【新潟女児殺害】大桃珠生さん殺害事件の概要とご家族の抱える思いに迫る

しかし彼の勤め先の人たちの話しでは、仕事上のミスなどを指摘するとその時は慌てるけれど、反省の様子が見られるでもなく妙に堂々とした風なところがあったようです。逮捕後に流れた映像を見ても彼らしいなと感じたそうです。

大桃珠生さん殺害事件【2018年5月15日】

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身柄を拘束されてから1週間、殺人事件の取り調べは相当厳しいものだと思われます。この容疑者のような人間は気弱で小心だと解説した犯罪心理学の専門家がいました。小心ゆえに自分に下される罰を恐れて本当の事を言わないのかは定かではありませんが、そろそろ疲れも出てくる頃だったのでしょうか。遂に決定的な証言をしたようです。

殺人を認める

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容疑者は少女を殺害したことを認めました。この事件では少女の衣服に付着していた体液から彼のものと同じDNAが見つかっています。しかし殺害の現場を見た人は誰もいません。体液が付いていただけでは即、殺害したとまでは言えないのでは?と思う方もいるかも知れませんね。しかし、他に第三者のDNAが見つからないのであれば、体液を残した人物が犯人だと推察されるのでしょう。

大桃珠生さん殺人・死体遺棄で犯人逮捕

何とかして罪を逃れたかったのか、或いは何も考えていなかったのか?真意は分りませんが、重要参考人の男は殺人の罪で逮捕されました。逮捕に至るまでを振り返ってみましょう。

小林遼7日目にして逮捕

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需要参考人として事情を聞かれ死体遺棄を認め逮捕されていた当時23歳の会社員の男は、殺人についても犯行を認め、改めて少女に対する殺人・死体遺棄の罪で逮捕されることになりました。とは言え、遺体が発見された線路脇で目撃された車は逮捕された男のものでは無さそうですし不明な点が多いままです。

二転三転する供述

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少女の衣服に付いていたDNA以外にこれと言った物的証拠や決定的な目撃証言なども無いようで、それもあってなのか供述は逮捕直後から二転三転しています。少女に対して申し訳ないと口では言っていましたが、食欲は有るようで出された食事は完食していたそうです。

  • 「女の子を車でひいてしまい、どうして良いか判らず車に乗せたが騒がれたので殺してしまった」と計画性を否認。
  • 「わざとハネて連れ去った」と供述を変える。

上の2つは正反対の内容で、どちらが本当か?と言うよりはどちらも真実ではないのでは?という印象さえ受けます。事件から一年が過ぎ、ようやく裁判に向けて公判前整理手続が行われているそうなので、この取り調べの時よりは事実関係がきちんと整理されている事を願いたいです。

前科があった小林遼

容疑者には前科があり、これが早くから捜査線上に上がる根拠になっていたようです。殺人・死体遺棄事件の前月に被害女児とは別の児童に対して、わいせつ事件を起こしていました。このときは書類送検で済んでいますが、容疑者の家族や職場の人はこの事を知らなかったようです。

犯罪被害にあうのは小さな女の子ばかりとは限りません。過去、日本では男の子が誘拐され殺害された事件があったのです。

大桃珠生さんの家族構成

少女には今も彼女の死を悲しんでいる家族がいます。家族とどのように日々を過ごしていたのしょう。近所の人の話では家族仲が良く、何の問題もない家庭だったと言います。家族についてまとめてみました。

大桃珠生さんは両親と兄(当時小4)の4人暮らし

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少女は両親と兄の4人家族でした。事件当時に住んでいた一軒家に移る前に住んでいたアパート付近では、自転車に乗る兄を「お兄ちゃん、待って」と笑顔で追いかける姿をよく見かけたそうです。両親は折り目正しく、躾に心を配っており母親は小さな少女の手を常にしっかり握っていて、野放しにするような事はしない両親だったようです。

同居していない祖父母がいる

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一緒には住んでいませんが祖父母がいます。事件の後で祖父は胸の内を語っています。きっと少女は祖父母とも仲良しだったのでしょう。「孫はかわいい」と言いますが、かわいい孫を突然奪われ本当にお気の毒です。

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