絶滅動物38種を写真付きで解説!その絶滅原因や驚きの生態にも迫る

1924年から発見した例がないために絶滅したと考えられる鳥です。全長は17.8cmから19cmで湖や河川などに生息していました。魚や魚の卵、カエルやクモなどを食べて長い距離を移動する「渡り」はしません。

ハシブトゴイ

1889年に小笠原諸島の媒島で採集されたのを最後として記録がありません。日本固有となると絶滅したと判断された鳥で、全長は60cmくらい、頭には後頭部にかけて先端の部分が白い羽毛が生えていることが特徴です。

ヒレナガゴンドウ

日本では北太平洋で確認されていましたが、8世紀から12世紀に絶滅したと見られるイルカです。全長はメスで5.8m、オスで7.6mほどになり、イルカに分類されている種類の中では一番大きな部類に入ります。

ニホンカワウソ

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日本全国に生息していたカワウソで、体長は64.5cmから82cm、尻尾の長さは35cmから56cmです。水面から顔を出せるように、眼と鼻は顔の上の方にあることが特徴になります。2012年に絶滅種とされました。

平成に絶滅した動物に興味がある人はこちらの記事をご覧ください。

コウノトリ

人工的に繁殖活動が行われている鳥です。日本では1971年に野生の個体を捕獲したことを最後に日本産の個体は絶滅し、全長は110cmから115cm、翼を広げると195cmで、カエルやヘビなどを食べていました。

トキ

顔の部分が真っ赤なことが特徴の鳥です。2003年に日本産であるトキが死亡したことにより中国産のトキだけになってしまいました。全長は75cm、翼を広げると130cmです。ザリガニやカエルなどを食べていました。

絶滅はなぜ起こるの?動物が消える原因は人間のせいなのか

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ここまででたくさんの絶滅した動物を見てきました。ここからは視点を少し変えてみましょう。動物という視点から、なぜ絶滅が起こるのかという視点に変えて、絶滅の引き金となる原因を見ていきましょう。

古代生物の多くは気候変動が原因

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原因の一つは「火山活動による酸素濃度の低下」でしょう。大きな規模の火山活動が発生し、火山ガスに含まれるメタンが酸素と化学反応を起こしてしまい、濃度が低下したことが原因の一つという推測があります。

もう一つ原因を挙げると「隕石の衝突による気温の低下」が挙がります。隕石が衝突によって大量の塵埃が巻き起こることで、太陽の光を遮ってしまい、地球全体の気温低下が絶滅の原因とも推測されているのです。

人間による森林伐採・環境汚染も原因

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もちろん絶滅の原因を作ってしまっているのは人間の場合もあります。よく聞くのは「乱獲」でしょう。食べると美味しいや動物の皮が欲しいといった理由によって、数多くの動物が捕獲されるのが原因として挙がります。

その他にも「都市開発」も一つの原因です。それによって木々が伐採され、野生動物の住める場所が少なくなってしまいます。普通に生活していると実感はありませんが、それが原因で数が減っていく動物もいるのです。

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また人間による絶滅と自然による絶滅はどちらが影響を大きく与えているのか、というのも気になるところでしょう。結論から言ってしまうと圧倒的に人間による絶滅の方が大きな影響を与えているのです。

人間による絶滅は自然の絶滅と比べると、実に1000倍のスピードで絶滅が進んでおり、白亜紀には1000年に1種類のペースで絶滅するスピードでしたが、今現在では毎日150から200種類が絶滅しているのです。

レッドリストとは?絶滅していく動物について学んでおきたいこと

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インターネットや書籍で「絶滅動物」というテーマで情報を収集してみると、ほぼ必ずと言っていいほど「レッドリスト」という言葉があるでしょう。この見出しでは「レッドリスト」についてみていきます。

絶滅の可能性のある動物をまとめたリストのこと

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絶滅する危険がある野生動物をリスト化したものをレッドリストと呼びます。このリストにはカテゴリーがあって「CR(極めて高い)、EN(CRほどではないが高い)、VU(危険が増えている)」などに分けられます。

現在の登録動物数は10,000種超え

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レッドリストに登録されている動物の種類はどれくらいあるのかというのは気になるところですが、2018年11月の時点で13,482種類が登録されていますが、回復の兆しが見えればリストから外れる場合もあります。

NEXT 2017年より2018年の登録数は増加している