シマドジョウの飼育|押さえるべきポイントまとめ|

シマドジョウは砂底で泳ぎ、砂中によく潜るので、水槽を見栄えよくするために水草を設置することをおすすめします。水草は水質の汚れを防いで、魚に酸素供給します。水草は金魚藻と呼ばれているカボンバや安価で購入できるマツモなどが適しています。さらに酸素を作るエアレーションを設置すれば、水槽内の環境がよい状態に保たれます。

シマドジョウのエサの与え方

エサの種類

シマドジョウは底に生息している魚なので、エサが沈下するものがおすすめです。雑食なので魚のエサであれば大丈夫ですが、市販で売られている冷凍赤虫、冷凍ミジンコ、イトミミズ、金魚やメダカ用のエサを与えるとよいでしょう。与える量は餌を残さない程度で1日に1、2回与えます。食べ残しのエサは水が汚れる原因になりますので注意しましょう。

エサを食べないとき

魚は環境に慣れるまでに日数がかかります。自然にいるシマドジョウや販売しているシマドジョウに関わらず、水槽で飼育を始めてから数日間はエサを食べない日が続くかもしれません。水槽に慣れるとエサを食べるようになりますので、数日間は様子を見ることをおすすめします。

シマドジョウの繁殖

シマドジョウは飼育していて繁殖することが難しいと言われています。しかし、繁殖の方法を正しく理解しすれば、産卵から孵化し稚魚の姿をみることが可能です。飼育の中で繁殖は一番楽しみがあると言われています。この機会に試してみてはいかがでしょうか。

自然の産卵環境

産卵時期は4月から6月で河川や用水路などの水生植物の根や茎に直径1.5ミリから2.1ミリの球形の卵を1個ずつ産卵していきます。水温が23度から26度の場所では、約2、3日で孵化します。稚魚のエサは藻類や原生動物です。雄雌の区別の仕方は、胸ビレで判断できます。雄は胸ビレが雌より大きく、先端が尖っています。

繁殖の仕方

繁殖で準備するものはカルキ抜きした水と泥、警戒心が強いので透明な水槽よりは発泡スチロールの箱を用意します。発泡スチロールの箱に泥を約30センチぐらいの厚さに敷いて、水を入れます。親になるペアのシマドジョウを入れて屋外で飼育をします。少し濁った水の方がよいと言われていますので、足し水で水を管理していきます。

シマドジョウの寿命

寿命は生きている環境で年数は変わります。自然で生きていた場合は約1、2年と寿命が短く、飼育の場合は約3年の寿命です。自然で生きていたシマドジョウを捕まえて自宅で飼った場合、飼育環境をよくすることで寿命が5、6年になったりすると言われています。

他の魚との混泳

他の魚を襲わない穏やかな性格のため、金魚やメダカなどの生き物と一緒に飼うことができます。他の魚と混泳することによって、賑やかな水槽になりますし、鑑賞のバリエーションが豊かになります。また金魚やメダカが食べ残したエサが底に沈下したら、下にいるシマドジョウが食べてくれるので水槽をきれいに保つことができます。

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