エドゲインは異常な連続殺人鬼!サイコパスを作った母の洗脳と歪んだ生い立ち

男性である自己の否定と女性への変身願望

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やがてエドは「男」をやめること、女性への性転換を強く望むようになります。これは一般的に言う性同一性障害とは異なり、変身願望の一種です。ただ愛する母に望まれる存在になりたいという、幼子のように健気な心からくるものでした。

1950年代にはすでに性転換手術が始まっており、その影響を受けて性器の切除も考えたといいます。

解消できない欲求と死体解体からの快楽

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行き場を失ったエドの欲求は、生きた女性でなく死体へと向かうことになります。

死んだ人間であれば、性交渉という前提なしに思うがままに扱うことができる。性衝動は感じていたものの、本来の目的は女性の肉体を観察するため、その構造を自分に取り入れるために墓を暴いたのだと言います。

神聖化する母オーガスタ

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父と兄を亡くし、母子2人きりで過ごす日々の中、エドの中ではますます母の存在が肥大し、神に等しい崇拝の対象として神格化されてゆきました。

町の人とは相変わらず深くかかわることはなかったものの、母さえいれば彼は満足でした。しかし敬虔で平穏な日々も、いつしか終わりを告げることになります。

エドゲインが崇拝する母オーガスタの死

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1944年、オーガスタは病に伏し、翌年には亡くなっています。葬儀の際、エドは子供のように大声で泣きじゃくりました。他の誰も気づきませんでしたが、神が死に、真の孤独がやってきたからです。

彼はそれからも至って真面目に過ごし、町でも「物静かで丁寧な善人」として信頼されていましたが、ついに社会に溶け込むことはありませんでした。

遺体荒らしのターゲットは母親の面影を持つ女性

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母の死後ほどなくして、エドの墓荒らしが始まりました。母のように恰幅のよい女性ばかりを狙いました。エドがなるべき理想の女性像はオーガスタ・ゲインその人だったからです。

解体し、構造を観察した後は、食べ、飾り、身に着けることで同化を目指しました。彼の人生を再び母への愛で満たすために。

エドゲインのゴミ屋敷と母の綺麗な部屋

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警察に暴かれた時、エドの邸宅は悪鬼の巣のように人肉と汚物にまみれていましたが、母が使っていた部屋だけは封じられ、生前と変わらぬ状態が保たれていました。他の箇所と違いここだけは丁寧に修繕してあったといいます。

そこは絶対汚してはならぬ聖域であり、彼の中で母親の存在がいかに大きかったかを表しています。

逮捕後のエドゲインのその後とは

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エドの事件が報道された後、そのあまりの猟奇性にアメリカ中が大騒ぎになる中、1958年、エドワード・オセドア・ゲインはバーニス・メアリー両女性殺害容疑で告訴されます。

世間はエドを「悪魔、早く極刑に処すべき」という論調でしたが、弁護士はすぐに精神障害を主張、専門家立ち合いのもと鑑定が行われることになりました。

統合失調症と診断され精神病院へ

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精神鑑定の結果、エドは統合失調症を患っており、責任能力がないと認められました。その後は収監を逃れ、州立病院に身柄を移されています。

10年後、再び災難が行われ、第一級殺人罪が適応、精神病院への無期限の入院が命令されました。刑務所に入ることはなかったものの、エドが社会に出ることは二度とありませんでした。

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