃強度に非常に優れたラインです。強いだけでなく、しなやかさも兼ね備えているので初心者の方からベテランの方まで信頼を寄せることができるラインです。
月下美人【ナイロン】
ダイワの月下美人シリーズのナイロンラインです。フロロと違ってソルト用でナイロンリーダーという商品は販売されていないので、メインで使用するラインをリーダーとして結束します。しなやかさを持たせつつ感度を得るために伸度が調整してあります。ライムグリーンカラーなので、夜間でも確認しやすく水中ではカモフラージュカラーとなります。
ST エリアマスターリミテッド 【ナイロン】
]バリバスから販売されているトラウトで使用されるナイロンリーダーで、直線強度と結束強度ともに最高レベルのナイロンです。独自のコーティングで耐久性と耐摩耗性に優れているのでアジでも信頼して使用できます。カラーがナチュラルなので糸の存在を気づかれにくくしたいときに適しています。
釣行中はラインを確認しよう
結束がしっかり出来ていても、釣りをしている時間に比例してラインはダメージを負っていきます。キャストを繰り返すことによってリーダーの結び目に少しずつ負荷がかかり続けます。魚とのやり取りや障害物との接触でいつの間にか気づかずにラインが擦れている場合もあります。
リーダーでナイロンを使用している場合は、吸水性があるので水を吸って強度が少しずつ弱くなっていきます。フロロリーダーは傷に強く吸水しない性質ですがアジングでは細いラインを使うので、少しでも傷があると命取りとなります。定期的にラインチェックやリーダーを結び替えたりして不必要なライントラブルを避けましょう。
トラウトフィッシングでもリーダーが活躍
ひと昔前まではナイロン一択だったトラウトフィッシングでも、今ではアジングと同じように色々なラインを使用します。アジングと同じように飛距離の向上や感度アップの為に用いられています。使用するラインの太さや扱うラインの種類が同じなので、共通点が多いトラウトフィッシングでもリーダーの知識は有効に活用できます。
試行錯誤して最適なリーダーで釣りをしよう
基本的な知識を頭に入れたら後は実践あるのみです。リーダーが原因で起こるミスを体験しましょう。アタリにアワセをいれたらリーダーがすっぽ抜けたり、キャスト時にリーダーとルアーが飛んで行く瞬間はなんとも言えない気持ちになりますがその失敗が次につながります。ぜひ、最適なリーダーを組んでアジングを楽しんでください。