先述した通りアサヒガニは釣るものではなく漁で捕獲するものですが、ワタリガニを釣って捕獲している人が中にはいらっしゃるようでした。しかしその方法も釣ると言っても針を口に引っ掛けるいわゆる魚釣りとは異なり網に絡ませて引き上げるというものです。続いてその詳しい方法を紹介します。
一般的なカニの釣りあげ方
カニの釣りあげ方ですが、エサを入れた仕掛けを投じあとは待つだけというごくごく簡単なものです。ここにカニがやってきて餌を食べようとすると爪や脚が網に引っ掛かり動けなくなります。あとは、それを網ごと回収するだけなんです。ウキを見つめている必要も素早く合わせる必要もありません。
アサヒガニの仕掛け・タックル
一般的なカニ釣りの仕掛け
カニを釣るためにまずご用意していただきたいのがカニ網仕掛けです。こちらは釣具店などでお買い求めいただけます。その構造はいたってシンプルでおもりに餌袋、それからナイロン網(カニを絡めとる)です。餌袋にはイワシやサンマの切り身等を入れるようです。これは臭いの強い魚の方が良いようです。
カニを釣る竿とは
先ほど紹介した通りカニを釣るときは仕掛けを投じて待ってるだけですので、1本竿だと少し効率が悪いです。2本の竿を交互に投じたりあげたり、片方は違うポイントに置いてみたり、というのが望ましいでしょう。その竿は重いカニ網を投じられる強い竿である必要があります。おもり負荷100号以上の船竿かシーバスロッド等が良いようです。
アサヒガニの料理・おいしい食べ方
アサヒガニの味とは
アサヒガニの身はその甲羅にぎっしりと詰まっていて味はそんなに濃くないですが触感がしっかりしていて美味しいようです。エビともカニともつかない触感でエビの味がするようなカニの風味がするような、そんな不思議な感想が多いです。一般的なカニ同様ミソもあり、とても美味しいそうです。
アサヒガニの調理法とは
基本的には一般的なカニと同じく、茹で・焼き・蒸しものや、吸い物にするようです。ただ一般的なカニと少し違い、生ではあまり食べないようです。海外では生で食べるのが主流の土地もあるようですが、日本では生で食べるというのは少ないようで、というのも生だとぷりぷり感が無く、また少しえぐみのようなクセを感じる人もいるからだそうです。