廃墟となった遊園地65ヶ所まとめ!日本の廃墟遊園地から世界のものまで

廃墟遊園地㊵鳥取プレイランド(鳥取県鳥取市)

東条湖ランドと資本の出どころは一緒の姉妹的な施設です。昭和の終わりにオープンし、ゴーカート、観覧車、ジェットコースーターなどが設置されていました。とても良心的な価格で運営していたことが皮肉にも経営を圧迫しました。冬の間の休園期間の長さで客足が離れ、さらに阪神、淡路の大震災によって動員数が減り、閉園してしまいました。

東条湖ランドも閉園

プレイランドは平成7年、東条湖も平成12年、両園とも似たような時期にクローズとなりました。東条湖の方は「東条湖おもちゃ王国」と生まれ変わって、現在も営業中です。プレイランドの方は、廃墟と化して、平成20年になってから解体され、現在はカートのコースとしてこちらも活躍しています。

廃墟遊園地㊶三朝ファミリーランド(鳥取県東伯郡)

一番のウリにしていたポイントは、「ランズボローメイズみささ」という大きな迷路でした。ゲームセンターやバッテリーカーなどのアミューズメントも用意していました。近くには温泉施設やホテルなどもあり賑わいをみせていました。しかし、1988年のあたりに閉園となり、現在ではそのまま荒廃したラビリンスとなっています。

廃墟遊園地㊷一畑パーク(島根県出雲市)

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一畑薬師のそばにある山の上に造られ、一畑電気鉄道が与していたレジャー施設です。様々なアトラクションがあるだけでなく、動物園もありました。動物園には、ゾウ、トラ、ライオンに至るオーソドックスが生き物が目白押しでした。約20年ほど存続していましたが閉園となりました。跡地にはコーヒーカップの土台の跡が残るだけとなっています。

廃墟遊園地㊸仁尾サンシャインランド(香川県三豊市)

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当時、日が出ている時間が日本一長いということで、太陽熱発電をメインテーマに掲げた「仁尾太陽博」が開催されていました。その好評ぶりを拍車をかけるため、造られた遊園地です。太陽博にあったスフィンクス像を持ってきたり、ドーム型の施設がありました。観覧やジェットコースター、パターゴルフ場なども備え付けていました。

不況のため

ちょうど1980年代から始動したのもあって、バブルの崩壊のあおりをもろに受けてしまい、閉園となりました。廃墟となっていったのですが、2008年にはスフィンクス像も解体されてしまいました。跡地には、産直市場や太陽発電所が作られました。遺構が少々残っているが資材置き場などに移されているため、あまり昔の名残を感じられません。

廃墟遊園地㊹吉野川遊園地(徳島県吉野川市)

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戦前には江川遊園地とされていたところです。戦争中は、物資の不足のため木々がなくなり荒廃していました。戦後は、農地にするという動きがあったのですが、人々の復興にかける心により遊園地として再生されることになりました。

四国博覧会を機に

名称が「吉野川遊園地」に変更されました。通常のアミューズメントパークのように、観覧車、ジェットコースター、ゴーカートなどが揃えられました。水族館があったのですが、全焼してしまう火事に襲われてしまい、平成23年に遊園地自体が閉園となりました。解体された跡には、病院が建設されることになりました。

廃墟遊園地㊺ネイブルランド(福岡県大牟田市)

三池炭鉱が閉鎖された後の、次なる活気のあるものを作ろうとオープンした施設です。水族館に力をいれていたこともあってか、入り口には大きなクジラのアミューズメントがありました。他には、バイオ館などもあり、とてもバラエティに富んでいました。

大牟田市の熱い想い

ちなみに、名前にある「ネイブル」とは「へそ」を意味する言葉で、大牟田市が九州のへそになる、いわゆる九州地方の中心になってやるという意気込みが込められていました。しかし、入場者数が年々減っていき、閉園を迎えて、しばらくは放置されてましたが、約14年後に解体されました。

廃墟遊園地㊻志高ユートピア(大分県別府市)

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志高湖湖畔にロケートしている、昭和43年にできたレジャー施設です。当時の西日本では他の追随を許さない、かなり本格的なカートのレーシングコースを有していて、客層としてはやや高い年齢の方々を主にターゲットしていました。

興味をそそる廃屋の数々

巨大な迷路やスペースコースターなど変わったアトラクションが目白押しだった。また、フラミンゴも飼育されていて人々の目の保養になっていました。平成15年に、活動休止となった園は、部分部分は解体されましたが、迷路やお化け屋敷などはそのままの状態で、廃墟マニアには話題にされていましたが、平成30年に解体となってしまいました。

心霊体験の情報アリ

まず、お化け屋敷で自殺をしたと思われると死体が見つかったという噂があるのですが、こちらソースがどこになるのか不明です。ただ、迷路でおじいさんの幽霊に出くわした、浮遊霊を目撃したなどの話が浮上したりもしていました。

廃墟になった世界の遊園地19選!~アメリカ編~

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世界でもレジャー施設が豊富といえば、アメリカ合衆国を思い浮かべるかたもいるかもしれません。やはり、広大な大地を持つアメリカだけにスケールが大きいものが多いです。ここでは、厳選した7点の廃墟となってしまったプレイスを特集していきます。

アメリカの廃墟遊園地①シックス・フラッグス・ニューオーリンズ

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今から約15年くらい前に起きたアメリカ合衆国の巨大な暴風「ハリケーンカトリーナ」の影響をもろに受けてしまったアミューズメントパークです。ニューオリンズの被災地では、街のおおよそ80パーセントが水没するという惨事に見舞われ、災害から数年経っても復興がとても困難な状況でした。

台風の爪痕を感じさせられる

ローラーコースターは、腐食が激しく台風の凄惨さを物語っています。この遊園地は、ニューオリンズの市街東のエリアにおいて、とても低い位置になっており、最大で2.1メートルも浸水していて、一か月間も水が引かなかったぐらいです。

アメリカの廃墟遊園地②チッペワ・レイク・パーク

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なんと百年も続いた歴史の古いところです。場所は、オハイオ州のチッペワ湖の周辺にあり、1878年にアンドユー遊園として華々しくオープンしました。1960年までは始終好調だったのですが、そこから減少傾向に突入して、1978年に長い歴史の幕を下ろしました。

閉園後に放置

閉園後、31年間というとても長い間、遊具はほったらかしにされました。2000年代に入り、ホテルやレストラン、それにスパなどの再開発のプロジェクトが持ち上がりました。取り壊しがスタートして、すぐに再開発が進行する予定だったのですが、遊具が移動されて修理されることになりました。

アメリカの廃墟遊園地③ホーリーランドUSA

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お国柄なのか、コネチカット州のウォーターバリーにある宗教的な色合いの強いテーマパークです。カトリック教徒である弁護士であるジョン・バプティスト・グレコ氏によって考えられ、オープンしとても賑わいを見せました。

構想者が亡くなる

1984年にいったん閉鎖となりますが、これは衰退からくるものではなく、リニューアルしさらに拡大して躍進するためでした。しかし、ジョン氏が志半ばにして倒れることになり、計画は中断したまま、遊園地はとりのこされてしまいました。2013年には、市長とあるカーディーラーの手により土地を買い上げ、再び開発をする運びとなりました。

アメリカの廃墟遊園地④カジノ・ピア

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ニュージャージー州のシーサイドハイツにある海中のローラーコースターとし話題にあがっていたところです。シックス・フラッグズと同様に暴風の被害にあい、いったん閉鎖になりました。当時のハリケーンは2012年に発生した「サンディ」でした。

なぜ海中なのか?

実はこの遊園地は桟橋上に建てられていて、橋の一部が破壊されてしまい海に放り出されることになりました。その時、海の中にローラーコースターが落ちた写真が話題になり、廃墟遊園地の代名詞として取り上げられていました。

現在は

2013年になり、一部の遊具の運行が再開されることになり、すでに廃墟ではなくなっています。海中のコースーターは同年の5月に取り払われて、その時に壊れた桟橋は修復されてシーサイドハイツは、わずか一年足らずで息を吹き返しました。

アメリカの廃墟遊園地⑤ドッグパッチUSA

アーカンソー州ハリソンにあった、漫画「Li’l Abner」を題材にしたアミューズメント施設です。1968年からだいたい30年ちかく存続していました。コミック関連の遊具であるだけに価値のあるものも多くいくつかはうられることになりました。

ファンの探求心を刺激

遊具たちは売却や解体という形になりましたが、閉園してから10年以上たってもたくさんの施設が残ったままになりました。廃墟の愛好家が興味をそそられて、探索するようになり、後にドックパッチ内の記録が世に公開されました。

アメリカの廃墟遊園地⑥ランド・オブ・オズ

ノースカロライナ州にあり数か月で40万人も訪れるほど大盛況で、ディズニーワールドに次ぐ人気がありました。もともとは、山上にあるだけあって、スキー場の従業員が夏場でも収入を確保できるように造られたものでした。主人公のドロシーの家などがあって、まさに現実世界を忘れさせてくるような幻想的な風景が広がっています。

しかし10年後には

開園してから十年を経過したあたりから客足が減少していきましたが、基本的には店じまいという状態に突入しました。しかし、そこでも夢のようなロマンのあるイベントを展開していきます。常時運営は厳しくとも、年にたったの一度だけ解放するという希少性を人々に与えました。ただ、結婚式やなんらかの集会などで借りることはできるそうです。

アメリカの廃墟遊園地⑦ロッキーポイント・アミューズメントパーク

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ロードアイランド州ウォリックにあるナラガンセット湾にロケートしている遊園地です。同州内では、1950年代から60年代半ばに特に人気あるアミューズメントパークでした。しかし、90年代初頭には経営が調子悪くなり、閉鎖となって廃墟となりました。2003年頃に土地自体が売却されることになりました。

再度オープン

売却された翌年に放火による火災が起きました。そして2007年には、取り壊されることが決定しました。しかし、ウォリック市は再建に尽力し、土地の半分を購入してリニューアルされることとなりました。しかし、購入していない残り半分は、2011年時点ではフェンスで隔離されていて、入れないようになっております。

廃墟になった海外の遊園地19選~ヨーロッパ編~

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海外の遊園地はたくさんありますが、ヨーロッパに関しては、イングランドをはじめ古今東西さまざまなアミューズメントパークをご紹介していきます。中には、世界的な有名になった事故が原因であえなく閉園となってしまったものもあります。

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