エドゲインは異常な連続殺人鬼!サイコパスを作った母の洗脳と歪んだ生い立ち

サイコパスは一見して判別できないことが多く、理知的でカリスマ性を称え、利益のために他者を支配することに何ら抵抗感を抱かない。社会的に成功している者も多く、他者を見下しがちという性質を持っています。

一方ソシオパスは社会に適応できず孤立しがち、他人に対しても関心が薄い(利用すらしない)とされています。

ソシオパスは後天的特性

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何よりも決定的な違いは「生まれつきであるか、そうでないか」です。サイコパスは何かからの影響で形作られたものではない、生来の脳の特性によるものですが、ソシオパスは後天的な環境により形成されます。

つまり、平静な環境で育てばソシオパスは常人と何ら変わりない人格になりうるということです。

精神病質=犯罪者ではない

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サイコパスもサイコシスも、その特性を持っていたからと言って犯罪に直結するわけでなく、むしろ社会的に成功している者も少なくありません。

殺人など重篤な犯罪に走る者より、自信の特性を活用している人物のほうがずっと多いのです。たとえばスティーブ・ジョブスやドナルド・トランプもサイコパスであると指摘されています。

それでもエドゲインは「サイコキラー」

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エドはたとえサイコパスでなくとも、少なくともサイコキラーであったと思われます。サイコキラーとは精神病質などが原因で殺人を犯した者を指すので、ソシオパスだったとしても定義上はサイコキラーに当てはまるからです。

なおシリアルキラーは殺人そのものが目的であるため死体が目的のエドは該当しません。詳しくは下記記事からどうぞ。

死体に執着する殺人者たち

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世の中にはエドと同じように、殺人そのものに快楽を得るのではなく、その結果、「死体」に異常なまでに執着した人物が存在しました。この項目では、様々な方法で死体に手を加えた殺人犯をご紹介します。

人の心理は果てしなく奥深く、時に思いもよらぬ狂気的な結論に至るものです。

死体を食べたユ・ヨンチョル(韓国)

2003年から1年足らずの間に、20人以上を殺害して食したという韓国犯罪史上最も名高い連続殺人犯です。

経済的に豊かな人間や、性に奔放な女性を憎んでいたといいますが、それは彼が早くに父親を亡くし困窮して育ったことや、風俗嬢だった妻が自分を捨てて逃げたことに対するあてつけでもありました。

死体と同化しようとした男(日本)

愛知県で昭和初期に発生した、俗にいう「くび無し娘事件」です。とある中年男性が交際女性を殺害後、亡骸から衣類や財布、頭皮のついた毛髪や乳房まで剥ぎ取り、それらを身につけて縊死していたという常軌を逸した事件です。

エドの犯した犯罪と時代は違うものの多くの共通点が見受けられます。

死体と逃避行した阿部定(日本)

愛人であった男性を首を絞めて殺害し、切り取った男性器と共に逃避行して、日本中を大パニックに陥れた猟奇事件です。

逮捕後も実にあっけらかんとした様子あった犯人・阿部定は、「彼のすべてが欲しかったし、いつでもそばにいたかった」から彼の肉体の一部を切り取ったと語りました。

死体になっても愛したベラ・レンツィ(ルーマニア)

女性の猟奇殺人犯は、しばしば「愛」が動機になります。それは上記の阿部定や、ルーマニアのベラ・レンツィもそうでした。

彼女は恋愛に奔放な反面異常に嫉妬深く、自分と関係を持った愛人や夫、息子すらも「他の女のものにしたくない」と殺害し、地下室の棺に納め永遠のコレクションとしていました。被害者の数は、なんと総計35人。

猟奇殺人犯が展示されている博物館

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もちろん猟奇殺人犯はアメリカにだけ存在しているわけではありません。アジアのほほえみの国、タイにおいても凶悪犯は存在し、その国の伝説と化すまでになりました。

処刑された後、犯人は防腐処理を受け、タイの博物館で死後も半永久的に晒され続けることになりました。

場所はタイの医学博物館

タイの歴史史上もっとも凶悪であるとされた殺人犯、シーウィ。中国から渡った移民であり、現在はタイの医学博物館の中で、蝋で固められたミイラとして展示物のひとつと化しています。

彼はなぜ凶行に走り、死後も晒しもののような扱いを受けるに至ったのでしょうか?

6人の子供を殺害し、食べた

幼少期、村の老人に言われた「人の内臓を食べれば身体が強くなる」という教えを信じ、シーウィは6人の子供を殺害し、その心臓や肝臓を食しました。そうすることで病を取り払い、不老不死になれると心から信じていたのです。

処刑後もその残虐な犯行から、敬虔な仏教国であるタイで「供養する価値なし」と判決を受けたほどでした。

中国政府は遺体引き取りを拒否

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中国国民の犯した犯罪としてあまりに不名誉な内容であったためか、中国政府は犯人の遺体引き取りを拒否しましいた。彼の死体はそのまま博物館の所有物となり、展示は現在も続けられています。

異国の地で荼毘に付されることなく晒しものにされ続けることは、タイにおいて死ぬよりも酷い刑罰なのかもしれません。

死してなお恐れられる殺人犯

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1950年に絞首刑となった後も、シーウィは地元民に恐れられ続けてきました。「暗い夜道を出歩くとシーウィの幽霊と出会って食べられてしまう」という都市伝説があったほどです。

死してなお、タイ全土を揺るがした食人鬼のへの恐怖は人々の中に深く根付いていたのでした。

死刑囚は執行までどんな生活をしているのか?

エドは精神鑑定の結果、重い精神病として刑務を努めることはありませんでした。ですがもし「責任能力あり」と判断されていたら、場合によっては死刑判決が下された可能性もあります。

その場合彼はどんな最後を迎えたのでしょうか?現代のアメリカ刑務所に置き換えて、その生活を想像してみたいと思います。

刑の執行まで平均20年

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現在のアメリカは死刑執行まで長い期間を挟みます。それは弁護士が様々な法律を盾に、1日でも執行を遅らせようと奔走しているからです。

それは死刑反対のための運動や、えん罪回避のための活動でもありますが、報酬を少しでも長くもらい続けるために生かしている、という悪質な弁護士もいます。

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