ピパピパは独特な子守をするカエル!鳥肌が立つ産卵動画!販売は?

気持ちの悪さとは裏腹に希少で人気の高いカエルですので、販売してもすぐに売れてしまうという事がほとんどです。後悔しないお迎えの為にも、万全の飼育環境を整え鵜の目鷹の目で販売情報をこまめにチェックし、いざその時が来たら即座に行動に移せるよう心構えておくと良いでしょう。

ピパピパだけじゃない!子守りをするカエル

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さて、自分の背中の中で子供を育てるピパピパですが、実はもう一匹、似たような方法で保育をするカエルがいます。その名を「ブーランジェ・ バックパック・フロッグ」といい、「世界一過保護なカエル」と言われています。ピパピパと一二を争う子育てのショッキングさは、ネット上でしばしば話題に上るほどです。

背中にすし詰め状態の子ガエルたち

ブーランジェ・ バックパック・フロッグは米コロンビア北部に生息するクリプトバトラクス属のカエルで、ピパピパと異なり背中の上に卵を乗せて孵化させます。どうやらメスはクラッチバッグなるものを持っており、そこに卵を産んで育てるようです。ちなみに、オタマジャクシにならず卵から直接カエルに生まれます。

我が子を背負う親ガエル

ブーランジェ・ バックパック・フロッグやピパピパのように、子供を背に乗せ守る、あるいは運ぶ修正のあるカエルは多数存在します。例えばツノフクロアマガエル等の南米・中米に生息するフクロアマガエル属は、メスの背中の皮膚の下にある袋に卵を入れ、そこから母体と栄養や酸素を交換します。

ツノアマガエル属の一種は皮膚の上に直接卵を産みつけ、ヤドクガエルの中にはオスが生まれたばかりのオタマジャクシを背負って水場まで運ぶものもいます。お父さんガエルのタクシーで運ばれたオタマジャクシたちはそこで立派なカエルに成長し、新たな命をつないでいくのです。

ピパピパの産卵方法は子どものための知恵

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いかがでしたか?衝撃的な画像や映像が続き、気分を悪くされた方もいらっしゃるかも知れません。しかし、「気持ち悪い」だけで片付けてしまうのは人間のエゴです。自分たちの子孫をより多く後世に残すため、文字通り我が身を捧げて子供を外敵から守り育てる、醜さも厭わない偉大な母の愛なのです。

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