アルビノの美しい人や動物をご紹介|活躍して強く生きる裏には苦悩も

日本では外国人風ファッションやコスプレといった文化が流行る中、自発的に髪を白髪になるほどまで染める若い方も多くいらっしゃいます。特に大都会では街中でそういった方を見かける事も多く、それ故にアルビノの方もファッションと勘違いされ、あまり珍しいと目を寄せられることはないといいます。

アルビノの有名人

有名人の中にもアルビノが存在し、その方がアルビノだと知る方も多いのではないでしょうか。アルビノの方がメディアに出演する事への反響も大きくなっています。ここでは、そんなアルビノの有名人についてもご紹介させていただきたいと思います。

旧約聖書に登場するノア

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旧約聖書で登場する、あの有名なノアについて記されているエノク書という書物では、ノアは純白の肌に、白髪、美しい目を持っていたと記載されており、写真が残っているわけではないため確実な情報とは言い切れませんが、ノアがアルビノであったことが示唆されます。

レゲエミュージシャンのイエローマン

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本名はウィンストン・フォスター (Winston Foster)さんであり、イエローマンの呼び名は芸名です。レゲェ界の大スターである彼の芸名はアフリカ系のアルビノの肌が黄色く見えるという事からその名になっとされています。幼い頃にアルビノという理由で差別や両親から捨てられるといった過酷な過去を経験しているスターです。

日本のタレント粕谷幸司さん

アルビノとして培ってきたことを活かすためと日本でタレント活動を行われている粕谷幸司ですが、自身が普通の人と同様にアルバイトや就職活動を行ってきた事より、アルビノでも楽しく生きているという事を知って欲しいという気持ちも持たれています。

藪本舞さん

アルビノとして人と違うという葛藤を抱えており、現在ではご自身でアルビノの方やそのご家族の方が集まり交流する場である「アルビノ・ドーナツの会」を設立し、代表として活動されています。今ではアルビノである事に誇りを持っていると言われている藪本舞さんですが、悩みぬいた末の誇りであることは確かです。

美しいアルビノが苦しむ実際の生活

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アルビノという先天性に色素合成が出来ない人や動物が本当に普通の人と同じような生活が遅れているのでしょうか。ここでは個人の生活としてではなく、アルビノである事で生活がどのように変化しているのかをご紹介させていただきます。

常に周りから見られる苦痛

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他の人とは違う、という事は自然と他の人の目についてしまう目立っている事が多く、アルビノも例外ではありません。普通に生活していても普通ではなく常に周りからの目がある生活は普通の人からは想像もできない苦痛です。

病気由来のつらい生活

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本来人が体内で合成しているメラニンという色素は紫外線から肌を守ったり、視覚情報にも関与しています。アルビノの方の中にはそのメラニンが欠如していることにより、紫外線の影響をもろに受けるための対策が必要な方や、また資力的な問題を抱える方も多くいらっしゃいます。

協会もある

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アルビノを親族に持つ、近しい人がアルビノだという方々は、実際にアルビノについて同じ境遇の方と話し合いたいけれど、中々話し合うことが出来ないという悩みを持っています。そういった方々の話し合いの場として日本では日本アルビニズムネットワークという協会も設立されています。

アルビノの命が奪われる

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アルビノはその美しい見た目や希少さから、命を狙われる危険があります。日本や治安の良い国々では聞く事がない驚くべき事象かもしれません。しかし現在でもアルビノの人や動物の命を自身や利益のために奪ってしまう世界もあるのです。

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